ミリタリー服×フリルブラウスで誰でも簡単!フレンチシックコーデ連載vol.6

スタイリスト 石上美津江のフレンチシックLESSON
長く愛せるおしゃれのベースはここにある。モア世代がマスターすべきフレンチシックについて、石上さんが語る連載。今回は「ミリタリー服」を自分らしく着る方法について教わります。

ミリタリー服はフリルブラウスで4割の甘さを足す

フレンチシックなカーキ色アウター
「カーキ色のミリタリー服は一見クールですが、実はフレンチシックの上品な雰囲気と、とても相性がいいのです」(石上さん、以下同)
正反対に見えるものを組み合わせるとそこからまた新しい「好き」が生まれる

ジャケット¥14080/ユー バイ スピック&スパン 渋谷パルコ店(ロスコ) ブラウス¥29700/プラスエヌ パンツ¥18700/プラージュ 代官山店 バッグ¥40700/ルック D.C事業部(イルビゾンテ) 帽子¥24200/アルファ PR(カムズアンドゴーズ) イヤリング(片耳分)¥11000/アトリエ エスティーキャット リング¥26400/アルティーダ ウード

甘さを大人にアップデートするのは潔く着こなすミリタリーパンツ

フレンチシックコーデに使えるミリタリー服にフリルのブラウスを合わせる
ちょっとワイルドな印象の、本格的なミリタリー服。品がよくて大人の可愛げのあるフレンチシックからは遠いところにあるアイテムのようですが、私のワードローブには欠かせないもの。その理由は上品さや甘さのある服と、意外にもすごく相性がいいからなんです。そんなミリタリー服に今回合わせたのは、衿もとがフリルのブラウス。どちらも季節問わず着られるところも優秀! フレンチシックな名品って実のところシーズンレスでもあるのです。そんなふたつのアイテムはそれぞれ単体で見ると、男前すぎたり甘すぎたり、使いづらそうに思うかもしれないけれど、組み合わせればすごくしっくりきて、お互いのよさを高めあう素敵な関係性。
ミリタリー服のフレンチシックな着こなし方
こんなふうに甘さを足すとミリタリー服は等身大で楽しめますが、コーディネートする時におすすめなのが「辛さ:甘さ=6:4」の法則。全体のバランスを見ながら、パンツにブラウスをインしたり、ジャケットから衿をのぞかせたり、洋服だけでは甘さが足りなかったらヒールの靴やカンカン帽などの小物で可愛げをプラスしたり。こうやって足し算と引き算することがおしゃれの醍醐味なのかな、と思います。「さらっと着ているだけに見えるけれど、実は計算されている」。そんな大人の余裕を身につけると、洋服を着るのがもっと楽しくなるかもしれませんね。

スタイリスト 石上美津江さん

MITSUE ISHIGAMI
『MORE』や『LEE』で活躍するスタイリスト。フレンチシック好きで、シンプルな中に可愛げや女らしさのあるスタイリングにファン多数。最近は少しでも旅行気分を味わいたくて、海外の冷凍食品にハマっているそう
前回はこちら>>>リトルドレスを知っていますか?
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撮影/三瓶康友 ヘア&メイク/中村未幸 モデル/土屋巴瑞季 スタイリスト/石上美津江 企画・原文/渡辺真衣(MORE) ※掲載商品の発売時期については変更等の可能性があります。メーカーHP等で最新情報をご確認ください。