マンガをこよなく愛しマンガと共に生きてきた内田理央が、テーマにそったお気に入り作品を紹介する連載「#ウチダマンガ店」。今回は、内田ワールド全開!? いつものマンガを読み飽きた時におすすめな個性派2作品。その刺激を楽しむべし。

【vol.12】刺激が欲しい時におすすめのマンガ

内田理央がおすすめのマンガを紹介するMOREの連載【#ウチダマンガ店】。内田理央とマンガが写っている写真。
「今回の2作は、何か新しいものを読みたい! と思ってる人におすすめ。私はそういう気分の時に、普段読んでるものとは違うタイプの一冊完結作品を読むのがすごく好きなんです。この2作は個性的だから、ほかのマンガとかぶりにくいはず。『毒百合乙女童話』は百合、つまり女の子同士のきゅん♡ が楽しめる作品です。ちょっと毒があるデフォルメ絵がかわいくて、すべてカラーで、目で楽しめるマンガ。百合マンガを読んだことがない人でも楽しめると思います。『黄色い円盤』は、読んで衝撃を受けてほしいから、内容を説明したくない!(笑)。ざっくり言うと、円盤が地球に襲来して、その危機を救う話なんだけど……。ストーリーも話のスケールもぶっ飛びすぎてるから、ついていく必要なし。“これどういうこと?”とか、考えちゃダメなの。“天才の脳みそがたまたまマンガになっているもの”っていう感覚が近いかな。現代アートのミュージアムに行って作品を見た時のように。“意味わかんない! すごい!”と感じたら正解だと思ってる。一冊完結の刺激たっぷりなマンガは、ミニシアターで観る映画みたいなサブカル感が好き。友達の家の本棚にあったら“マジか!”、“どこで見つけたの?”って語りあいたくなっちゃいますね」(内田理央)

(左)『毒百合乙女童話』 (右)『黄色い円盤』

内田理央がおすすめのマンガを紹介するMOREの連載【#ウチダマンガ店】で紹介されたマンガ。(左)『毒百合乙女童話』(右)『黄色い円盤』
(右)インパクト大、意味不明な物語に圧倒される“奇想ホラー”5編。『黄色い円盤』黄島点心(リイド社 ¥1389)
(左)『魔女狩りにあった女の子を魔女が助ける話』など、ファンタジーかつ毒のある百合(=女子同士の恋)短編集。『毒百合乙女童話』ヨシジマシウ(KADOKAWA ¥920)
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撮影/横山創大(モデル) ヘア&メイク/川添カユミ(ilumini.) モデル/内田理央 スタイリスト/辻村真理 取材・原文/東 美希 構成・企画/青山玲子(MORE)