社会人になる4月、キレイの階段も上るあなたへ――“感じがいい子メイク”の真実

人生の新シーズンのスタートは、“はじめましてシーン”の連続! 社内で、取引先で、誰からも好感を持たれるメイクを味方につけて、社会人ライフを楽しまなくちゃ!! そこで今回は理系ヘア&メイクpaku☆chanさんが、会社で好かれるメイクについて、教えます♡

シャツ¥6600/ザ・スーツカンパニー 銀座本店 イヤリング¥32000/アガット

心に刻んでおきたい社会人メイクのカギ paku☆chanさんと考える「感じがいい子」フェイスとは?

学生時代と差がつく社会人メイクはバランスにあり? paku☆chanさん×社会人6年目×社会人2年目のトークで見えた“感じのよさ”の正体とは?
ブラウス¥6990/イェッカ ヴェッカ 新宿 その他/本人私物

(右)モアハピ部 No.669 
まむまむさん 社会人2年目
昨年の春に社会人デビューをし、現在は企業受付勤務。会社の先輩からは「メイクをもっと濃くしたほうが」と指摘されることが多かったそう。でも、具体的な方法がわからず、自己流メイクに不安が

(中)ヘア&メイク paku☆︎chanさん
理論的かつ、繊細なテクニックの数々で女優やタレントからの指名も絶えないヘア&メイクアップアーティスト。先月号でリニューアルした連載『今月ののぼり坂コスメ』にて注目のコスメを提案中!

(左)モアハピ部 No.666 ぶりさん 社会人6年目
金融機関でトレーダーとして勤務。最近、外勤から内勤になり室内でも明るく見えるメイクを模索中。スマホに“なりたい顔イメージ”の写真フォルダをつくり、自分に合ったメイクを日々研究中!

6年目OLの経験談 「真面目すぎるよりほどよい抜け感って意外と大事」

ぶりさん(以下、B) 自分の経験を振り返ると、社会人デビューのメイクって萎縮してメイク感がなさすぎたり、逆に頑張りすぎて濃くなったりと極端になりがち……。職種にもよると思うけれど、就活生と差をつけるには“ほどよい抜け感”って意外と大事ですよね。
paku☆chanさん(以下、P) そうだね、はじめましてのシーンでは、メイクはその人の印象を決定づける要素のひとつ。地味なメイクは消極的に見えるし、気合が入りすぎたメイクは緊張感が伝わってしまう。健康的で少し余裕を感じさせるメイクこそ、新社会人に習得してほしい。
まむまむさん(以下、M) “余裕を感じさせるメイク”ってどうすれば?
P ずばり、一点主義で見せるメイクではなく、バランスのとれたメイク。アイメイクやリップなどひとつのパーツが主役になって目立つのではなく、顔全体にフレッシュな血色感と品のよさがあることが感じのよさにつながる。服のコーディネートと一緒で、メイクも顔全体でバランスを整えることが大切!
M 私も新人の時にそれを知っていたらな〜(笑)。
P もちろん、新社会人だけでなくお仕事メイクを成功させるコツなので覚えておいてねー!

2年目OLの疑問 「品と華やかさのバランスが難しい!」

M 私は企業受付という職業柄、華やかさや親しみやすさを感じさせる印象が求められます。だから、リップは淡い色より発色のいい色で華やかに、アイメイクはラメを下まぶたに入れて明るい印象を目指しているけれど、正解がわからないまま社会人2年目に……。
P たしかに、受付って会社の顔だからメイク印象は、大事だよね! まむまむさんのメイクで気になるのは、アイラインとラメシャドウの主張が強いことかな。かえって幼く派手に見えてしまっているかも。アイラインを黒ではなくブラウンにしたり、ラメシャドウで出す華やかさよりもベージュシャドウの陰影で奥行きのある目もとに仕上げるともっと素敵になるはず。そうするとチークやリップの血色感とも相性がよくなって、華やかさと品が両立する社会人メイクが自然とできます。
B まさに、顔全体のバランスを整えるってことですね!
P そう。パッと目を引く色やキラキラのラメに頼らなくても、顔印象を引き立てる丁寧なメイクをすれば品のある大人の華やかさがにじみ出てくるんです。はじめましての相手にも、“この人は仕事も丁寧にできそう”と好印象を持ってもらえますよ。

paku☆chanさんが考える 「社会人メイクの楽しみ方」

B 先輩OLならではの“感じのよさ”の秘訣も知りたい!
P それなら、ポーチの中身を見てもいい?
B はい! 肌がキレイに見える清潔感が大事なので、ブルーベースの肌トーンに合わせてアイシャドウもチークもリップも青みピンク系を愛用中です。
P 青みピンクも似合うけれど、それ以外の色が似合わないというのは思い込みかも! 新社会人の子には、115〜117ページで提案する基本のメイクをまずマスターしてほしい。けれど、先輩OLたちにはその日の仕事内容や予定に合わせ「お仕事メイクのバリエを楽しむ」ことも“感じのよさ”につながると知ってほしい。
B たしかに、メイクのマンネリを感じていたけど、いきなり変えるのは勇気が出なくて……。
P 初めて使う色を面積の広いチークなどで取り入れると見慣れないでしょう。でも、面積の狭い目もとから取り入れると、しだいに抵抗がなくなるはず。おしだいメイクは“どこが変わったかはわからないけど、何かが違う”と思わせることが大切。それがメイク上手であり、バランスのとれたメイクができている証拠。毎日テーマを決めてメイクをすると、仕事もさらに楽しくなるはず!
取材・文/海渡理恵 撮影/向山裕信(vale./P113、P116〜117、P122〜124) 亀田 亮(YOKOO STUDIO/P114) 冨樫実和(P126〜128) 恩田はるみ(製品/P118〜121) 岩城裕哉(製品/P115~116、P125) ヘア&メイク/paku☆chan(Three PEACE/P113、P116〜117) 北原 果(P122〜124) モデル/井桁弘恵 スタイリスト/梅林裕美(モデル) 福永いずみ(製品)