SixTONES 6つの美学、1つの夢。

現状に満足したことなんて一度もない。ヒリヒリとした熱を放ちながら「まだまだ」、「もっともっと」と、走り続けるSixTONES。彼らがずっと追い続けている夢、そして、それぞれの夢の美学。

SixTONES

2020年デビューのアイドルグループ。各メンバーが音楽業のほかドラマや映画、ミュージカル、バラエティと各方面でマルチに活躍。好評発売中の最新アルバム『声』や『バリューの真実』(NHK Eテレ・火曜19:00〜)も要チェック!

ジェシーの美学。

SixTONES ジェシー

夢を叶えるために必要なものを聞かれたら間違いなく「仲間」と答える

同じ空手道場に通う友達に誘われて、ジャニーズ事務所の門を叩いたのは、小4の頃だった。そこで、ジャニーさんから「試しにやってみれば?」と言われ、家族からも同じことを言われ、だから今もオレは試しにやり続けているんですよ。「そろそろ本気出さないと」って思いながらね(笑)。っていうのは冗談だけど、夢や目標とはそれくらいの感覚で向きあったほうがいいと思っている。「この仕事に絶対に向いている!」、「絶対に夢を叶えてやる!」、そう考えると苦しくなるというか。自分の中で「絶対」を決めると、実現できなかった時の悲しみもガッカリ感も強くなってしまうと思うから。

オレね、人生にも、夢にも、他人にも、過度な期待を持たないようにしているんですよ。それはきっと、自分がネガティブな性格だから。そうすることで物ごとをポジティブ変換しているんだよね。期待しなければミスった時も落ち込んだり自分を責めたりせずにすむ。「まあ、そんなもんだろ」って、「まいっか」って、「生きているだけで幸せ!」ってね。テストの点数もさ、「めっちゃできた!」と思いきや45点でガッカリするより、「大丈夫かな」と不安に思っていたら80点だった時のほうが断然うれしいというか。オレはそっちの感覚のほうが好きなんですよ。

ジャニーズJr.時代、周りにいるのは仲間だけどライバルで。出る杭は打たれるじゃないけど、面倒な人間関係に巻き込まれることもあった。それこそ、気づかぬうちに孤立して人間不信になったこともあるしね。そんなオレだけど「夢を叶えるために必要なものは何か」と聞かれたら間違いなく「仲間」と答えるんだと思う。実際、オレに夢ができたのはSixTONESの仲間に出会ってからで。この6人でやりたいという思いが自分の原動力になっている。自分を傷つけるのも人間だったけど、救ったり力を届けてくれるのもやっぱり人間で、人はひとりでは生きていけないのだとあらためて思う。だからこそ、信じることができる人、支えてくれる人、応援してくれる人、仲間は大事にしなきゃいけないんだよね。「目の前のすべてを当たり前だと思うな」も大切なこと。不満を抱きそうな時は「今、自分は地獄にいるんだ」と考える。そうすれば、何もかもに感謝できるというか。大切なものを手にしている自分に気づけるから。

ジェシーさんプロフィール

じぇしー●1996年6月11日生まれ、東京都出身。美しい歌声でSixTONESを引っぱる一方、バラエティなどでは臆せずモノマネなどを披露する三枚目な一面も。劇場版『TOKYO MER ~走る緊急救命室~』が4月28日に公開予定

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取材協力/上村祐子 海渡理恵 取材・原文/石井美輪 ※MORE2023年3・4月合併号掲載