アイドル。そして表現者。Travis Japan——夢舞台。

一糸乱れぬパフォーマンスは、見る者の心をとらえて離さない。彼らは、アイドルであり、高みをめざして挑戦し続ける表現者だ。彼らの舞台伝説に迫ってみた。

2022年MORE3月号掲載企画から、インタビュー記事をお届けします。
松田元太の舞台伝説

松田元太

まつだ・げんた●1999年4月19日生まれ、埼玉県出身。『連続ドラマW だから殺せなかった』(WOWOWプライム)に物語の鍵を握る大学生役で出演中。ダブル主演を務めた映画『君が落とした青空』が2月18日公開

Travis Japanは見た 松田元太の舞台伝説

体から音を感じる“BODY TALKER”

松倉 元太のダンスを見ていて思うのは、緩急のつけ方が上手で、動きがなめらか。全体的に見せ方がうまい。

松田 おぉ〜!

松倉 あと、スッと立ってるだけでも、オーラと色気があふれてるよね。

松田 うれしいな、それ。

松倉 元太が気持ちよく踊ってるのを見てると、無音でも音が聞こえてくるんだよね。語りかけるように。キャッチコピーをつけるなら、アルファベットの大文字でおしゃれに“BODY TALK”みたいな。

七五三掛 “BODY TALK”、めっちゃ合ってる。言葉がセクシーな響きが。

吉澤 “BODY CONVERSATION”とかは?

松倉 それもいいね。

松田 オレは、おしゃれすぎて、もうわかんなくなった(笑)。ボディソープみたいなこと?

松倉 なめらかっていう意味では、ボディソープでもいい。

中村 おもしろいじゃん(笑)。

松田 洗い流さないボディソープ!

川島 それは肌がめっちゃ荒れるわ!(笑)。

松倉 洗い流さないのはトリートメントにしとけよ(笑)。

宮近 “BODY TALKER”のほうがいいんじゃない? “BODY TALK”だと、名詞と動詞になっちゃうから。

松倉 そうだね。“BODY TALKER”、いいんじゃないでしょうか。(スタッフに向かって)これもアルファベットの大文字でお願いします!

川島 たとえば、元太のどういうダンスから音を感じるの?

松倉 いっぱいあるんだけど、今パッと出てきたのは『虎者 NINJAPAN 2021』の『千年メドレー』。わりと最近まで見てたからっていうのもあるのかな。あの曲のちゃか(宮近)と元太が前で踊るパートは、後ろから見てるだけで気持ちよくて、「ウェ〜イ!」ってなる。その中でも元太が胸をたっぷり使って踊ってるところが好き。

松田 うれしい! でもオレ、今までみんなが話してきたステージでの失敗エピソードが思いつかないんだけど……なんかあるかな?

川島 あなた、『お台場 踊り場 土日の遊び場』も2019年の『虎者 NINJAPAN』も、初日、足つったやん。

松田 そうだった。オレ、初日、足、つりがち。

松倉 元太、つりやすいよね。

中村 わかる。初日って、変に力入っちゃうんだよね。

川島 2020年の『虎者 NINJAPAN』は、初日に海人が足つったもんね。

松田 それで、お客さんの気持ちも釣りがち……なんちゃって。

吉澤 つりがち?

松田 ……っ!(無言でひたすら目をかき始める)。

松倉 なんかやってる(笑)。

松田 カメラのフラッシュがまぶしいっ……!

宮近 誰も撮ってないよ。もし光を感じてるなら、それはスベったストレスだから(笑)。

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取材・原文/吉川由希子 構成・企画/渡部遥奈(MORE)