選べる私、最高だ! MORE45周年 スペシャルインタビュー

「自分で納得して選びたい」
20代の女性たちと話していて、よく耳にする言葉です。自分らしさは、自分が選んできたものの集合体とも言えるから納得して選べれば満足度は上がるし、たとえ失敗しても諦めがつくというもの。では、どうしたら“選べる自分”になれるんだろう? 今回、MORE創刊45周年記念号の巻頭企画として、この疑問に向きあうことにしました。キラキラと輝いている人たちは、何をどう選んでいる? さまざまな分野で活躍する12人の言葉から、素敵な人たちが輝いているのは、特別な何かだけじゃない一歩を踏み出す勇気があるからだと気づかされます。選ぶためのヒントにあふれる、その言葉から、あなたも勇気をもらってください。そして一歩踏み出せば、心の中で言いたくなるはず。
「選べる私、最高だ!」と。

女優 黒島結菜

プロフィール

YUINA KUROSHIMA
くろしま・ゆいな●1997年3月15日生まれ、沖縄県出身。日本大学芸術学部写真学科中退。現在、NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』に出演中。映画『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』が6月24日公開
ピンクのカーディガンを着た黒島結菜
カーディガン¥55000・ニットTシャツ¥29700/オーラリー イヤリング¥19800(ペアプライス)/ドール(フミエタナカ)

自分にとって必要じゃないものを手放したことで仕事もプライベートもうまく回りだした

計画性も人生プランも特にない私にとって大切なのは、“今”。思い返してもここぞという大きな決断をしたことはないけれど、自分にとって今必要じゃないなと思うことを手放す選択はしてきました。たとえば大学をやめたことがそう。写真を学ぶために入学したけれど、仕事のスケジュールが調整できず単位が全然取れなかったんです。しかも単位のために写真以外のレポートも書かなきゃいけないのがつらくて。写真は自分でもできると思って、「やめよ!」って感じで手放しました。大学をやめてからは時間に余裕ができて、プライベートが充実。友達と会ったり、ちゃんと家でごはんを食べたりすることで気持ちも前向きになったし、仕事もより楽しくなりました。
緑のTシャツにピンクのカーディガンを羽織った黒島結菜
ずっと考えていた保護犬を迎え入れたのもちょうどその頃。気になっていた保護施設に思いきって予約をしたんです。そこで今飼っている犬と出合い、2週間後には家族になりました。その選択は一切後悔していないし、むしろ勢いがないと踏み出せなかったかも。犬をきっかけに新しい友達もできて、環境の話やお仕事の話をマジメにすることも。刺激になることばかりで楽しくて、今はみんなに置いていかれないように頑張っています。物ごとを決める時はだいたい、感覚とか勢いとかタイミングとか運任せ。でもその選択を正しくするのは、自分次第なのかもしれませんね。
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撮影/嶌村吉祥丸 ヘア&メイク/斎藤紅葉(eek) スタイリスト/伊藤省吾 取材・原文/松山 梢 構成・企画/福井小夜子(MORE) ※掲載商品の発売時期については変更等の可能性があります。メーカーHP等で最新情報をご確認ください。