チュ・ジフン主演ドラマ豪華キャストインタビュー!話題作『照明店の客人たち』をチェック!
大ヒット作『ムービング』制作陣が手がけた超話題作!
12月4日に配信スタートしたドラマ『照明店の客人たち』(ディズニープラス スター)は、もうチェックしましたか? 本作は2023年、世界中で注目され数々の賞を受賞したドラマ『ムービング』の制作陣が手がけた話題作。今回は、物語のキーマンを務める“照明店”の店主ウォニョン役のチュ・ジフンさんと看護師ヨンジ役のパク・ボヨンさん、そして第1話で謎めいた男女を演じるオム・テグさんとキム・ソリョンさんのキャスト4人、そして、『ムービング』に続いて原作と脚本の両方を手がけたカンフルさんにお話を伺いました。まずは、キャスト4人のインタビューからどうぞ!
主要キャスト4人の豪華インタビュー!
さまざまなお客さんたちを迎えるうちに“奇妙な人”が見えるようになった店主ウォニョンを演じたチュ・ジフンさん、大事故に遭うも生還し、“いないはずの人”が見える体質になった看護師ヨンジ役のパク・ボヨンさん、バス停で誰かを待つ謎の女性ジヨンを演じたキム・ソリョンさん、バス停の女性が気になって声をかける男性ヒョンミン役のオム・テグさん。あらゆる感性をこれでもかと刺激される、素敵な4人のキャストへのインタビュー。
ーー本作は生と死、人と人ならざるもの、人と人のつながりを鋭く、深く描いた作品ですが、皆さんが思う作品の見どころを教えてください。
オム・テグ:複数のエピソードで構成されている作品なので、各エピソードごとに受け取る思い、心の機微が違うと思います。共感したり、癒されたり、さまざまな感情を受け取ることができる作品ですね。
ーー特に印象的だったシーンはありますか?
オム・テグ:印象に残ったのは、エレベーターのシーンです。乗り合わせた運転手さんが涙を流している姿に、ヨンジ(パク・ボヨン)が驚いている場面なんですが、とにかく強烈。きっと皆さんも、僕と同じような強いインパクトを心に残すんじゃないかなと思います。
キム・ソリョン:最も共感できたのは、娘のヒョンジュ(シン・ウンス)と母ユヒ(イ・ジョンウン)のパート。様々な年代の登場人物たちがいる中で、母と娘の関係は、今の自分が共感しやすく、感銘を受けました。
「キム・ヒウォン監督は俳優でもあるので、自由に演じさせてくれた」(チュ・ジフン)
ーーかなり雰囲気のいい現場だったそうですが……。
チュ・ジフン:プリプロダクション(撮影や本番に入る前の準備段階のこと)に感銘を受けました。「すごく当たり前なことが、当たり前に行われない」ことって、この世界ではけっこうあるんですよ。でも、“照明店”は違いました。「最初に約束したように、そして説明を受けたとおりに演じることができる現場」だったんです。監督とスタッフの皆さんが完璧に準備をしてくださったおかげで、僕たちも完璧に、自分たちの役割を果たせたような気がします。私にとっては幸せな現場でした。
パク・ボヨン:私はICU病棟に勤務する看護師役だったのですが、あるシーンで、患者さん役の方が寝落ちしてしまって、イビキの音でNGが出て、それでスタッフみんなで大笑いした記憶があります。
キム・ソリョン:「路地裏セット」は、とても広い場所に、本当に大がかりに建てられた路地裏があり、本当にびっくりしました。そこは怖いくらいに暗い一方で、照明店は、とても温もりのある雰囲気で。そのコントラストが本当によく表現されているなと感銘を受けました。
オム・テグ:ソリョンさんと共演するシーンがほとんどだったんですけど、彼女がすごく薄着で……。撮影は真冬の屋外、それも夜で、雨の中での撮影が数か月間もあったのに、ひたすら黙々と演技に集中する姿が印象に残りました。
俳優でもあるキム・ヒウォン監督ならではのエピソードも
ーー「プリプロダクションが完璧だった」というお話があったのですが、実際にどのように完璧だったのでしょうか?
