関ジャニ∞ 男前なポジティブ論

グループ結成から約19年。振り返ると、その道のりは決して平坦なものではなかった。そんな険しい道のりを、どんな時も諦めず、前を向いて共に闘いながら進んできた。そんな関ジャニ∞だからこそ語れる“ポジティブ論”。世界が一変してしまってから、気持ちが焦ったり、不安になったり……。こんな時代だからこそ、ときに厳しく、ときに優しく、説得力のある言葉の数々で、頼れるアニキたちが悩み迷う読者を叱咤激励!

2021年MORE7月号掲載企画から、インタビュー記事をお届けします。

丸山隆平 RYUHEI MARUYAMA

丸山隆平
プロフィール●1983年11月26日生まれ。『サタデープラス』メインキャスターとしても活躍。現在、ドラマ『着飾る恋には理由があって』に出演中

丸山さんはポジティブですか?

ネガティブです(即答)。基本的に自分への評価は低いタイプ。ほめられても「本当か?」と疑ってしまうし石橋も渡る前に壊れるくらい叩きまくりますからね。でも、ネガティブってとらえ方によっては“慎重”や“謙虚”という意味にもなる。決して悪いことじゃないと思うんです。慎重だから準備する、謙虚だから努力を惜しまない。自分自身を成長させてもくれますしね。よく「良薬は口に苦し」と言うけれどネガティブはその苦い部分。その苦みが強いほど得るものも大きい気がしています。

一緒にいて幸せな気持ちになれるのってどういう人?

食の趣味が合う人! “グルメ”というより“食いしん坊”、屋台のたこ焼きひとつでも「これ、おいしいね」を共感できる人。 “好き”を共有できるのってすごく幸せなこと。ちなみに、僕の代わりに苦手なパクチーを食べてくれる人も大好き(笑)。

人生を歩むうえで大切にしていることは?

自分に飽きないこと、自分を諦めないこと。

落ち込んだ時の心の立て直し方は?

とにかく静観。自分の中で嵐が過ぎ去るまで黙ってジッと待つ。無理に気持ちを上げようとはしない。ただ、近くにいる人へは伝える。「すいません、今日はそういう日です」ってそうじゃないと誤解を招いたり不快な気分にさせてしまうかもしれないからね。誰かに相談するってこともしない。それを口にするのは悩みが過ぎ去ってから。誰かの言葉を頼って答えを出してしまうと成功した時は「その人のおかげ」になり失敗した時は「その人のせい」になる。ちゃんと後悔することすらできなくなってしまう。そもそも無傷で生きようなんて難しい話なんだからだったら、傷だらけになってでもひとつひとつの経験を自分のものにしていきたい。

20代の後輩から「人生、うまくいかないんです」と相談が。どんな言葉を届けますか?

言葉なんてかけない、届けない、「おおいに悩め」ですよ!! 悩み考え自分の成功例と失敗例を増やしていけばいい。話は乗り越えた時にちゃんと聞く。その時は「つらかったな」、「お疲れさま」と声をかける。「なんも言わんかったけどわかっていたで」を伝える。頑張った人ほどその言葉はしみるやろうし、悩んでいる最中の「頑張れ」よりよっぽどうれしいと思うんです。その時間を共有できる先輩であり友達でありたいと僕は思う。
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