有効求人倍率が1.63倍を記録し、今、かつてないほど転職への機運が高まっていることを知っていますか? 今夏には“ピーク”を迎えるともいわれる転職について、あらゆる角度からリアルな事情を探ってみました!

給与明細で見えてくる! 転職のリアルBefore→After

仕事が変われば当然、給与にも変動あり。転職して上がった人、下がった人、それぞれの“変化”について聞かせてもらいました。

専門知識の習得とやりがいを最優先したら給与もUP! 自分の時間も余裕もできた(吉岡結衣さん・27歳)

証券会社の営業から転職した銀行員の給与明の画像_1
「証券会社の営業で、10年目の先輩が自分と同じ仕事をしているのを見て、将来のキャリアが思い描けなくなりました」と転職のきっかけを語る吉岡さん。3年は働くつもりだったが、2年目で転職サイトに登録し、ひそかに転職活動を開始。何社か最終面接まで残ったものの、環境や条件が折り合わずに迷っていたところ、エージェントから引き抜きの連絡が。

面白さを感じていた投資に携わる仕事で、専門知識も身につけられる、と紹介されたのが今の銀行でした。いきなり倍近くも給料が上がって戸惑ったけれど、調べてみたら業界&キャリア的に一般的な額だと知り、前職が安すぎたのだと気づきました。資格取得の資金を貯めつつ、国内旅行や親孝行もできるようになったのがうれしい! 現職は3年目なので、6年目の30歳になったら次のキャリアを考えて動くつもりです」
取材・原文/千吉良美樹 国分美由紀 イラスト/二階堂ちはる