チュ・ジフン:これは 話し終わるまでに3泊4日はかかりそうですが(笑)、特別にかいつまむと、完成した台本に合わせたフルコンテを全話、用意してくれました。フルコンテは手間がかかるので、最近、あんまりみかけなくなっていたんです。そのフルコンテのおかげで、いつ・どこで・誰が・どのように、と、表情、感情、セリフ、演技プランなどを演者同士で共有できて、スムーズなコミュニケーションが取れたんです。フルコンテという「基本的なマップ」を持っている状態になったおかげで、どこをどう修正するかなど、お互いを理解した方式で撮影を進めていったんです。
パク・ボヨン:監督(キム・ヒウォン)の本職は俳優なので、自ら実際に演じてみて、動線が複雑だったり、セリフが大変そうだと思ったりすると、その場で修正してくれました。
ーー原作のある作品なので、役作りはある程度決まっていたと思うのですが、演じるキャラクターについて、皆さんの意見が反映された部分はあるのでしょうか?
チュ・ジフン: ネタバレにつながるのでくわしくは話せないのですが、重要なシーンでは監督と何日も話し合いました。監督は俳優でもあるので、僕が疑問を呈したことに関しては「あなたの好きにしなよ」「心の動くままに」「もしその感情が生まれなかったら、自然にやればいいんだよ」と任せてくれたのですが……僕は「でも、ちょっとはガイドを示してくださいよ!」と食い下がる、というようなやり取りはありました(笑)。
パク・ボヨン: 私の役は、原作にかなり詳細に表現されていたので、あえて自分の意見を加えることはなかったです。 ヨンジがことあるごとにプチトマトを食べるんですが、その理由も原作に説明されていましたし。監督がディレクションについて、すごく細やかに出してくださいました。ディテールにこだわりながら方向性を示してくださったので、私は自分がそれを受け止めて演じるだけでした。
MORE読者へメッセージ
ーー最後にMORE読者へのメッセージをお願いします。
キム・ソリョン:かなり新鮮なジャンルのドラマとして受け止められるのではないかなと思います。さまざまな人物が登場して、さまざまな愛のカタチのそれぞれの物語が展開されるんですけど、ストーリーについて来てくだされば、大きなどんでん返しが待っています。どんでん返しがさらにひっくり返るくらいの大きな感動もありますので、最後までぜひ観てください!
オム・テグ:僕の演じるヒョンミンとジヨンの相性がよかったので、2人の感情やどんでん返しが、皆さんの胸にそのまま届いてほしいです。
チュ・ジフン:「おもしろい」そのひとことです。
ーー(笑)。ありがとうございました!
チュ・ジフン:(ドラマ中のウォニョンの口調で)こちらこそ、ありがとうございます。
ドラマ『照明店の客人たち』はどんなストーリー?
記憶をなくした“奇妙な人々”がさまよう世界で、薄暗い路地裏にある照明店に引き寄せられる“客人”たちの事情が描かれたヒューマンミステリー。原作は韓国で累計1億5千万ビュー(‼)を記録した大人気ウェブトゥーン。特徴的なのは、最初と最後でストーリーの見え方がガラリと変わる展開。度肝を抜くどんでん返しと、見事な伏線回収、そして胸を打つ愛の物語は、まさに感情のデパート。また、「暗い路地裏の一角を明るく灯す照明店」という設定から、リアリティとファンタジーのベストポジションを具現化した「路地裏セット」も見どころのひとつ。
韓国を代表する名だたる俳優が勢ぞろい!
作品への没入感を高めているのは、演技派で知られる役者たち。照明店の店主ウォニョンを『神と共に』『愛は一本橋で』のチュ・ジフンさん、生と死が隣り合わせる病院の看護師ヨンジを『今日もあなたに太陽を~精神科ナースのダイアリー』『力の強い女ト・ボンスン』のパク・ボヨンさん、『なにもしたくない~立ち止まって、恋をして~』のキム・ソリョンさん、『遊んでくれる彼女』のオム・テグさんなど、主役を張る俳優たちがズラリ。ほかにも、『Missナイト&Missデイ』のイ・ジョンウンさん、『ボストン1947』のペ・ソンウさん、『Pachinko パチンコ』のキム・ミンハさんなど、名だたるキャストが“客人”として参加しています。そんな個性豊かなキャストたちをまとめ上げているのは、今回初監督を務める、韓国きっての名バイプレーヤー俳優キム・ヒウォンさん。稀代のストーリーテラーと名俳優たちによる夢の共演に、期待しかありません!
ぜひ作品をチェックしてみてくださいね!