ワンコ系財閥御曹司の猛アタックがメロい！『深夜2時のシンデレラ』【韓ドラオタクおすすめの1本】

現実主義ヒロインと年下御曹司が織りなす逆走恋愛ラブコメディ

韓国ドラマ大好き！なライターが、ぜひおすすめしたい作品を紹介する不定期連載コラムです。今回は、『深夜2時のシンデレラ』のあらすじや見どころを紹介します。

（C）Coupang Corp.

『深夜2時のシンデレラ』
全10話
出演：シン・ヒョンビン、ムン・サンミンほか
FODにて独占配信中

あらすじ

ALカードのマーケティングチームでチーム長を務めるユンソ（シン・ヒョンビン）は、年下の彼氏ジュウォン（ムン・サンミン）と1年半秘密の社内恋愛をしていた。しかし、ジュウォンがALグループの御曹司だと知り、彼の母親から手切れ金を渡される。2カ月以内に別れると約束したユンソはわざと嫌われるような行動を取るが、ジュウォンはそんなことはおかまいなしに彼女へのアプローチを続けてきて……。

ここが見どころ！

本作は、財閥3世の彼氏を振ったら「別れるのは君の自由。すがるのも僕の自由だ」と逆に猛アタックされてしまうという、別れから始まるラブコメディです。

心はまだ彼のことが好きだけど、家柄の差から別れを決意する現実的なヒロインを演じるのは、『愛してると言ってくれ』、『財閥家の末息子〜Reborn Rich〜』、『賢い医師生活』などに出演する実力派俳優のシン・ヒョンビン。そして、彼女の気持ちを取り戻そうとするロマンチストな年下財閥彼氏を『ウエディング・インポッシブル』、『放課後戦争活動』、『シュルプ』などに出演し、音楽番組『ミュージックバンク』のMCとしても活躍中のライジングスター、ムン・サンミンが演じています。

（C）Coupang Corp.

ドラマは、ユンソが強めな財閥オモニ（お母さん）から「息子と別れてくださるかしら？」とエレガントな圧力を受けるところから始まります。普通だったら震えあがっちゃいそうな席でも、ユンソは迷うことなく渡されたメモに手切れ金を受け取る銀行口座を書く落ち着きぶり。お金ファーストな冷たい女性なのかと思いきや、心が揺らいでしまわないよう逃げ道を塞ぐためにお金を受け取ったのでした。

また、ユンソは家庭の事情で幼いころから母親代わりとして弟の面倒を見てきたしっかり者。だからこそ会社の後継者であるジュウォンとの経済力や立場の差を冷静に受け止め、このまま彼といてもお互いに幸せになれないと悟ったんですね。

（C）Coupang Corp.

さっそくジュウォンを突き放そうとするも、月曜の朝から「週末はよく休めましたか？会いたかったです」と甘さ全開の彼に「私も♡」と頬が緩んでしまうユンソ。別れなきゃいけないのに心が言うことを聞かずに苦悩する様子がチャーミングで、悪い女になりきれない不器用なところに心掴まれます。

これまで医師、検事、弁護士……と専門的な職業のキャラクターを多く演じてきたシン・ヒョンビン。キャリアウーマンのユンソも聡明で凛とした美しさを放っていますが、キュンとときめいたり、やけ酒をして失敗したりと、コロコロ変わる豊かな表情演技で新境地を魅せています。

（C）Coupang Corp.

一方でジュウォンは、愛を守ることが大事だと考える純情男子。ユンソとジュウォンはよく映画デートをしていたのですが、実はジュウォンは映画が苦手で、映画好きなユンソのために克服したのでした。それだけじゃなく、辛い食べ物や焼酎とビールを混ぜた“爆弾酒”も。愛する彼女の好みに合わせてあげていたんですね。

その健気さにも胸キュンなのですが、ジュウォンに我慢させていたことを知って落ち込むユンソに「君のために我慢したのではなく、君のおかげで好きなものが増えたんだよ」と言うんです。なんという包容力！ 財閥御曹司なのに全く“俺様”じゃなくて、自分の気持ちに正直で、それを相手に伝える能力まであるジュウォン、かっこよすぎませんか!?

（C）Coupang Corp.

年下彼氏のジュウォンがユンソに対して敬語を使っているところもキュンとするポイント。ジュウォンはユンソのことを「チャギ（ダーリン）」と呼んでいるのですが、敬語で話している中にさらっと入ってくる「チャギ」がまあ甘いこと♡。ユンソとやり直すために「年下男子の胸キュンポイントはタメ口らしい」とネットで学んだ知識で魅力をアピールする姿にくすっとさせられたかと思えば、「俺はこれからも君を思い続ける」「やり直そう」と真っすぐに想いを伝える言葉はタメ口だからこそドキドキがより高まるという。ユンソを一途に愛するジュウォンにキュンキュンが止まりません！

ムン・サンミンにとって『ウェディング・インポッシブル』に続いて2度目のラブコメ×御曹司役となりましたが、持ち前のかっこよさと可愛らしさを併せ持つルックスがワンコ系御曹司のジュウォンにぴったりハマっていて、コミカルな演技もすっかり板についてきた感じ。2本とも観た感想としては、ムン・サンミンはラブコメ、そして財閥御曹司役との相性抜群じゃないですか？みなさんいかがでしょうか！財閥御曹司役を演じるうえでマストとも言えるスリーピーススーツも190cmという高身長で完璧に着こなしていますし。しかも、本作ではスーツを自費で準備したのだそう！役に向き合う姿勢まで素晴らしい！

（C）Coupang Corp.

お互いに好きなまま別れて“付き合う前”の関係に戻ったユンソとジュウォン。そこにイ・ヒョヌ演じる画家ソンミンも加わり、恋の三角関係に...⁉︎ 果たしてジュウォンはユンソの気持ちを取り戻せるのか、ユンソになった気持ちでときめきつつ、猛アタックが実るように応援したくなる作品です。

また、ユン・バクとパク・ソジン（Girl's Day）が演じるジュウォンの兄夫婦がサブカップル的な存在に。政略結婚した仮面夫婦が徐々に惹かれあっていくという、もう一つの逆走ロマンスにも注目を。

軽快なストーリーで最後まで楽しく観られるので、疲れた時のときめきチャージにぜひ♡。