なんでしたの? した後はどうなった? 転職した女子に聞いた「リアル転職エピソード」

連日の残業や人間関係でストレスを感じるたびに頭をよぎる「転職」の2文字。実際に転職した人は、どうだったの? 気になることを転職経験者女子に色々きいてみました! 今回登場するのは、IT企業のシステムエンジニア→外資系のマーケティングアナリストへと転職した女性のエピソードです。

【笹原春海さん(仮名・29歳)】転職先の上司がなんとインド人! 給料アップはしたものの、想定外の言葉の壁に戸惑う日々

<Before>
職種:IT企業のシステムエンジニア(SE/正社員) 
勤続年数: 5 年
月収:25万円(手取り) 
ボーナス:120万円/年 
年収:580万円(額面)
●月50時間程度の残業に加え、繁忙期は2日間続けて徹夜になることも。

<Now>
職種:外資系のマーケティングアナリスト(正社員) 
勤続年数: 1 年半
月収:33万円(手取り) 
ボーナス:125万円/年 
年収:640万円(額面)
●同僚の半数は外国人。勤務時間は9 :00~17:30で、残業は月30時間程度。
転職先の上司がなんとインド人! 給料アッの画像_1
前職の上司が目の前で吐血!これは続けられないと決意

関西出身の笹原さんは大学卒業後、全国に営業所のある大手IT企業にSEとして入社。4年目には大きなプロジェクトにも抜擢され、職場に大きな不満はなかったそう。ただ、取引先でバグが起きるたびに昼夜を問わず駆けつけなければならない仕事を、果たしてずっと続けられるのか……そう自問自答した笹原さんの気持ちは、異業種転職に傾いた。

――SEに未練はなかった?

「大学でマーケティングの勉強をしていたこともあって、そもそも初めからSEを目指していたわけではなかったんです。東京にあるその部署を希望したのも、当時大好きだったアーティストのライブにもっと行きたかったから(笑)。そんな不純な動機だったので、いずれはやめるだろうなとは思っていました」

――具体的に転職を意識したのは?

「4年目に入った頃、関わっていたプロジェクトが大詰めで、G.W.返上で働いていたんです。『みんなで乗りきろう』と言っていた矢先に、目の前で上司が血を吐いて倒れて! 忙しいとはいえ、人間関係も良好で業界内ではいい会社でした。でもやっぱり、着替えのためだけに家に帰るような生活はダメだという気持ちが、その時はっきり芽ばえました」

――今の会社に転職した経緯は?

「在職中に『リクルートエージェント』に登録し、コンサルタントかアナリストに絞って転職活動をしました。異業種転職の場合、給与を増やすなんて不可能だと言われていたんですが、そこは妥協したくなくて。前職で関わっていたプロジェクトに興味を持ってくれた今の会社を紹介され、給与アップの条件をのんでくれたので決めた、という感じです」

――異業種となると、仕事を覚えるのも大変そうですね。

「仕事内容よりも、言葉に苦労しました。面接では『英語は話せなくても大丈夫』と言われていたんですが、私の部署は同僚の半分が外国人なので、会議は当たり前のように英語。直属の上司もインド人なんですよ。入社直後、そのインド人上司に、別のパワハラ上司のことを泣きながら相談したんですけど、『泣くのはやめよう! キミは笑顔が素敵なんだから。さあ、踊ろう!』とか言いだして。キレそうになりましたね(笑)。まあ、基本的にはフレンドリーな会社なので、前職の時より気の合う人は多くなった気がしますけど」

――また転職したいと思いますか?

「うーん、いい仕事があれば、ですかね。仕事が難しくてストレスがたまるのも事実なんです。ステップアップはできたけど、キャパオーバーな気も。なので、ストレスなく働けるなら、年収が100万円くらい下がってもいいかなあとは思ってます」

迷っているなら、すべき!? 転職について、今こそ考えてみよう!

笹原さん(仮名)の体験談のように、異業種でも給与アップ転職のチャンスも。あなたも今こそ、働き方を見つめ直したり、転職について考えてみて。

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▶▶▶「念願の仕事に就いたものの、残業&セクハラ地獄! 【転職リアルストーリー】」記事はこちらから!

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