選べる私、最高だ! MORE45周年 スペシャルインタビュー

「自分で納得して選びたい」
20代の女性たちと話していて、よく耳にする言葉です。自分らしさは、自分が選んできたものの集合体とも言えるから納得して選べれば満足度は上がるし、たとえ失敗しても諦めがつくというもの。では、どうしたら“選べる自分”になれるんだろう? 今回、MORE創刊45周年記念号の巻頭企画として、この疑問に向きあうことにしました。キラキラと輝いている人たちは、何をどう選んでいる? さまざまな分野で活躍する12人の言葉から、素敵な人たちが輝いているのは、特別な何かだけじゃない一歩を踏み出す勇気があるからだと気づかされます。選ぶためのヒントにあふれる、その言葉から、あなたも勇気をもらってください。そして一歩踏み出せば、心の中で言いたくなるはず。
「選べる私、最高だ!」と。

タレント ryuchell

プロフィール

ryuchell
りゅうちぇる●1995年9月29日生まれ、沖縄県出身。上京後、人気ショップ店員としてティーンのカリスマ的存在に。タレントとして活動する現在はマルチな才能を生かし多方面で活躍
笑顔のryuchellさん
シャツ¥6490/BIG TIME 下北沢 ネックレス¥2750/フラミンゴ下北沢店2nd

夢や目標は無理して持たなくてもいい。目指す場所や歩く道を決めない、寄り道だらけの人生だからいろんな出会いや経験を手に入れられた

いくつもの選択肢を目の前にした時、僕は迷わず“ひとつ”を選びます。その理由はきっと「夢や目標を持っていないから」。もちろん、夢を持つのは素敵なことだし憧れます。でも、夢へと向かう道“だけ”を突き進むことは「その道しか知らない」ことにもなる。「あそこを目指さなきゃいけない」、「こっちに進まなきゃいけない」という気持ちは自分の中に必要のないルールをつくってしまい、ときに自分の可能性を狭めてしまうこともある。僕にはそれがないから、その時々の自分の気持ちや直感を大切に、たくさんの選択肢の中から“たったひとつ”を選ぶことができるんだと思う。あっちこっちへフワリフワリと寄り道だらけの人生だけど、だからこそ、いろんな出会いや経験を手に入れることができた。僕は、この歩み方がけっこう気に入っているんです。
ペイズリー柄のシャツを着たryuchellさん
そんな僕だけど、選択のしかたに工夫をすることがあって。それは感情やものの見方の選択。たとえば、雨が降っている。そこで「憂うつだな」と思うのではなく「お気に入りの傘を使える♡」と考えたら、その日のハッピー度が変わってきませんか? 人生は“見る角度”を変えればいくらでも変わる。僕は幸せになれる角度を選べる自分でありたい。もちろん、落ち込んだり、気持ちが晴れなかったり、幸せな角度を探せない時もある。そんな時のためにも、趣味でもいい、食べ物でもいい、洋服だっていい、落ち込んだ気持ちを癒す“お薬”を知っておくのは大事なこと。そのお薬はきっと、この先の僕を支えてくれる。多少お金を使ってでも、その“お薬”を探して知る、それは僕の20代の大きな課題でもあったりするんです。


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撮影/Sakai De Jun ヘア&メイク/megu スタイリスト/曽我一平 取材・原文/石井美輪 構成・企画/渡部遥奈(MORE) ※掲載商品の発売時期については変更等の可能性があります。メーカーHP等で最新情報をご確認ください。