【ビジネス新常識③】電話・メール・チャットの上手な使い分け、教えます! リモートワーク時代のビジネスマナーとは?
あやふやなまま使ってない? ビジネスチャットのマナー
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画像提供:ピクスタ
リモートワークの導入によって急速に広まったさまざまなチャットツール。プライベート使いとは異なる、ビジネスでの基本的なマナーについて理解しよう。
Q. チャットの文面ってどうすればいい?
A. カジュアルでもOKなのが最大のメリットです
やりとりする相手が明確なチャットは、メールよりもカジュアルなツールなので用件のみの短文でもOKなのが最大のメリット。「言葉遣いも、相手のテンションに合っていればカジュアルでかまいません。とはいえモア世代としては丁寧な言い回しや、相手を思いやった表現もできるのが理想的。相手や場に合わせて上手に使い分けられるように、たくさんの引出しを持っておきましょう」(ライフスタイリスト・北條久美子さん、以下同)
Q. メンションに「様」って必要ですか?
A. 社内チャットなら不要です
「相手が社内の人であれば不要です。相手が社外の人なら、つけておくのが無難かもしれません。ただし、まだマナーとしては定着しておらず揺らいでいる状態なので、正解がありません。相手が『様』や『さん』をつける人なら、合わせるのがベターです」
Q. リアクション機能は使ってもいいの?
A. むしろ積極的に使いましょう!
リモートワークでいちばんつらいのは、やりとりをしていて反応が返ってこないこと。「リアクションは関心度のバロメーターともいえるので積極的に使いましょう。『お返事不要ですので、OKの場合はいいねマークをお願いします』と書くのもアリですよ」
Q. ツールの使い分けが難しいです
A. ツールごとの特性を理解するとスムーズです
コミュニケーションツールが選べる時代とはいえ、ビジネスでの使い分けは悩みの種。「即時性や記録性、資料共有のしやすさなど、まずはツールごとの特性を理解しましょう。そのうえで、相手にとっていちばん使いやすいツールを確認して。あるいは、使いたいツールをこちらから提案するのも手です。チェックするツールが多いほど効率は落ちてしまうので、自分が使う基本ツールをできるだけ統一しておくと見落としも減らせます」
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取材・原文/国分美由紀 構成・企画/高戸映里奈 松本一葉(2人ともMORE)