【コロナ禍の転職&副業】働く女性のリアルな実態&プロが教える理想の働き方とは?

変化の真っただ中にいる“今”。コロナ禍の転職や副業はどうなってる!?

新型コロナウイルスの感染拡大によって、今までの働き方や価値観のアップデートが求められてる昨今。この時期に転職や副業をした女性に、withコロナの働き方について調査! プロのアドバイスや企業のトレンド、新しい働き方を参考にして、思い描く働き方への道を切り開こう!

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【働く20代女性に調査】コロナ禍のみんなの働き方は?

Q. 自分自身の働き方について、価値観は変わりましたか?

YES 87%

Q. 具体的に、どんな働き方に興味を持ち始めましたか?

コロナ禍で75%の人が副業を考えたと回答
収入源をひとつの仕事に依存しない意識の芽ばえや、リモートワークによる時間創出によって、これまで以上に副業への関心が高まっている!

また、リモートワークの浸透で、地方へのUターンやIターンなどの関心も増加傾向。逆に、「転職するにはいいタイミングではないのでは?」という消極性も見られたけれど、実情はいかに……?

20〜30代の女性が求める働き方キーワード

副業
「SNSが盛んになったので、副業にして発信したいと考えるように」(28歳・金融)
「外出自粛期間の休業手当に不満が。ほかの収入源として副業を調べ始めた」(25歳・受付事務)

リモートワーク
「リモート環境でもまったく支障がないので、今後も続けたいと思った」(25歳・IT系)
「在宅ワークで自分に使える時間が増えて毎日が有意義に。週3日くらいは在宅にしたい」(28歳・建設系)

フレックスタイム制&シフト制
「出勤時間を自分で選ぶことで、朝の通勤ラッシュなどのストレスや新型コロナウイルス感染の不安も少なくなる」(24歳・メーカー営業)
「自分の裁量で働く時間を決められれば、平日の時間の使い方も選択肢が増えるし、その分成果を上げようというモチベーションにもなる」(27歳・マーケティング)

地方への移住
「リモートワークが進めば、オフィスが近い都心でなくても、自分の暮らしたい場所を優先して働き続けたい」(29歳・営業事務)
「リモートワークしたことで、“通勤のために都内に住み、都内の高い家賃のために働く”という矛盾を痛感した」(28歳・Webライター)

転職
「外出自粛期間中に友達と仕事の話をすることが増え、いろんな社風や働き方があることに気づいて興味がわいた」(26歳・公務員)
「今までは気づかなかった会社と自分の価値観のズレに気づけたので、自分が求める環境に転職したい」(26歳・コンサルタント)

社会貢献などの活動
「今回の苦境に対してSNSでいろんな社会貢献活動が立ち上がっているのを見て、自分も社会貢献につながる活動や働き方がしたいと興味を持った」(27歳・保育士)
「仕事だけでなくボランティアなどにも関心が出てきて、地域に貢献することで経験を広げたいと思った」(28歳・Webメディア)
 

【働く20代女性に調査】副業にしていること、これからしたいと思っていることは?

1. 動画制作(例:YouTuber)

比較的どこでも作業が可能で、自分の特技や趣味を生かすことができる点、また、成長分野という理由で、YouTubeを中心に動画業界への関心が高い様子。

「YouTubeなどを通して、本業で培ったエビデンスの情報提供を副業にしたい」(30歳・助産師)、「ニーズが高まっている動画編集に興味がある」(28歳・ライター)、「タレントの『YouTube Live』の配信サポート業務をしています」(29歳・旅行系)

2. Webライター/翻訳

仕事発注サイトが充実しているWebライター業や、語学スキルを持っていれば挑戦できる翻訳業など、パソコン環境が整っていれば始められる職種が、在宅勤務スタンダード時代の人気。

「在宅でできて、本業にも生きるライター業に興味を持ち始めました。今は文章の書き方を独学で勉強中!」(25歳・広告系)、「スキルアップにもつながる、翻訳の仕事が気になっています」(28歳・建築設計)

3. EC販売

誰でも無料でネットショップを開設できるようになり、自分のブランドをオープンする人も。特に、ハンドメイドアクセサリー販売が人気のようで、『BASE』や『STORES』といったECサイトを利用している人が大多数。

「これからの時代、自分だけのスキルが必要と考え、アクセサリーブランドを運営しています。最近は、収益を増やすために、ECサイト運営を勉強し始めました」(28歳・IT系)

