関ジャニ∞丸山隆平さんの自分を幸せにする方法「ダメな時は月のせいだからしゃあないな(笑)」
丸ちゃんの幸福学!
この日、撮影現場ではあちこちから大きな笑い声が聞こえてきた。その原因はもちろん彼。昔からの友人のようにフランクに話しかけ、あっという間に現場にいる全員を笑顔に変えてしまった。周りに笑いと幸せを届ける「関ジャニ∞」の心優しきムードメーカー。丸山隆平さんが考える、「幸せってきっとこういうこと」。
丸山隆平さんプロフィール
まるやま・りゅうへい●「関ジャニ∞」のメンバーとしてはもちろん、『サタデープラス』のメインキャスターを務めるなど幅広く活躍。また、ドラマ『着飾る恋には理由があって』やブロードウェイミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』の演技も話題に。俳優としても注目を集めている。9月25日から舞台『パラダイス』で主演を務める
ちょっとしたことで自分を幸せにする
“あんかけ焼きそば”で幸せになる
とにかく、いろんなおいしいものに出合いたい。僕は根っからの食いしん坊なので、同じものを繰り返し食べることはめったにないのですが、ときには「もう一回、食べたい」と思わせる逸品に出合うことも。そのひとつが、某中華料理屋さんのあんかけ焼きそば!! パリパリで、モチモチで、トロトロで、これが本当に最高で♡ 「今日、頑張ったらアレを食べにいこう」。最近はその焼きそばがやる気を導く“ご褒美メシ”に。
エゴサーチで出合う幸せ
僕は“エゴサ”をよくします。たとえば、出演番組が放送されたあと、自分の思いはちゃんと観ている人に伝わったのか、自分の言葉が誰かを傷つけていないだろうか……。「大丈夫だったかな?」の気持ちでスマホを開く。それはあくまでも自分を客観視するため、マーケティングや情報収集に近い感覚でやっているんだけど。SNSを徘徊しているとふいに、“マルちゃんのために揚げたから揚げ”、“マルちゃんの誕生日に作ったケーキ”なんて投稿に出合うことがある。もうさ、そんなのを見つけた日にはうれしくて愛おしいよね。“誰かに思われること”はいつだって僕を幸せにしてくれる。多少、から揚げがカラッと揚がっていなかったり、若干、ケーキがいびつなカタチをしていたとしてもね(笑)。
幸せになるほめ言葉は「いい香りしますね」
僕はほめられるのが苦手です。ずっと叱られてばかりの人生を歩んできたから「慣れていない」っていうのもひとつの理由だろうし。今も昔も「自分は足りないものばかりだ」と思っているからこそ、ほめ言葉はいつも素直に受け止めることができない。ただ「いい香りですね」はなんだかうれしい。動物は嗅覚で恋をするっていうじゃないですか、自分の匂いをほめられるのって、いろんな条件を飛び越えて、本能的に受け入れてもらえたような気がするじゃないですか(笑)。
「しゃあないな」を用意しておく
日々、気分が上がったり下がったり。気持ちにムラが出てしまいがちな自分自身とずっと向きあってきたからこそ、“自分のゴキゲンの取り方”にはわりと詳しいほうだと思う。そのひとつが「しゃあないな」をいくつか用意しておくこと。たとえば、これもなんだか変なハナシなんですけど、僕ね、新月と満月が近づくと気分が乱れがちなんですよ。イライラし始めたり、急に人との距離を重く感じ始めたり……。だから、月齢カレンダーのアプリをスマホに入れていて、気分が下がった時はそれを確認。「満月のせいだ」、「新月のせいだ」、「自分じゃなく月のせいだからしゃあないな」と(笑)。自分を追い詰めたところで、さらに落ち込む負のループに迷い込むだけ。だからこそ、そんな時は何かのせいにして、そんな自分も許してあげる。月じゃなくてもいい、気圧のせいにしたっていい、昔の僕は“オバケ”のせいにしていたことだってありますからね(笑)。ダメな時は「しゃあないな」といい意味で諦めて、気持ちが上がってくるのを静かに待てばいいんです。
COCOON PRODUCTION 2022『パラダイス』
詐欺グループのリーダーの男(丸山)は、ヤクザに無理難題をふっかけられ仲間と手を広げていく。いっときはうまくいっているように思えたが、やがて暗雲が立ち込める……。●9/25〜10/3 森ノ宮ピロティホール、10/7〜11/3 Bunkamuraシアターコクーン
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取材・原文/石井美輪 ※MORE2022年10月号掲載