関ジャニ∞安田章大さんのやさしさルーツは家族「ファンの人を家に招き入れてしまったことがあるくらい（笑）」

安田くんのやさしさ学。

この日、スタジオのテーブルに並んだお昼ごはんを見て「用意してくれたん？　うれしいなぁ、ありがとうね」と微笑み、「今はお腹いっぱいやから家で食べるね」とお弁当をひとつ抱きかかえた。その笑顔とやさしさと気遣いで、周りの人の心をポッと温めてくれる人。関ジャニ∞の“真心”と称される、安田章大さんが語った「やさしさとは」。

安田章大さんプロフィール

やすだ・しょうた●1984年9月11日生まれ、兵庫県出身。国民的アイドルグループ「関ジャニ∞」のメンバーとして、主にメインヴォーカル、リードギターを担当。音楽業のほか、映画、舞台など俳優業でも活躍するなどマルチな才能を発揮する

やさしさのルーツ

両親のやさしさ

今も昔も、母からよく言われているのが「自分が正しいと思わないでね」という言葉です。「自分の考えや行動が正解だとは限らない。まずは自分を疑い周りの言葉に耳を傾けなさい。もしも周りが間違えていたとしてもそれを信じてあげる心を持ちなさい」幼い頃から僕は、母からそう言われ育ってきました。皆さんが僕のことをやさしいと思ってくれるのならそのルーツは間違いなく両親にあるのだと思います。父はひと言で言うなら、“ザ・頑固なオヤジ”で。家事もいまだに母に任せっきりで洗濯機の回し方もわからないような人なんですけど。でも誰かが困っていれば手を差し伸べる、相手が知らない人であっても声をかけて、友達のように接する温かさを持った人なんです。母もまた、やさしい人で。それこそ、大昔やけど実家の前を通ったファンの人を見て「寒いやろ。そんなとこに立ってないでお茶飲んでいき」って家に招き入れてしまったことがあるくらい（笑）。今はもう、アカンことやとわかっているのでさすがに同じことはしませんけど。両親はほんまに垣根なく温かい人たちなんですよ。