災害発生時に必要な「三種の神器」とは? ひとり暮らし女子が知っておくべき自宅避難
【“自宅避難” Q&A】ひとり暮らし女子が知っておきたい防災のこと
自宅避難時にあると便利な防災GOODS
地震や台風、洪水……。毎年のように各地で起きる自然災害。災害発生時は、建物が無事なら自宅避難で身を守るのが鉄則。まずは3日間、家にあるストックだけで過ごせる環境づくりを!
教えてくれたのは……
NPO法人「ママプラグ」理事 冨川万美さん
東日本大震災の支援活動を機に「ママプラグ」の設立に携わる。監修本に『家族と自分の命をつなぐ最新常識 今どき防災バイブル』(主婦の友社)など
東日本大震災の支援活動を機に「ママプラグ」の設立に携わる。監修本に『家族と自分の命をつなぐ最新常識 今どき防災バイブル』(主婦の友社)など
Q.出先やオフィスで被災した時はすぐに帰宅するのがベスト?
A.会社にいるほうが安心なことも。お泊まりセットを常備して
「災害時の基本はすぐに移動しないこと。人が多い会社に残るほうが安全なことも多いので、3日は寝泊まりする前提でスニーカーや着替え、メガネや薬、生理用品などを常備しておきましょう」(冨川さん、以下同)
Q.非常食ってどんなものを選ぶべき?
A.まずは味見しておいしいと思えるものを
「備蓄するなら食べ慣れた味がベスト。非常食は日常の延長で考えて。とはいえ長期保存できる非常食も便利なので、少量ずつ買って食べ比べながら好きなものを選ぶといいですね」
Q.どこに収納しておくのがいい?
A.冷蔵庫をからにしないルーティンをつくる
「いちばん簡単なストック法は、冷蔵庫の中を常に食べものでいっぱいにしておくこと。3日分はそれでまかなえるはず。お菓子や缶詰など常温保存できるものもあるとより安心」
Q.これだけは絶対に必要!っていうアイテムは?
A.スマホ充電器、カセットコンロ、ランタンは三種の神器です
「ガスや電気が止まってもカセットコンロがあれば温かい食事がとれます。ランタンはコードレスだと持ち運びにも便利。また、情報収集や連絡手段に欠かせないスマホの充電器は乾電池式も用意しておくと安心です」
Q.備蓄はどのくらい必要?
A.最低でも3日分は準備しましょう
「生死の境目といわれる、発災から72時間(3日間)分は家で過ごせる備えを。新型コロナウイルス感染症と同じくサポートなしで10日間自主隔離するにはどうすればいいかを考えると、イメージしやすいかもしれません」
Q.常に持ち歩いたほうがいいものはある?
A.スマホ充電器やお菓子など1日分は命を守れるものを
「停電した建物で一晩過ごすイメージで、ポーチの中にはあめやクッキーなど、よく食べるお菓子を入れて非常食代わりにするといいですよ。コンパクトなレスキューシートは防寒や、救助を呼ぶ際に振る旗代わりにもなります」
ハイブリッドレスキューシート(オープン価格)/LA・PITA
ソイジョイ プラントベース ホワイトチョコ&レモン¥124(価格は編集部調べ)/大塚製薬
ソイジョイ プラントベース ホワイトチョコ&レモン¥124(価格は編集部調べ)/大塚製薬
関連リンク
撮影/ケビン・チャン 取材・原文/国分美由紀 ※掲載商品については変更等の可能性があります。メーカーHP等で最新情報をご確認ください。