NOと言えない人必見！　“コミュ力美人”篠田麻里子の「大人のための断るマナー」講座

上司・先輩・後輩にはさまれて会社での立ち居振る舞いが難しくなりがちな女子のために、モアモデルいちの“コミュ美人”篠田麻里子と2名の専門家が、読者のお悩みをズバッと解決！ いやな印象を与えないように“断る”方法を教えます。

【教えてくれた専門家はこの２人！】 ●三上ナナエさん みかみ・ななえ。プロマナー講師。『仕事も人間関係もうまくいく「気遣い」のキホン』（すばる舎）など著書多数 ●晴香葉子さん はるか・ようこ。作家・心理学者。著書に『ビジネスマナー&コミュニケーション解決BOOK』（彩雲出版）など

仕事をたくさん抱えているのに、上司や先輩からさらに仕事を押しつけられます。断るとイヤミを言われるので、引き受けてしまいます。（26歳・アパレル）

「気遣い→状況説明→代替案の順で話すと、いやで断っているようには聞こえません。『お手伝いしたいんですけれど、先に╳╳をやらなくてはいけなくて……。◯時からならお手伝いできそうです』という言い方ですね。イヤミに対しては、相手が言いそうなことを先に言うのが効果的。『いつもすぐお手伝いできなくてすみません』などと謝りつつ先取りしてください」（三上さん） 「『それってどうやればいいんですか？一緒にやって教えてください！』と甘えて、相手を巻き込む（笑）。相手も一緒にやらなければいけないなら、あんまり頼まれなくなりそうですよね」（篠田さん）

取引先から頻繁に飲み会に誘われます。毎回は行きたくなく、頻度を減らしたいのですが、なんと言えば雰囲気を悪くせずに断れますか？　（27歳・メーカー）

「『予定があるんですー』とだけ言えばOKです。文字で見ると短くてそっけなく見えるかもしれませんが、笑顔で言えば大丈夫！　嘘の理由をつくってしまうと、つじつま合わせが苦しいですから。何も約束がない日であっても、体を休めるのも予定のひとつ。“自分で自分にアポイントを取ったんだ”という意識を持つことも大切です。仕事をするために体力を回復したり、英気を養ったりすることは、必要なことなので、罪悪感は持たなくていいんです。『来月なら行けそうです』とほかの日時で行けそうな日を伝えるのも、よい印象を与えますね」（三上さん）

　断ることはどうやっても気まずい、言いづらい、心苦しい！　しかし、麻里子流“断る”を楽にする方法があるらしい。それって、いったいどんなワザ？ 「それはズバリ、相手と仲よくなっておくことです。特に相手が目上の人の場合は、すごく楽になります。“断りづらいなあ”、“苦手だなあ”と思う相手と、ふたりで食事に行ってみる。一緒に帰ってみる。そして、軽い悩みごとを打ち明けたりして、話してみる。……意外と優しい人だったりするんですよ！　そうやって仲がよくなると、『眠いから帰ります♡』なんてことも言えますよ（笑）。仲よくなるのが難しい場合は、“いや”ではなく“苦手”という理由で断るといいかも。たとえば電話に出たくないなら、“電話は、緊張して言いたいことがまとまらなくなっちゃうから苦手なんです”みたいな感じ。自分の弱いところとして見せてしまうんです。『できればメールか、会ってお話ししたいです』と、できることを伝えるのも忘れずに」（麻里子）

MORE2017年5月号では、今さら人に聞けない“叱る・謝る・断る”の正解マナーを大特集。みんなから集めた人間関係の「叱れない！」「謝れない！」「断れない！の悩みについて、コミュニケーションの専門家＆AKB48で活躍し、モアモデルの中で一番のコミュ力美人〝篠田真理子〟がアンサー！　読んでおけば、あなたの人生できっと役立つはず。詳しい内容は、ぜひ本誌でチェックして！