丸ちゃんの幸福学!

関ジャニ∞丸山隆平さんの幸福学
この日、撮影現場ではあちこちから大きな笑い声が聞こえてきた。その原因はもちろん彼。昔からの友人のようにフランクに話しかけ、あっという間に現場にいる全員を笑顔に変えてしまった。周りに笑いと幸せを届ける「関ジャニ∞」の心優しきムードメーカー。丸山隆平さんが考える、「幸せってきっとこういうこと」。

丸山隆平さんプロフィール

まるやま・りゅうへい●「関ジャニ∞」のメンバーとしてはもちろん、『サタデープラス』のメインキャスターを務めるなど幅広く活躍。また、ドラマ『着飾る恋には理由があって』やブロードウェイミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』の演技も話題に。俳優としても注目を集めている。9月25日から舞台『パラダイス』で主演を務める

エンターテインメントで幸せを届けあう

関ジャニ∞とエイターの永遠に続く“幸せの恩返し”合戦

デビュー前、仕事もなく、自分に自信もなく、「もうやめてしまおうか」と考えたことがあった。そんな僕を引き止めたのは、「マルちゃんが笑顔で頑張っているのが私の支えです」。ファンレターにつづられたあったかい言葉の数々でした。「自分はひとりでステージに立っているわけじゃない、たくさんの思いを背中に背負っているんだ」。大切なことに気づいたのもまさにその頃。「応援してくれる人がいるから僕はここにいる」。その気持ちは今も昔もずっと変わらない。また、関ジャニ∞のファンの皆さんとはいくつもの歴史を乗り越えているから……。それこそ、ライブ会場でもすぐにわかるんですよ。「あ、この人はけっこうオールドのファンの方やな」とか。もうね、まなざしが深いから。よかったなぁ、よかったなぁって、家族みたいなまなざしを僕らに向けてくれるから。そんなまなざしを感じるたびに思うんですよ。エンターテインメントとして皆さんを楽しませる立場にありながらも、僕らはこの人たちに玉のように大事に磨き上げてもらったんだなって。恩返しをしたい一心でステージに立つんだけど、そのライブだって皆さんが来てくれるからできるわけで……。恩返しをしてもしても“借り”はどんどん増えていく。だからね、僕らの恩返しは永遠に終わらんのですよ(笑)。

役者として演じること

2020年、新型コロナウイルスの影響で上演中止になってしまった舞台『パラダイス』。2022年、約2年の時を経て上演することが決定しました。当時は共演者の八嶋(智人)さんと「なんでやねん!!」と叫んでしまったほど本当に悔しくて……。こないだ、演出家の赤堀(雅秋)さんと八嶋さんと3人でゴハンを食べたんですけど。あらためて、その悔しさを共有しながら上演できることの喜びを共にかみしめました。僕が今作で演じるのは詐欺グループのリーダー。つまりは、わっる~い男なんですけど……。赤堀さんの作品ってすごくリアルで。「こういうことがきっとどこかで起きているんだ」と思わせる出来事が舞台の上で展開していく。それがなんか不思議で、気持ち悪くて、怖くて、面白いんです。その世界の一員になるのが今すごく楽しみなんですよね。舞台では自分とかけ離れた役をいただくことが多い。そして、それは役者としてうれしいことでもある。芝居の楽しみは、違う人物になって、あたかもそれが“真実”のように、堂々と“嘘”をつくこと。もちろん、シラフじゃそんな嘘はつけないから観客だけでなく自分自身もだましていく……。それがなんだかクセになるというか、中毒性があるというか。一度ハマったら抜けさせない、魔力のようなものがきっと芝居にはあるんだと思う。

COCOON PRODUCTION 2022『パラダイス』

詐欺グループのリーダーの男(丸山)は、ヤクザに無理難題をふっかけられ仲間と手を広げていく。いっときはうまくいっているように思えたが、やがて暗雲が立ち込める……。●9/25〜10/3 森ノ宮ピロティホール、10/7〜11/3 Bunkamuraシアターコクーン

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取材・原文/石井美輪 ※MORE2022年10月号掲載