【ジブリパーク】「もののけの里」遊び方徹底ガイド! 見どころ・おすすめ体験・お土産・チケット入手方法
エディター&ライター
オキシマガジン(沖島 麻美)
『ジブリパーク』第2期エリアとして2023年11月にオープンした「もののけの里」。スタジオジブリを代表する傑作アニメーション作品『もののけ姫』の舞台であるエミシの村とタタラ場をモチーフに、和風の里山的風景をイメージして整備された『ジブリパーク』の体験型屋外エリアです。見どころ・遊び方・お土産情報などをお届けします(2025年5月更新)。
- 「もののけの里」はどこにある?
- 「もののけの里」へのアクセス方法
- 「もののけの里」のエントランス
- タタリ神のオブジェ
- 乙事主のすべり台
- タタラ場で五平餅の炭火焼き(冬季)・きなこ挽き(夏季)いずれかを体験
- 裏手から出て、タタラ場の周囲をのんびり散策
- 「もののけの里」でしか買えない、限定お土産をチェック
- 「もののけの里」に入るには? チケット入手方法
- 『ジブリパーク』概要
「もののけの里」はどこにある?
© Studio Ghibli
「もののけの里」のモチーフとなっているのは、不朽の名作『もののけ姫』の世界観。
© 1997 Studio Ghibli・ND
そんな「もののけの里」が作られたのは、『ジブリパーク』を擁する愛・地球博記念公園(通称:モリコロパーク)内の里山づくりの実験場「あいちサトラボ」の敷地内。一般の人たちが農業体験できる開放空間を目指し、“里山づくりに取り組む中で多くの学びを得られる実験場”というコンセプトを掲げて整備されているエリアです。
田んぼ、畑、自然の湧き水を貯める池や用水路、果樹園などがあり、かまどを備えた炊事場もあるサトラボですが、そうした農地エリアは約1.7ヘクタールで、全体の1/4程度。そのほかの土地の大部分を占める森の一画に作られたのが「もののけの里」で、サトラボの日本的な景観と調和を図って整備されたのだそう。
「もののけの里」へのアクセス方法
愛・地球博記念公園の北口エントランスから「もののけの里」までは徒歩約15分。公園に入ってすぐ左手にある地球市民交流センターを通って左手の道沿いに進み、右手にお花畑を見ながら左手に「猫の城遊具」エリアが見えてきたらもうすぐ! 猫の城の右脇道奥にあります。
「もののけの里」のエントランス
ここからは「もののけの里」の歩き方をナビゲート!エントランスは、シンプルな木製のゲートと紅白のテント、そしてタタラ場のブラウンはっぴを着たスタッフが目印です。
休憩処で一息つく? タタラ場に行く?
ゲートをくぐるといきなり分岐点。右の道を進むとタタラ場へ、左の道を進むと休憩処へ。「もののけの里」全体の世界観をまずは堪能したいなら右へ、絶対買いたいアイテムがある場合は左へ向かいましょう。本記事では右の道を選びます。
エミシの村の物見やぐらを眺めます。
右手には、エミシの村を守る物見やぐらがそびえたっています(登ることはできません)。見張りの村人と目があったら、にこやかに挨拶しておきましょう。
タタリ神のオブジェ
©️ Studio Ghibli
物見やぐらによるセキュリティを通過するとすぐ先に、作品に登場するアイコニックなキャラクター、タタリ神と乙事主(おっことぬし)を模したオブジェがふたつ並んだ砂場があります。
タタリ神のオブジェは全長約9m・高さ約 2.8m。カラフルなタイルで彩られていますが、アシタカの右腕に呪いをかけた張本人! その背に乗ることは許されません。記念撮影をするなら慎重に。
乙事主のすべり台
© Studio Ghibli
タタラ神の隣には、猪神の最長老である乙事主が鎮座しています。目こそ見えませんが、鋭い嗅覚や洞察力で、里への来訪者に関することはすべてお見通しのもよう。カラフルなタイルや玉石(白やグレーの丸い石)で見事な毛並みが生き生きと表現されています。
全長約7.6m・高さ約3.4mの巨大なオブジェの正体は、実はすべり台! 12歳以下のお子さま限定ではありますが、乙事主さまの懐に潜ると、上に登れるはしごがかけられていて、その背をシャーッと滑り降りることができますよ。
タタラ場で五平餅の炭火焼き(冬季)・きなこ挽き(夏季)いずれかを体験
©️Studio Ghibli
タタラ神&乙事主のオブジェが並ぶ砂場の奥には、「タタラ場」をモチーフにした体験学習施設が構えています。赤い幕が張りめぐらされたやぐらと、大きな草屋根が目印。作中ではエボシ御前が率いるタタラ集団が住む製鉄所ですが、「もののけの里」では季節に合わせたものづくりプログラムが体験できます。
【春・秋・冬季(10月〜6月下旬)】五平餅の炭火焼き体験
©️Studio Ghibli
10月から6月下旬の間は、愛知県など中部地方の山間部を発祥とする五平餅の炭火焼き体験ができます。
「もののけの里」のゲストなら誰でも入れ、予約不要ですが、別途有料(体験料金:¥1200/おひとりさま※)。タタラ場を入った入口で受付します。
くるみみそ・しょうゆ・ナポリタンの3フレーバーから好きな味を選ぶと、五平餅1本・瓶詰めソース1個・小スプーンがのった紙皿を渡されますので、スタッフの案内に従って空いている七輪の前へ。指示に従って、くるくるひっくり返しながら餅を焼きます。
焼き上がったら、セルフサービスのお茶とともに、タタラ場の建物の周囲に設置されているベンチに腰掛けて五平餅をいただきましょう。SNS映えするような記念撮影もお忘れなく。余った瓶詰めソースはお土産として持ち帰ることができます。
【夏季(6月末〜9月)】きなこづくり 石臼挽き体験(わらび餅つき)
©️ Studio Ghibli
2025年6月25日(水)から9月29日(月)までの夏季期間、新プログラム・きなこづくり 石臼挽き体験(わらび餅つき)の開催が決定。石臼(いしうす)を使って大豆をゴリゴリと挽(ひ)く、昔ながらの方法が体験できる予定。料金は¥1000です。挽きたてのきなこをまぶしていただくわらび餅は最高に美味しそうですね!
