【獅子座】哲学派占い師SUGARさんの12星座占い<4/4~4/17> 月のパッセージ ー新月はクラい、満月はエモいー

12星座全体の運勢

「いい風吹かそう」 

4月4日に二十四節気も「清明」に移り、すべてのいのちがいきいきと輝きだす季節となっていきますが、そんな中4月12日にはおひつじ座22度(数え度数で23度)で新月を迎えていきます。 

今回のテーマは「風になる」。つまり、もはや東から吹いて草花や木々を芽吹かせていく春の風を感じ取るだけでなく、自分自身が「創造的な風のエネルギー」そのものとなって何かを始めたり、新しい動きをしていくなかで、見てくれている人々を感化していくこと。 

ちょうど、はるか南の国で冬を越したツバメが、故郷である日本へ戻ってくる時期でもありますが、昔から人びとは「ツバメが巣をつくった家は栄える」として、その帰還を歓迎してきました。 

すばやく空中を横切り、背をひるがえして方向転換する独特の動きや、大きな口をあけてエサを待つヒナたちにつがいで協力し合いながら子育てをする姿に、日本人は「清浄明潔」な精神を見出し、積極的にその風を呼び込もうとしてきたのかも知れません。 

その意味で、今期はここにこそ“いい風=創造的なエネルギー”を吹かせていきたいと願うような相手や人びと、場所、業界などをどれだけ具体的にイメージしていけるかが大事になってくるように思います。 

獅子座(しし座)

今期のしし座のキーワードは、「メディアとしての夢」。

獅子座のイラスト
中世の絵巻には、そのストーリー展開とともにしばしば「夢見の場面」が登場し、そこでは神仏や死者からビームのような光が発せられ、眠っている者のもとに夢を届ける様子が描かれています。つまり、暗黙裡に夢は自分の内部からやってくるものと考えている現代の常識とは異なり、中世社会においては夢は外部からやってくるものであり、盛んに夢語りがなされるだけでなく、まるで商品のように価値あるものとして流通していたのだと言います。 
 
こうした中世社会の夢語りのシステムにおける神仏や死者たちの位置づけや構造について、精神科医の新宮一成は『メディアと無意識 「夢語りの場」の探求』の終章「無意識のメディアを生きる」の中で次のように述べています。 
 
私はかねてより、「あの世」という観念の起源は、「夢の中から見た覚醒の世界」にあるという理解を提示してきた。すなわち、夢を見ている主体たちは、「醒めたら、共通の言葉の世界の中で、この夢を語り合うだろう」ということをあらかじめ夢の中で知っていて、その知のもとに夢を見ているのであり、覚醒後の綾成す夢語りの世界は、夢中の自分にとっては、まさに神仏の世界に相当するものなのである。」 
 
つまり、「夢見る主体と醒めた言語活動の関係」は、そのまま「個人と神仏の関係」に平行的に当てはめることができるということであり、中世的な夢語りシステムはトンデモ話などではなく、むしろ日々の生活体験に徹底的に支えられていたのではないか、と言っている訳です。 
 
こうした理解の仕方は、一見すると神秘的なテレパシーを否定するだけのドライな世界観へと繋がるようにも取れますが、夢であれインスピレーションであれ、普通なら気のせいで流してしまいがちな個人的な体験に積極的に「解釈」を加えていくことでその実現を促していくという点で、きわめて実践的な豊かさを孕んでいたように思います。 
 
今期のしし座もまた、こうしたメディアとしての夢を活用していくことで、みずからの日常にインスピレーションという風を積極的に呼び込んでいきたいところです。 


参考:新宮一成『メディアと無意識 「夢語りの場」の探求』(弘文堂) 
<プロフィール>
應義塾大学哲学科卒。卒業後は某ベンチャーにて営業職を経て、現在西洋占星術師として活躍。英国占星術協会所属。古代哲学の研究を基礎とし、独自にカスタマイズした緻密かつ論理的なリーディングが持ち味。

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