『りぼん』で連載中の人気コミック『ハニーレモンソーダ』がついに実写映画化。主演を務めたSnow Manのラウールさんは、6月27日に誕生日を迎えたばかりの18歳。今もっともみずみずしい男子の、胸の内。

2021年MORE8月号掲載企画から、インタビュー記事をお届けします。

もしもラウールと待ち合わせしたなら……

理想の待ち合わせ

ラウール「待ち合わせって、その日の最初のイベントじゃないですか。だからちょっとクスッと笑えるくらいの明るいスタートにできたら楽しいと思うんです。たとえば僕が道の途中に隠れていてドッキリを仕掛けたり、脱出ゲームみたいに僕が考えた謎を解いてもらって、ゴールにたどり着いた彼女が扉をガチャッと開けると僕がいる……みたいな(笑)。手が込んだサプライズをしたら盛り上がりそう。僕、デート前には必ず『これを話そう』とか会話の内容もしっかり考えておくタイプだと思うんです。だから待ち合わせも毎回、好きな子に喜んでもらえる仕掛けを考えたいなあ」

理想のデート

ラウール「つきあいたてって何をしゃべったらいいかわからなくて困りそうなんで、犬に助けてもらいます! 僕は飼ってないので、彼女の犬と散歩する設定。『わ、走った!』とか、『かわいいね♡』とか、とりあえず犬がいてくれたらなんとかなりそう。ただし犬も僕みたいな性格だとまずいことになるので、犬だけは明るい陽キャでいてほしいです。あと行ってみたい場所はラーメン屋さん。なんなら最初のデートで行きたいです。カッコつけすぎて緊張するより、気持ちは楽でいたいから。そこで好きな子がラーメンをおいしそうにすすってくれたらカッコいいなって思うし、ドキッとして惚れ直しちゃうかも」

界のキュン名言をラウールと考察してみた。

原作コミックの『ハニーレモンソーダ』に登場する三浦界の名言の数々を、リアルに劇中で再現したラウールさん。そのセリフを読んだ時の衝撃はもちろん、ひそかに練った演技プランも打ち明けてくれました!

「言えよ 昨日のこと オレに」「よく出来ました」

中学時代に“石”というあだ名をつけられ、いじめられていた過去があるヒロインの石森羽花。自分に自信が持てず、つらいことがあっても飲み込んでしまう彼女に“助けて”と言わせる界の優しさにキュン!『ハニーレモンソーダ 1巻』(集英社)
『ハニーレモンソーダ1巻』©︎村田真優/集英社
©︎村田真優/集英社
ラウール「冒頭10分くらいで登場する最初の甘いセリフだから、甘さの塩梅を考えながら演じた気がします。ここではまだ甘さ15%。表情もSっ気を出しました」

「くだらない小さな夢ばっか そんなもん オレが簡単に叶えてやる」

友達がいなかった羽花の夢は“放課後に寄り道したり月が出るまで帰らなかったりする”こと。『ハニーレモンソーダ 1巻』(集英社)
『ハニーレモンソーダ1巻』©︎村田真優/集英社
ラウール「高校生が夢を叶えてやるって、すごくないですか? ここまでキザレベルが高いと、一周回っておもしろい感じになってしまう気がして(笑)。とにかく余裕がある雰囲気を心がけました」

「石森係」

羽花を心配し、なにかと世話をやいてくれる界のキラーワード!『ハニーレモンソーダ 3巻』(集英社)
『ハニーレモンソーダ3巻』©︎村田真優/集英社
ラウール「学校で咲き始めた恋だとわかるおしゃれなセリフですよね。僕が女の子から“ラウール係”なんて言われたら苦しくなっちゃうと思う(笑)。ちなみに小学生の頃の僕の係は“いきものがかり”。亀のお世話をしてました」

ラウールの“レモンソーダ男子度”を測ってみた。

ハニーレモン度(ほぼ)100%です

ラウール「僕のハニーレモン度はほぼほぼ100%! 甘酸っぱさがあるかは……よくわからないけど(笑)、好きな人には僕のことをずっと好きでいてほしいからときめいてもらうためにいろいろと頑張ると思う。あと、よく自分で撮ったおもしろ動画を編集して友達やメンバーに送りつける遊びをやるので、好きな子にも送りたい。というか基本的に友達は目黒(蓮)くんくらいですけど……。ひなまつりの時に送ったのは、紙でぼんぼりと桃の花を作って、曲に合わせて家で踊るハッピーな動画。目黒くんからは『うける』とか『笑』って返信が来ました。ちゃんと反応してくれるのがうれしくて送っちゃうんですよね。グループの中では僕、生粋のお笑い担当ですから!」

ソーダ度0.1%

ラウール「さっきハニーレモン度がだいたい100%と言ったのは、ソーダ度がほぼ0%だから。刺激的な部分なんて全然ない。日常生活でカッコつけるとかがちょっとできないです。『ハニーレモンソーダ』で僕が演じた界くんはクールで塩対応なキャラだけど、僕はそういうことをしてしまったら相手が離れていってしまうんじゃないかって怖くなると思う。だからせめて、好きな人との時間は明るくいたいな。誰にも言えない秘密もないから、ミステリアスさもゼロ。口軽いんで、なんでもメンバーに言っちゃいますから。包容力も今のところはないかも。それより、メンバーやファンのみんなの包容力がすごい。すごくうれしいし、僕は守られてるなって感じてます」

映画『ハニーレモンソーダ』

ストーリー

髪をレモン色の金髪に染め、ソーダみたいに刺激的な三浦界(ラウール)は、引っ込み思案で自分に自信のない同じクラスの石森羽花(吉川愛)の世話をやいてくれるようになる。徐々に距離が近づいたふたりだったが、界は羽花に打ち明けていないある秘密を抱えていた……。●公開中
三浦界役のラウールと石森羽花役の吉川愛のツーショットビジュアル
©2021「ハニーレモンソーダ」製作委員会 ©村田真優/集英社

RAUL プロフィール

らうーる●2003年6月27日生まれ、東京都出身。2019年1月にSnow Manに加入し、2020年1月にCDデビュー。『MEN'S NON-NO』のレギュラーモデルも務める。彼女と一緒に聴きたい曲は『Mr.Parka jr.』(チョコレートプラネット)。Snow Manの曲は「気まずいから恥ずかしい」のだとか

『ハニーレモンソーダ』の新刊&番外編集が2冊同時発売中

『ハニーレモンソーダ』17巻の表紙
『ハニーレモンソーダ』17巻 ©村田真優/集英社
番外編集『ハニーレモンソーダ Side Stories』の表紙
番外編集『ハニーレモンソーダ Side Stories』 ©村田真優/集英社

>>『りぼん』で連載中の人気コミック『ハニーレモンソーダ』の作品紹介&試し読みはこちらから!
http://ribon.shueisha.co.jp/rensai/honeylemon/
取材・原文/松山 梢 構成・企画/渡部遥奈(MORE)