選べる私、最高だ! MORE45周年 スペシャルインタビュー

「自分で納得して選びたい」
20代の女性たちと話していて、よく耳にする言葉です。自分らしさは、自分が選んできたものの集合体とも言えるから納得して選べれば満足度は上がるし、たとえ失敗しても諦めがつくというもの。では、どうしたら“選べる自分”になれるんだろう? 今回、MORE創刊45周年記念号の巻頭企画として、この疑問に向きあうことにしました。キラキラと輝いている人たちは、何をどう選んでいる? さまざまな分野で活躍する12人の言葉から、素敵な人たちが輝いているのは、特別な何かだけじゃない一歩を踏み出す勇気があるからだと気づかされます。選ぶためのヒントにあふれる、その言葉から、あなたも勇気をもらってください。そして一歩踏み出せば、心の中で言いたくなるはず。
「選べる私、最高だ!」と。

美容家 神崎 恵

プロフィール

MEGUMI KANZAKI
かんざき・めぐみ●1975年12月13日生まれ、神奈川県出身。美容家、女優。ポジティブな美容論で幅広い層から支持を受ける。最新著書に『神崎メソッド』(講談社、6月発売予定)など
ピンクのトップスを着た神崎恵さん
ニット¥19800/エストネーション ピアス¥7700(オクト)・バングル¥11530(エイチアッシュ)/フォーティーン ショールーム

挑戦するだけ、なりたい自分に近づける“図太い自尊心”を育てていこう

強い大人の女性たちが好きな服を着て、好きなジュエリーを身につけ、何を言われても堂々としていられるのは、図太い自尊心を育ててきたから。先生や親に課題を与えられる子供とは違って、大人は自分の選択次第で楽なほうに逃げ出したりすることもできるけど、それを繰り返していくと、自尊心は途端に萎えていくんです。だから、若いうちに難しい選択もするくせを身につけてほしい。
ピンク色のトップスを着て横を向いた神崎恵さん
私が美容家になりたいと思った駆け出しの頃は、自分に負荷をかけてでも、がむしゃらに美容のことを勉強しました。でもそうやって努力をしていると、些細なことでもすごく幸せを感じられるようになるし、どんどん自尊心の芽が育ち、枝分かれしていく。たとえ傷ついても自分の心の治し方が身についていきますしね。人生はそんなに甘くないし、がんばらないとなりたい自分には近づけない。その代わり、大人だってがんばればたいていのことは乗り越えられます。自分を自分の子供だと思って、「どうやったらこの子を幸せにしてあげられるかな?」と考えれば、おのずと選びたい道が見えてくると思いますよ。


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撮影/アキタカオリ ヘア/shuco(3rd) スタイリスト/石関靖子 取材・原文/松山 梢 構成・企画/渡部遥奈(MORE) ※掲載商品の発売時期については変更等の可能性があります。メーカーHP等で最新情報をご確認ください。