4. 講師

『DMM オンラインサロン』や『タイムズチケット』など、オンラインサロンやスキルシェアサービスなどが話題の近年、本業や趣味で培った専門知識などを活用して、講師業に挑戦する人が増加中。

「日日コスメ研究をしているので、オンラインでメイクレッスン講座の開設をしたい」(23歳・営業)、「簡単に登録できる『ストアカ』を使って、英会話講師を始めようと計画中です」(29歳・航空系)

コロナ禍で女性が身につけるべきスキルは? 仕事の悩みにプロがアンサー

教えてくれたのは、『リクルートキャリア』のみなさん

岩山笑子さん
ハイキャリア領域のコンサルタントで、主にIT領域を担当。今までに、約500名ほどの転職実現をサポート

小松麻美さん
事務職全般を担当するキャリアアドバイザー組織のマネジャー。地方への転職サポートをしていた経験も

高島優花さん
モア世代の広報担当。中途採用市場に関するレポート作成なども行う。地方×副業などの事例取材も

Q. ウィズコロナ時代。なんとなく将来の不安はあるけれど、今はまず何をするべき? この会社で働き続けていいのか? もし急に仕事がなくなったら?

A. 今こそ自分が求める働き方、暮らし方を見極めるチャンスです!

「生活や仕事環境、価値観を変えた新型コロナウイルス。今後のキャリアやライフプランを考え始めるモア世代のみなさんの中には、加速度的に変化する未来に不安を感じている方も多いのではないでしょうか。その漠然とした不安を解消するには、まずは自分の考えを整理し、クリアにすることから始めましょう。『どんな働き方をしたいか?』、『譲れないライフスタイルは何か?』、『来年、5年後、10年後、どんな自分になっていたいか?』、『自分の強みは何か?』などをノートに書き出して、自問自答してみてください。そうして明確な自分軸(=目指すべき未来)を持つことができれば、今自分に必要な情報収集や相談すべき相手が見えてきて、不安を前向きな行動に変えていけます」(岩山さん)

Q. 働き方の話を友達とするようになったけれど、人によって価値観はバラバラ。誰に相談するのが正解? どうすれば、進むべき方向が見えるようになりますか?

スマホで相談している女性
A. まずは、本音で話せる家族やパートナーに。キャリアアドバイザーにも気軽に相談を。

「働き方を考えるうえで、自分の将来に関係が深い家族や配偶者、パートナーとあらためて話をすることが大切。結婚したら、子供が生まれたらなど、ライフステージに合わせてどんな働き方ができるか、家族のサポートが必要なのかを明確にできるからです。また、本音で話せる友達や同僚はもちろん、プロのキャリアアドバイザーに相談するのもおすすめ。どんな些細なことでもいいので、理想とするキャリアやライフプランを、壁打ちのように人に話すと、自分の中の譲れないポイントが浮かび上がってきます。また、ネットを活用するのもひとつの手。たとえば、SNSで共感できる働き方や考え方のサンプルを収集するのも、自分の目指すべき未来の道すじを見つけるのに便利です」(岩山さん)

Q. 先行きが見えない今の状況下で転職活動をしても、いい会社には出合えないですよね?

A. むしろ、会社の本質が見えやすいタイミングでもあります。

「以前から転職活動中の方にとって、転職先として視野に入れていた会社が採用を一時休止してしまうなどの影響があったことは事実です。ただ、社会全体としては、大幅に転職市場が縮小しているわけではありません。むしろ、世の中がこのような状況になった現在でも採用活動を積極的に行っている企業は、人材に投資する体力や、変化にもスピーディに対応する力があるとも言えます。また、リモートワークで通勤時間がなくなり、以前より時間に余裕ができたからこそ、転職活動にも力を入れやすくなっているはず。働き方を変えたいと考えているのであれば、臆せずリサーチを始めてみてください」(高島さん)

Q. これからの時代、身につけておいたほうがいいスキルはありますか?

A. 新時代に活躍するならITリテラシーは磨いて損なし!「柔軟さ」が未来を切り開く手助けに。

「コロナ禍を生きる私たちは、今後も今まで培った価値観やスキルが、突然立ちゆかなくなる現実に直面する可能性があります。そんな時に大切になるのが、変化を受け止める“柔軟さ”と時代を読むための“情報収集力”です。偏った情報ではなく正確かつ有益なニュースを読んだり、客観的な視点でSNSなど世の中の声を受け止めるなど、社会人として冷静な“情報収集力”は身についていますか? そういったITリテラシーの見直しと向上を目指していれば、自ずと時代の流れが察知できるようになり、変化にも柔軟に対応できるはずです。また、事務職の方であれば、テクニカルスキルとして、『Excel』の技術を磨ききるなど、すでに持っているスキルのレベル向上に取り組んでみてください。簿記や秘書検定、英語力の証明として『TOEIC』の取得も仕事の幅を広げてくれます。自分の興味や時代の変化にしなやかに対応していくには、何ごとも学び続ける習慣を身につけておくことが重要になると思います」(岩山さん、小松さん)

