マンガをこよなく愛しマンガと共に生きてきた内田理央が、テーマにそったお気に入り作品を紹介する連載「#ウチダマンガ店」。“本当の自分”がなじめる場所って、どうやって探すんだろう……? 今回は、新生活に少しずつ慣れてきた今読んでおきたい2作品。

【vol.14】自分の居場所を見つけるためのマンガ

内田理央がおすすめのマンガを紹介するMOREの連載【#ウチダマンガ店】ビジュアル
「“私、ここにいていいのかな?”と不安になることってありませんか? 周りになじめてないかも、人と違うかも、本当の自分を出せてないかも……って、みんな一度は悩むんじゃないかな。今回紹介する『鬼の子』と『ダルちゃん』は、そんな時の強い味方なんです。『鬼の子』は、人間が暮らす普通の町に来た、“普通じゃない”鬼の子ども・オニくんのお話。オニくんが、人間の家族や友達と出会って、温かさや居場所を見つけていくんです。愛情深いストーリーで、みんながこのマンガを読めば、世界が平和になりそう! って感じ。『ダルちゃん』は、外での自分と本当の自分のギャップに悩んでいる人におすすめ。“ちゃんとしているように見える”ように振る舞うことは、社会で暮らすうえで大事なこと。だけど、“本当の自分”も大切にしていきたいとあらためて思える作品です。鬼とダルダル星人というファンタジーな存在が主人公だけど、描かれていることは、世の中にあふれていることだと思う。だから、“私もオニくんやダルちゃんを受け入れられる人になりたいな”って、周りの登場人物にも自分を重ねちゃう。先入観で誰かを否定してしまうのはとても怖いこと。見た目や性別みたいな属性にとらわれず、本質を見て、相手と関わっていきたいな」(内田理央)

(左)『ダルちゃん』 (右)『鬼の子』

内田理央がおすすめのマンガを紹介するMOREの連載【#ウチダマンガ店】で紹介されたマンガ。(左)『ダルちゃん』(右)『鬼の子』
(右)ある日突然現れた、角のはえた男の子・オニくん。中学生のみのるくんとその母と一緒に暮らすことになり、町の人たちと関わっていく。『鬼の子』ながしまひろみ(小学館 1巻¥1650)

(左)ダルダル星人であることを隠し、派遣社員に「擬態」するダルちゃん。周りに合わせて生きていく中で、友達や彼氏、そして創作に出合っていく。『ダルちゃん』はるな檸檬(小学館 1巻¥935)
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撮影/tAiki(モデル) ヘア&メイク/中村未幸 モデル/内田理央 スタイリスト/辻村真理 取材・原文/東 美希 構成・企画/青山玲子(MORE) ジャケット¥26400/クロ ギンザ(KURO) トップス¥24200/アーリ パンツ¥27500/グーニー PR(ヤングアンドオルセン ザ ドライグッズストア) メガネ¥36300/ブルース(ヴォン) サスペンダー¥2970/ロードス(エパ) ブレスレット¥9900/ディス リング¥39600/UTS PR(ルフェール)