アイドル。そして表現者。Travis Japan——夢舞台。

一糸乱れぬパフォーマンスは、見る者の心をとらえて離さない。彼らは、アイドルであり、高みをめざして挑戦し続ける表現者だ。彼らの舞台伝説に迫ってみた。

2022年MORE3月号掲載企画から、インタビュー記事をお届けします。
【Travis Japan】吉澤閑也「あの画像_1

吉澤閑也 

よしざわ・しずや●1995年8月10日生まれ、神奈川県出身。バスケットボール番組『熱血バスケ』(NHK BS1)に応援リーダーとして不定期で出演中

Travis Japanは見た 吉澤閑也の舞台伝説

その跳躍力は、どこまでも、どこへでも

宮近 閑也はバスケが好きだし、ダンスに対してもマジメなんだよね。だから、キャッチコピーをつけるとしたら、“マジメなシズケル・ジョーダン”!

松倉 ハハハ! めっちゃいいじゃん(笑)。

宮近 マイケル・ジョーダンって跳躍力がすごいから、ジョーダンのようにマジメに高みをめざしてるっていう意味もこめて。

吉澤 最初聞いた時「何それ?」って思ったけど、内容はしっかりしてた(笑)。メンバーのことを、よく見てる。さすがです。

宮近 やっぱ、“マジメなシズケル・ジョーダン(冗談じゃないよ)”にしようかな(笑)。

吉澤 もう決まったね(笑)、それだね!

宮近 そんな閑也の舞台伝説といえば、ステージ上の移動距離。毎回位置移動が激しくて、オレが真ん中にいて全然動いてない間に、上手から逆の下手に行って、また上手に帰ってきて、1回センターに入って、また下手に行く、とか。

吉澤 踊りながら移動したら、オレの右に出る者はいないはず。

川島 逆の意味の伝説は? 出とちったとか、ないの?

吉澤 全然あるよ。なんなら、Travis Japanとして初めて出演させてもらった2016~2017年の舞台『JOHNNY'S ALL STARS IsLAND』の時に“寝”とちったこともある。毎日みんなより3時間くらい早く劇場入りして練習してたら疲れちゃって、本番中に舞台袖で座って一瞬気を抜いた瞬間に寝ちゃって。起きたら自分の出るシーンが始まってて……。

松田 マジで!?

川島 うわ! 戸塚(祥太)くんのシーンでしょ!? オレ、それで閑也を叱った記憶がある。

吉澤 あれは人生でいちばんっていうくらい申し訳ない失敗だった。

川島 でも、その公演の時、ステージ上でも寝てたじゃん。サンタさんの姿で。

吉澤 そうそう。公演期間中にクリスマスシーズンが近づいてきた時、スタッフさんから突然「サンタできるか?」って聞かれて、「なんの話だろうな」と思いつつも「はい、できます」って答えたの。そしたら、1幕と2幕の間の30分、ずっとステージ上でサンタクロースの格好をして寝てることに(笑)。

七五三掛 公開で寝るって、なかなかないよね(笑)。

川島 普通は寝顔なんてオフショットくらいしか見られないよ。

宮近 しかも閑也、その時期、ちょっと調子に乗ってたんでしょ?(笑)。

吉澤 正直、めちゃめちゃイキってたね。

川島 「オレはサンタもできるんだから、ここまではい上がってこいよ」的なことを言われたもん(笑)。

宮近 如恵留より年下で、しかも後輩だったのに(笑)。

中村 サンタができるからって、イキってたの?(笑)。

吉澤 子どもだったっていうことで、許して!

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取材・原文/吉川由希子 構成・企画/渡部遥奈(MORE)