Q. プライベートも大切にしたいので、ほどほどに働きたいです。これからの時代、そんな考えでは通用しないですか?

パソコンで仕事をする女性
A. 働く時間や場所の選択肢が増えているからこそ、わがままになってよし!

「むしろ、自分に合った働き方を探るうえで、プライベートとのバランスを考えることは必要不可欠! 『家族や友達との時間』、『住みたい場所』、『時間を費やしたい趣味』など、自分のライフスタイルと仕事をどう両立していきたいかを書き出してみましょう。そうすれば、今の会社に勤め続けるのか、ほかのキャリアの道を探るのか、具体的に見えてきませんか? 何もキャリア志向だけが正解ではありません。どのような距離感で社会と接点を持ち続けたいのかを明確にすれば、理想のキャリアデザインを描いていけるはずです」(小松さん)

Q. これから、どんな業界への転職が人気になりそうですか? 転職するとしたら、どんな業界に将来性があるのか知りたいです。

A. 業界よりも働き方で選ぶのがトレンドになってきています。

「短期的な変化を見ると、観光業などコロナ禍による経済活動自体の一時停止の影響を受けている業種や職種があるのは事実です。一方で、医療や物流・運輸、EC関連、通信関連など、これまでに増して採用が活発な業種や企業もあります。さらに、同じ業界でもひとくくりに『○○業界は採用が止まった』とは言えず、企業によって経営方針や事業、採用状況への影響が異なるからです。逆に、キャリアの相談内容として、『副業ができる会社に転職したい』、『フレックスタイム制で働きたい』、『リモートワーク可能な会社を探している』など、働き方を基準に転職をしたいという声がかなり増えています。実際に活動していくと、個々の企業間の影響や対応の違いが見えたりするので、ぜひキャリアカウンセラーに相談を始めてみてください」(岩山さん、高島さん)

Q. 企業はコロナ禍で、どうやって採用活動を行っているの? 転職したいけれど、まだ外出するのは心配で……。

パソコンでオンライン面接を受ける女性
A. 多くの企業で「オンライン面接」の導入が進んでいます。

「会社にもよりますが、最終面接までオンラインで完了する企業が増えています。このスタイルの面接への切り替えが早い会社は、時代の変化に柔軟かつ、持続的な成長性が高い会社ともいえるので、受けてみることをおすすめします。Web上での就職活動のデメリットを挙げるとすると、対面でないがゆえ、会社の風土や雰囲気がつかみづらいということも。オンライン面接をできるだけ経験したり、企業側と積極的にコミュニケーションを取ったりして、相互理解を深める努力が今まで以上に大切になってきています」(岩山さん)

Q. 今の働き方や収入に不満はないけれど、もっと自分の可能性を探ってみたいです。

A. 人生の選択肢が広がる、「パラレルキャリア」に挑戦してみては?

「自分の知見や可能性を広げるという意味では、副業だけでなくボランティアや社会活動などに参加するモア世代も増えています。今すぐ収入にはならなくても、将来働き方を変えたいという局面を迎えた時に、そういった経験が選択肢を広げてくれる可能性が高いからです。また、本業で培ったスキルを、より社会に還元する取り組みは、働くだけではない生きがいの発見になることも。SNSなどでさまざまな活動やコミュニティのリサーチもしやすく、つながりやすい時代だからこそ、そういった活動への参加も良策と言えます」(小松さん)

