関ジャニ∞丸山隆平さんの人生観「幸せとは“株のレート”のようなもの」【丸ちゃんの幸福学】
丸ちゃんの幸福学!
この日、撮影現場ではあちこちから大きな笑い声が聞こえてきた。その原因はもちろん彼。昔からの友人のようにフランクに話しかけ、あっという間に現場にいる全員を笑顔に変えてしまった。周りに笑いと幸せを届ける「関ジャニ∞」の心優しきムードメーカー。丸山隆平さんが考える、「幸せってきっとこういうこと」。
丸山隆平さんプロフィール
まるやま・りゅうへい●「関ジャニ∞」のメンバーとしてはもちろん、『サタデープラス』のメインキャスターを務めるなど幅広く活躍。また、ドラマ『着飾る恋には理由があって』やブロードウェイミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』の演技も話題に。俳優としても注目を集めている。9月25日から舞台『パラダイス』で主演を務める
丸山隆平の幸福って?
幸せとは“株のレート”のようなものなんだと思う。株価は下がったり上がったり、ジグザグと折れ線グラフを描くのが当たり前で、人生もまた同様に“沈んでは浮く”を繰り返す。その浮上する時に感じる喜びこそが“幸せ”なんだと僕は思っていて。つまり幸せとは瞬間的なもので、永遠に続くものではないんですよね。だからこそ、僕は幸せに固執しない、依存しない。なかなか当たりの出ない“くじ”のようなものだと思っている。そう考えれば“ハズレ”が出ても「しゃあないな」。自分の気持ちもスッとラクになるから。人間はみんな欲張りだ。そういう僕も欲しいものは山ほどある。いつ音を鳴らしても大丈夫な防音ルームが欲しい。新しくベッドも買い替えたい。同じ味で再現できる料理の腕も欲しいし、しっかり目止めされた土鍋も買いたい……。前進するためのモチベーションにもなるから、ときに欲は必要だと僕は思っている。ただ、幸せにおいては欲張ると自分を苦しめる気がする。幸せは自分ひとりでつくり出すことはできない、周りの人や環境が重なりあって生まれるものだとも思うから。さっき、インタビュアーさんにこんなことを聞かれた。「丸山隆平を幸せにするにはどうしたらいいですか?」。その答えは「もういいです、十分です、僕はすでに満ち足りています」。僕を応援してくれる人の中に「丸山隆平を笑顔にしたい」という人がいるのならば伝えたい言葉はただひとつ。「健康で元気でいてください」。結婚してもしなくてもいい、仕事をやめても続けてもいいし、自分の好きなように生きて、年を重ねた時に「お疲れ」って笑顔を交わすことができたら、それだけで僕はほんまに幸せです。
COCOON PRODUCTION 2022『パラダイス』
詐欺グループのリーダーの男(丸山)は、ヤクザに無理難題をふっかけられ仲間と手を広げていく。いっときはうまくいっているように思えたが、やがて暗雲が立ち込める……。●9/25〜10/3 森ノ宮ピロティホール、10/7〜11/3 Bunkamuraシアターコクーン
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取材・原文/石井美輪 ※MORE2022年10月号掲載