年金だけじゃ足りないかも!? 2000万円貯めるために! 30歳までにすべきこと

誰にでも訪れる“老後”を豊かに過ごすため、モア世代がすべきことは? お金のプロが、最重要ポイントのみ徹底レクチャー!!

●教えてくださった方
風呂内亜矢さん
1級ファイナンシャル・プランニング技能士。著書『ケチケチせずに「お金が貯まる法」見つけました!』(王様文庫)など、実践しやすいテクニックが人気

“ちょうどいい節約”を見つける

「節約は、いかに累積するかがポイント。気持ちよくないものや無理するものは続かず、“かけ算”にならないので、実践してもたいした額にはなりません」(風呂内さん、以下同)

風呂内さんいわく、お金を守る基本は「収入を増やす」、「支出を減らす」、「残りを運用する」! 3つのうち、2つが優秀ならお金に困る心配なし。難しければ、すべて60点を目指せばOK。

「まずは、光熱費や通信費などの固定費を節約することから。毎月必須の支出ですから、そこを抑えれば勝ったも同然! 変動費の削減は、痛みを伴うので続けにくいんです。どうしても削減するなら、先日紹介した『ふたつの“F”』と同じように、減らしても楽しめるようなものに置き換える工夫を心がけましょう」

現在、貯蓄が500万円以上ある女性100人に聞きました! 「私がしている節約術」

※個人貯蓄が500万円以上ある、全国25〜32歳の働いている女性100人にインターネット調査(2019年9月)
※このページの名前はすべて仮名です

タンブラー持参でドリンク代OFF

三井田美穂さん・29歳・IT
「会社にウォーターサーバーが設置されたのを機に、タンブラーを持参するようになりました。『スターバックス』のカップと同じデザインのタンブラーに、スティックタイプのコーヒーやお茶をいれています。毎日ペットボトルを2本は買っていたので、毎月6000円ぐらいは節約できています。家で作る手間も省けました♡」
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いい“シャンコン”を揃えてサロンケア代OFF

大林早希さん・32歳・メーカー営業
「美容室で毎月トリートメントするほど枝毛と乾燥がひどかったので、シャンプー&コンディショナーを少しいいものに変えたらサラサラに! 美容院は2〜3カ月に1回、カットだけですむようになりました。“いいもの”といっても1000円台だし、2カ月ぐらいもつので、5000円のサロンケア代に比べたら激安です」
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ふるさと納税で極上の桃GET

福本智代さん・27歳・医療
「ふるさと納税を始めたのは、せっかく納税をしても将来自分への見返りは少ないだろうと考えた時に、気になるご当地商品が手に入る楽しみを味わいたいと思ったのがきっかけ。『さとふる』というサイトを利用しています。今年の夏は、長野のおいしい桃が3kg届きました! これで自己負担額2000円はうれしい♪」
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ネイルサロンや“まつエク”は『minimo』で探してサロン代OFF

海野祥子さん・31歳・金融
「半年前からサロン探しはサロン予約アプリ『minimo』で。いつもネイルが可愛くて、髪も美容院で毎月お手入れしている職場の後輩から教えてもらいました。ネイルもまつエクも安いところを探していくので、1回に2000円ほどオフできるようになりました。もちろん仕上がりにも大満足。もっと早く知りたかった!」
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格安スマホに変えて通信費を月に約6000円OFF

高木由梨さん・32歳・サービス
「毎月8000円ほど払っていたスマホ代を節約したくて『IIJmio』の格安スマホにしたら、月2000円以下になって6000円以上の節約になりました! 通信速度が落ちるかも……と不安でしたが、実際に使ってみると特に困るようなこともなし。固定費をこれほど抑えられるなら、もっと早く変えればよかったと反省」
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懸賞などで賞品をもらって月に約1000円OFF

高木のぞみさん・32歳・販売
「結婚して増えてしまった食費を節約するため、『プレモノ』や『LINE SPキャンペーン』などの懸賞サービスを活用しています。たくさん応募するのではなく、欲しいものを狙って厳選。そのせいか、月に2〜3回はお酒やお菓子などをもらえています。最近は3000円以上する『銀座千疋屋』のフルーツゼリーをゲット♡」
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スイッチつきコンセントで年に約500〜1000円OFF

大西なつみさん・30歳・メーカー
「『待機電力がもったいない!』という母のひと言がきっかけで、自宅のコンセントをスイッチつきタイプに変えました。スイッチを切る習慣がついたことで自然と節約意識も高まったのか、電気のつけっぱなしや冷蔵庫の扉を開けておく時間も減りました。年間で500〜1000円はカットできるようになったと思います」
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取材・原文/国分美由紀 イラスト/田中麻里子