Q. 私の会社は、兼業・副業が禁止ですが、ほかの会社はどんな感じですか?

A. 企業としても、副業容認がトレンドになり始めています!

「いまだ兼業・副業を禁止している企業のほうが多いものの、2018年に厚生労働省が『モデル就業規則』を改定して以降、推進・容認する企業が年々増えつつあるのは確かです。さらに、今年は増える見込みも。というのも、企業側にとっては、優秀な人材の流出防止、社員のスキルアップ、社内のイノベーションにつながるなどメリットが大きいからです。社員側にとっても、もうひとつ仕事を持つことは収入増加はもちろん、本業だけでは得られなかった知見や視野、人脈の拡大、さらには、新たな才能に気づくこともあります。もし、今の職場が副業ができる環境で、あなた自身がパラレルキャリア(複数の職につく働き方)に興味があるのであれば、関心のある分野や、今持っているスキルを伸ばせる副業を検討してみては? いずれ、副業が好調になれば、それを本業にするのもいいですし、副業をすることで本業の面白さの再認識や、キャリアプランの輪郭がはっきりする可能性も。副業への関心が社会全体で高まってきている今こそ、挑戦してみるタイミング!」(岩山さん)

Q. 今後、リモートワークは社会全体で主流になっていきますか?

新型コロナウイルスの影響でのテレワーク実態の変化グラフ「リモートワークを始めたという人は71%」
職種別テレワーク実態率のグラフ「企画・マーケティング職の人が82%で最もテレワークを実施」
A. 「フレックスタイム制」や「リモートワーク」の導入が進みます。

「新型コロナウイルスが流行する前から、IT業界を中心に進んでいた、『フレックスタイム制』や『リモートワーク』という働き方。上の図を見ると、パソコンで仕事が可能な職種を中心に、71%の人が新型コロナウイルスの影響でリモートワークを始めたという結果が出ており、社会に積極的に導入されていることがわかります。この働き方は、大企業だけにとどまらず、中小企業にも波及し、社会全体がこういった働き方を取り入れていくでしょう。たとえば、すでに複数の大手企業が、緊急事態宣言後も在宅勤務を標準化していく方針を公表し話題に。そうすると、それらの関係企業にも少なからず影響が出てくるため、今後はIT業界や都心部に限らず『フレックスタイム制』や『リモートワーク』が進んでいくので注目してみてください」(岩山さん)

Q. これからの時代、地方で働くメリットとデメリットは?

A. 異業種転職のチャンスが転がっている!

「これまでの都市集中型から、今後は企業や人の地方分散が進むと予想されています。そんななかで、現状としての地方就職のメリットは“異業種転職”がしやすい点です。都心に比べると求人の総数は少ないですが、若い世代の人材不足に悩む地方企業では、スピード感のある都市で働いてきた経験が評価され、未経験の職種でも採用されるケースが多くあります。また、都市部に比べると残業が少ない傾向だったり、物価や家賃が安いので生活費を抑えられる点も魅力。現状のデメリットは、給与の相場が都市部よりも低いことが挙げられますが、今後地方分散が進めばそういった格差が縮まっていく可能性も。今こそ個々の企業をリサーチして、地方で働く“リアル”を知るチャンスです」(小松さん)

Q. リモートワークを経験し、都心で働き続けることに疑問を持ち始めました。でも、急に地方で働くのも不安です……。

A. 「ふるさと副業」で、地方で働く体験をして考える。

「ひとつの手段として、リモートワークが可能な地方企業で副業(=『ふるさと副業』)をしてみることをおすすめします。そうして、地元や愛着のある地域とつながることで、地方での人脈形成や働くイメージの具体化ができるようになり、UターンやIターン就職をするかの決断がしやすくなります。『ふるさと副業』の一例では、将来的に出身地への恩返しにつながる経験を積むために、まずは求人募集のあった地方企業の新規事業のサポートを始めてみた、という事例もありました」(高島さん)

Q. 地方で働くことを意識し始めたら、候補に入れたいワークスタイルは?

■ふるさと副業
地方移住せずに、副業という形で地元や気になる地域に関わることができる「ふるさと副業」が、ここ数年で急成長中。人材や新たな知見、ノウハウ不足に悩む地方企業と、地域貢献や仕事のやりがいを模索する都市部で働く人のマッチングが行われている! 完全リモートワークや月数回の現地訪問など、本業のワークスタイルに合う求人を『BizGROWTH』や『ふるさと兼業』、『SkillShift』といったサービスを通して探してみるのがおすすめ。

■地域おこし協力隊
総務省の取り組みである『地域おこし協力隊』制度は、地方自治体が、「地方で暮らしたい」、「地域社会に貢献したい」といった都市部で生活する人を、「地域おこし協力隊員」として任命。委託された人は、地域の魅力PR、イベントの企画・運営など、自分の持つスキルを使って、派遣先地域の活性化のための活動を、一定期間行うというもの。各都道府県のサイトに、募集情報があるので、どんな場所でどんな仕事があるかを要チェック。

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