知りたい! “移住女子”のワークスタイル
好きな街で、ウェルビーなお仕事ライフを。
リモートワークの導入やライフステージの変化に伴って、全国各地に移住する女子が増加中。お気に入りの街で自分らしく働く、素敵なライフスタイルに密着しました!
東京➡︎長崎へ移住「コロナ禍でのピンチが、新しい生活と挑戦のチャンスに」
フリーランス 笠井さくらさん
1991年生まれ。商社勤務を経て、2017年に渡米し旅行&イベント会社「ATS」に就職。現在はフリーランスで「ATS」の業務、不動産会社の事務、地元チアリーダーチームのマネジメントを行う。
HISTORY
コロナ禍の影響で給与がカット! 現在の夫とともに生活費の高いL.A.から一時帰国した笠井さん。家賃を節約するために長崎県の実家で過ごすうちに移住を決意。4カ月後には家も購入!
Daily Schedule
「現在妊娠中なので、太らないように運動を日課にしています。仕事量の割合は、不動産業5:アメリカの仕事2:クロワッサン店2:チア部のマネジメント1です」(笠井さん、以下同)
笠井さくらさんの移住ストーリー
「移住してよかったことは数えきれないですが、いちばんは仕事とプライベートのバランスが整って、人間らしい生活を送れるようになったこと。その大きな要因は長崎での生活費の安さですね。コロナ前に住んでいたL. A.は物価が高く、日々がむしゃらに働いていました。コロナ禍の影響で仕事が減り、東京に一時帰国したのですが、リモートワークなら東京に住む必要ないじゃん! と気づいて。諫早市の実家で居候生活をスタート。L. A.では苦しかったお給料も、ここでは十分。仕事量も減ったので実家の不動産業を手伝っているうちに地域とのつながりが増えて、温かい人柄など長崎の魅力にどんどん引き込まれていきました。
心に余裕があると、不思議と仕事のアイデアもどんどん生まれるんですよ! 学生時代に打ち込んでいたチアダンスの経験を生かせないかと地元のバスケチーム『長崎ヴェルカ』に連絡し、チアリーダーのマネージャーに就任。夫が作ってくれたクロワッサンにビジネスチャンスを見出し、お店もオープンしました。
家業にも本格的に取り組むようになって収入が安定したので、アメリカの仕事は案件ベースのフリーランス契約に変更。スケジュールを自由に組めるので、NFLの試合観戦で夜更かししたり、人が少ない平日に遊びにいったり、プライベートも充実しました。仕事人間だった私を変えてくれた街に恩返しするべく、今後は地域活性化に取り組んでいく予定です!」
NOTルーティンな生活が好き!
「毎日違うことをする生活が刺激的。唯一の不満は、L.A.との会議のための早起きです(笑)」
ひと目惚れした家をゲット
「不動産の仕事で見つけた古民家を購入。夫とふたりでリノベーションし、唯一無二の空間が完成しました。花柄の壁紙の部屋がお気に入り」
夫とクロワッサン店をオープン!
「L.A.の会社で出会った夫の本業はアメリカの仕事なので、お店は不定期営業。休日は繁華街に出店したりもしています」
笠井さくらさんのウェルビーな休日の過ごし方
「DIYして作った自宅のテラスがお気に入りで、休日はゆっくりくつろいでいます。両親&兄家族と海へ行ったりも」
関連リンク
撮影/川原孝子 取材・原文/衛藤理絵 中西彩乃 構成・企画/西脇素子(MORE)