2019年夏、“転職ピーク”がやってくる!! 今の働き方にギモンを持ったら……それがチャンスの合図!

有効求人倍率が1.63倍を記録し、今、かつてないほど転職への機運が高まっていることを知っていますか? 今夏には“ピーク”を迎えるともいわれる転職について、あらゆる角度からリアルな事情を探ってみました!

オリンピック前がチャンスってホント!? “Jobチェン”最新ジャーナル

働き方を考えるうえで知っておいてほしい最新トピックを転職のプロが解説!

——— 教えてくださった方々 ———
『ハナマルキャリア総合研究所』代表取締役 上田晶美さん
『リクナビNEXT』編集長 藤井 薫さん
『リクルート キャリア』プロダクトマネジメント部部長 大西哲朗さん

“越境転職”という選択を知っていますか?

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近頃話題の「越境転職」とは、経験ずみの業界や職種、地域といった壁を越えて、自身の新たな成長を目指す転職のこと。

「目に見えないものを売る『サービス経済化』が進み、企業は生き残るために新たな市場を開拓する必要があります。そこで求められるのが異業種・異職種の人材なのです」(藤井さん)

たとえばSNSでのPRが得意な人、子育て中の母親のニーズを敏感にキャッチできる人など、既存の職種の枠を越えた採用が広がるという。しかし、そこに気づけている人はごくわずか。

「今までは越えるのが難しかった“業種”という壁がとけ始めたことで、モア世代に大きなチャンスが広がっています。けれど、転職する際には現職と同じ業界や職種で検索してしまう人がほとんど。ジャンルは違っても、必要とされるスキルがあるケースも多いことを知ってほしいですね」(藤井さん)

これまで特に重要視していなかった自分のスキルが、今までと違う業界や職種へ“越境”することで、新たな才能として開花する可能性大! これまでの経験に縛られない視点が重要に。
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※出典:リクルートキャリア「リクルートエージェントの転職決定者数の分析」

10年前と比較すると、異業種への転職は約3倍と、同業種への転職より増加傾向にあり。また、『スタッフサービス』では、社員として無期限で雇用した人材を企業に派遣する、「無期雇用派遣」と呼ばれるサービス「ミラエール」を実施。事務職未経験でも、研修でOAスキルやマナーを学んでから働ける。
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取材・文/千吉良美樹 国分美由紀 イラスト/二階堂ちはる