【「もののけの里」タタラ場 概要】
体験受付時間/平日:10時〜16時半・土日祝9時〜16時半
申し込み方法/タタラ場に当日直接お越しください
体験料金/五平餅炭火焼き¥1200・きなこづくり¥1000(おひとりさま)
※五平餅がなくなり次第終了 ※12歳以下の来園者による体験は保護者の同伴が必須 ※体験対象年齢は10歳以上。9歳以下の来園者は体験不可(入場は可能)
裏手から出て、タタラ場の周囲をのんびり散策
小腹を満たしたところで心身にちょっぴり余裕が出てきたと思いますので、ぜひ「もののけの里」の豊かな自然や田畑を堪能する時間を作ってみてください。タタラ場の裏門から出たところにある炭焼き小屋を眺めつつ(続)、
タタラ場をぐるりと囲むいかつい木の柵の先っぽにしがみつく赤とんぼを撮影したり、鳥たちにつつかれるのを唯一まぬがれたらしい柿の実が木の枝にぶら下がっているのに気づいたり、靴のつま先にコツンと当たってコロコロ転がるどんぐりを拾ったり、タタラ場の草屋根の育ち具合を観察したりetc.、季節によって移り変わるさまざまな里の表情を楽しんで。
タタラ場の周囲に植えられた陸稲
「もののけの里」でしか買えない、限定お土産をチェック
©️Studio Ghibli
里から引き上げる前に、ぜひ休憩処に立ち寄って! 2005年に開催された「愛・地球博」が開催された際、現在「どんどこ森」エリアにある「サツキとメイの家」の隣に建てられていた管理棟を移築した建物なのだそう。「もののけの里」のムードに合わせて石置屋根仕様にお召し替えしたそうな。
休憩処では、お土産にぴったりな「もののけの里」オリジナルアイテムのほか、「極ふつうのラムネ」(¥200)や、新商品「極ふつうのレモネード」(¥250)といった『ジブリパーク』オリジナルドリンクも販売されています。
(上から時計回りに)干し肉「もののけの里」¥788・マスコット/タタリ神¥1540・マスコット/乙事主¥1540
「もののけの里」に入るには? チケット入手方法
「もののけの里」に入場できるチケットは下記3種類。いずれも完全予約制で、毎月10日14時に入場2カ月前のチケットが発売されます。公式チケット販売サイト・Boo-Wooチケットにてご購入ください。
- 大さんぽ券プレミアム:「もののけの里」・「魔女の谷」・「ジブリの大倉庫」・「どんどこ森」・「青春の丘」の5エリアおよび施設内すべてに入場可能
- 大さんぽ券スタンダード:「もののけの里」・「魔女の谷」・「ジブリの大倉庫」の3エリアに入場可能
- 「魔女の谷」・「もののけの里」セット券
©️ Studio Ghibli
※「ジブリの大倉庫」・「魔女の谷」には入場時間の指定があります
※購入にあたり、別途システム利用料(1枚につき¥110)が必要です
※3歳以下は無料です
※ジブリパーク指定の障害者手帳をお持ちの方と、同伴者1名までは各券種の半額料金です
※Boo-Woo チケットのほか、全国のローソンやミニストップ店頭の「Loppi(ロッピー)」でも販売しています
『ジブリパーク』概要
スタジオジブリによる企画監修のもと、愛・地球博記念公園内に整備されたテーマパークで、2022年11月1日に開園。「ジブリの大倉庫」・「青春の丘」・「どんどこ森」・「もののけの里」・「魔女の谷」の5エリアがあります。
- 住所/愛知県長久手市茨ケ廻間乙 1533-1(愛・地球博記念公園内)
※詳しいアクセス方法はジブリパーク公式ウェブサイトをご覧ください
※ジブリパークの専用駐車場はありません - 営業時間/平日10時〜17時、土日曜・休日 9時〜17時
- 休園日/火曜(休日の場合は翌平日)、年末年始、メンテナンス作業による指定日他
写真提供・取材協力/©️Studio Ghibli 取材・文/沖島麻美 ※掲載されている情報は2025年5月9日時点でのもので、個人の見解も含まれます。最新の情報は現地または公式ウェブサイトなどでご確認ください
編集&ライター歴18年目の姉MORE世代。宝島社『InRed』『GLOW』→ハースト婦人画報社『ELLEgirl』を経て独立。ベテランプロ目線で厳選した人気の上質プチプラアイテムやお役立ち情報を続々お届けしています♡