6人組グループSixTONES初となる4大ドームツアー「VVS(バイブス)」。メンバー6人の躍動感に溢れたキレッキレのパフォーマンスを存分に堪能できるライブです。この記事では、4月22日(月)東京ドームで行われた最終公演の様子をお届けします。

全力でパフォーマンスを楽しむ姿が印象的(左から)京本大我、森本慎太郎、松村北斗、ジェシー、田中樹、髙地優吾

全力でパフォーマンスを楽しむ姿が印象的(左から)京本大我、森本慎太郎、松村北斗、ジェシー、田中樹、髙地優吾

ライブの模様を最速でお届け!

4大ドームツアーの最終公演とあって、ライブ開始前からSixTONESの登場を心待ちにするファンの熱量が会場に広がっています。会場が暗転し重低音が響くと、センターステージより6方向に長く伸びたアームの先端に設置された「ロックレーン(※SixTONESメンバーが命名した造語)」から、メンバーがド派手に登場。ロックレーンに乗ったメンバーが4階席の高さくらいまで上昇すると「待っていました~♡」と言わんばかりのファンの声援が東京ドームを揺らします。

グループとして初の生バンドによる演奏を実現した本ライブ。オープニングを飾ったのは、最新アルバム『THE VIBES』から『アンセム』に続いてデビューデビュー前のオリジナルのバンド曲『Rollin’』。ロックテイストな曲調と噴き上がる噴水の演出で会場のボルテージも一気に上がっていきます。『Outrageous』『ABARERO -Dark Electro Rock Remix-』と続き、歌い、踊りまくるメンバーからは、みなぎるパワーとオーラが!

メンバーがファンへコールアンドレスポンスをしながら呼びかけます。

森本慎太郎「このライブ、半端ないからね!お前ら、騒げ~!」

髙地優吾「SixTONESがバンドを連れてきたぞ~!バイブス上がってるか~?」

ジェシー「360度!上から下まで、気を抜くなよ~!お前らとオレらのバイブスで、最後までよろしく~!!」

メンバーの気合いに応えるように、大きな歓声と6色のペンライトが会場を埋め尽くしています。本ライブではSixTONESメンバーの念願だったという「360度ステージ」が導入されています。広くて大きいドームとは思えないほど、パフォーマンスを近くに感じることができるステージが、メンバーとファンの距離を近づけます。

前半ラストは、トロッコに乗り『“Laugh” In the LIFE』『フィギュア』『PARTY PEOPLE』を披露。メンバーが乗り込むトロッコをチェンジしながら、隅から隅までファンサをする姿にキュンキュン! メンバーの”誰一人置いていかないライブ”を体現するパフォーマンスに感動です!

センターステージで踊るメンバー(左から)髙地優吾、京本大我、田中樹、ジェシー、森本慎太郎、松村北斗

センターステージで踊るメンバー(左から)髙地優吾、京本大我、田中樹、ジェシー、森本慎太郎、松村北斗

30分超えのMCトークをピックアップ!

アゲアゲなパフォーマンスはもちろん、MCにもSixTONESの魅力がたくさん詰まっています。まずは、最終公演を悲しむ京本大我さんに注目!

田中樹「もう10公演目で、ラストですよ」

京本大我「もう前半をやる機会がないんだよね。めっちゃ楽しいから、終わるのが嫌なんだけど」

田中樹「もうやらないよ。でもさ、もしさ今年のライブが終わるのが寂しくて、来年も全く同じのをやっても、みんな、盛り上がってくれる?

会場のファンから拍手が♡優しいファンの対応にメンバーもニコニコに。

会場にいるお子さまファンにとって、SixTONESの激しく重低音を効かせた音楽に触れることは英才教育!?という話題になると。

松村北斗「オレら、何歳までこういう音楽やっているだろうね?」

田中樹「いや、おれ、これは60歳まで引っ張るよ。でも60歳になったら、このネックレスがあと15本は増えていると思う」

会場から爆笑が起きます。

田中樹「でもいつかは優しい感じにならないといけない年齢が来る気がする」

森本慎太郎「でも、レッチリ(レッドホットチリペッパー)とかは変わらないじゃん。だから、樹も変わらなくていいんじゃない?」


田中樹「いや、無理じゃないか」

森本慎太郎「レッチリか、田中樹か!」

ジェシー「レッチリか、ジュッチリか!どっちでしょう?」

田中樹「ジュッチリは、弱くないか!!」

なんでも笑いに変えちゃうSixTONESメンバーの軽快なトークも、ライブの醍醐味の一つ。古畑任三郎のモノマネや森本慎太郎さんが披露したPayPayダンスなど、盛りだくさんのMCタイム。終始、メンバーの仲良し度合いがダダ漏れでした。

4大ドームツアーを走り切り、肩を寄せ合うメンバー(左から)森本慎太郎、田中樹、京本大我、ジェシー、松村北斗、髙地優吾

4大ドームツアーを走り切り、肩を寄せ合うメンバー(左から)森本慎太郎、田中樹、京本大我、ジェシー、松村北斗、髙地優吾

SixTONESらしいバイブスが鳴り響いたライブ

後半のスタートは『Call me』『マスカラ』の2曲がアコースティックバージョンで披露されました。メンバーの美声とうっとりするほどのハーモニーにくわえ、ライブならではの生バンドのアレンジに心を奪われたファンも多いはず。

ラストスパートもその勢いは止まりません。6人がデコレーショントラックに乗り込みノリノリで披露した『DON-DON-DON』。王道の盛り上げパーティソングでアリーナを外周しファンを盛り上げます。続いて『RAM-PAM-PAM』ではデコレーショントラックからケムリが上がり、メンバーもファンも、テンションブチ上げ状態に~! 追い打ちをかけるように『Something from Nothing』で激しく火花が上がり『Telephone 1ST ver.』と続き、ファンとSixTONES=team SixTONESの熱いエネルギーで会場に一体感が生まれます。最後まで全力で歌い踊り、ラストの『こっから』を披露。笑顔を浮かべて見つめ合うメンバーの姿が印象的でした。

アンコールでは『Good Luck!』『この星のHIKARI』『WHIP THAT』を歌い上げ、最後は最終公演で初ライブパフォーマスとなった『音色』をお披露目。京本大我さん主演ドラマ主題歌であり、SixTONESの今までとこれからを詰め込んだ歌詞に、胸が熱くなります。

本ライブのタイトルにもなっている「VVS(バイブス)」通り、SixTONESらしさを追求したライブ。SixTONESの音楽活動から、今後も目が離せません。

撮影/齊藤晴香 文/木村真悠子