BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE - LAS VEGAS

BTSが、アメリカ・ラスベガスのアレジアント・スタジアムにて、2022年4月17日(日) 日本時間11:30から、「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE - LAS VEGAS」(オフライン公演&オンライン・ライブストリーミング)を開催しました。
「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE - LAS VEGAS」は、4月8、9、15、16日(日付は現地)の4日間のスケジュールで、この最終日にはオフライン公演&オンライン・ライブストリーミングで全世界のファンが集結しました。
ラスベガスのアレジアント・スタジアム
ラスベガスのアレジアント・スタジアム
ラスベガスのアレジアント・スタジアム
ラスベガスのアレジアント・スタジアム

オンライン・ライブストリーミング鑑賞レポート

オープニングVCRでは、さまざまな職業や年齢やルーツの人たちも登場し、BTSとともに踊り、曲の最後には全員がマスクを外して晴れやかな表情になっていくというストーリーが非常に印象的でした。広々とした野外で楽しそうに笑いあう人々と、吹き抜ける風の音も入っており、一気に気持ちが自由で開放的になりました。
BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE - LAS VEGAS
そして画面から、現地会場の大歓声が聞こえてくると、モノクロの画面には檻のような場所に閉じ込められているBTSの姿が。
余裕な表情で手錠を外し、監視カメラをからかうようにしながら、一人、また一人と部屋を出て行きます。最後、JUNG KOOKが監視カメラに「WE DON’T NEED PERMISSION」と書いた紙をかざし、部屋を後に……。
その「WE DON’T NEED PERMISSION」(許可は必要ない)という文字が大きく映し出されたステージのスクリーン奥から、実際のBTSが登場しました!
BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE - LAS VEGAS
RED&WHITEの衣装をまとい、『ON』のパフォーマンスでコンサートがスタート。
続く『FIRE』では、花道を進み、センターステージへ移動。興奮で湧く会場の様子も見えます。そして、センターステージでのサビのパフォーマンスでは、メンバーのダンスとともにカメラも揺れ躍動感あふれるカメラワークで盛り上げました。
 
さらに『DOPE』では、メンバーたちが代わるがわるカメラのフレームを掴んでグッと接近してきたので、オンライン視聴をしている私たちのすごく近くにも来たようなライブ感があり、心拍数がグッと上がりました! メンバーの瞳の輝きや、汗の粒までよく見え、会場の大歓声に負けぬほどオンライン視聴しているこちらのボルテージも一気にUP。

RM「最後の公演、最後の夜です!」

RM
RM
最初のTalkタイムでは、まずリーダーのRMが声を上げます。「どうですか! ラスベガス!」
大歓声の会場に向かい、全員で「こんばんはBTSです!」と挨拶。

続けてRMは、「PERMISSION TO DANCE ON STAGE - LAS VEGASへようこそ! 最後の公演、最後の夜です!みなさん挨拶しましょう!」と会場に語りかけます。
続けてVが「What’s up!? Nice to meets YOU!」と言いながら、「YOU」のところで会場へ向けて投げキスを送りました。
SUGA
SUGA

JIN「僕らも思いっきり盛り上がろうと覚悟をしてきました」

先の2人よりも落ち着いたムードで挨拶をしたSUGAからカメラがJINへ移ると、うっとりとした表情のJINがゆっくりと指先を唇に運びロマンチックな投げキス……かと思いきや、隣にいるJUNG KOOKがそれを阻止(笑)。思わず笑ってしまいながらも、投げキスはしっかりやり直したJINでした。
JUNG KOOKは大会場のファンを見上げながら「今日は来てくれてありがとう!」と挨拶し、JIMINは「お会いできてうれしいです。Thank you♡」とキュートな笑顔を浮かべました。
最後のJ-HOPEは持ち前の明るさで「I’m your HOPE! You are my HOPE!」と叫び会場を盛り上げました。
メンバー全員が英語で、会場からオンラインまで、彼らを見つめるすべてのファンに挨拶をし、JINは「今日はたくさんのARMYを迎えた最終公演なので、僕らも思いっきり盛り上がろうと覚悟をしてきました」と熱く呼びかけ『DNA』のパフォーマンスが始まると、メンバーとの一体感は画面越しでもいっそう強いものに。
JIN
JIN
『Blue & Grey』では、一転して衣装も舞台も美しい漆黒に。大会場に美声が響き渡りました。
続く『BLACK SWAN』では、メンバーとダンサーが息をぴったり合わせ、メンバーの背中から美しい白鳥の羽が広がるダイナミックで美しいパフォーマンスが。これぞSHOWの醍醐味!という見ごたえに、感動がこみ上げます。
『Blood Sweat & Tears』『FAKE LOVE』と続き、『Life Goes On』からは白とパステルカラーを基調に美しいプリントがほどこされた衣装に着替えたメンバーに、またもや目が楽しくなりました。
J-HOPE
J-HOPE

V「オンラインでご覧のARMYの叫ぶ声も聞こえた気がします」

『Boy With Luv』後の3回目のTalkタイムでは、
J-HOPE「本当にこのまま時間が止まればいいのになと思います」
V「(ARMY、叫べ!というJINさんの呼びかけで起こった歓声を聞きながら)オンラインでご覧のARMYの叫ぶ声も聞こえた気がします」
RM「今日という日は二度と来ないから、悔いのないように思いっきり遊びましょう!」
と、コロナ禍を境に当たり前ではないものになってしまっていたコンサートを、ARMYとともにできた喜びと感慨を爆発させている姿が印象的でした。
Ⅴ
V
とどまるところを知らぬ勢いで盛り上がり続ける会場に『Dynamite』が響き渡りメンバーが再びセンターステージに。
大量のカラフルな紙吹雪が舞い、コンサートでしか味わうことができないスペシャルなダンスブレイクからの『Butter』。たたみかけるように大HIT曲が続き、会場のボルテージはまさに最高潮。
 
この後さらに、メンバーそれぞれの個性が表れたカジュアルな衣装に。ピンクのジャケットを着たJINは指の怪我を保護しているミトンも華やかなピンクに。(衣装に合わせミトンも何回かお色直しをしているのがおしゃれでした)

JUNG KOOK「ARMYのみなさんに囲まれている時、いつもこれが本当の幸せだなーと思います」

JUNG KOOK
JUNG KOOK
『Telepathy (잠시) 』『Outro : Wings』を歌いながらトロッコでファンのいっそう近くへ。大会場を巡りました。
トロッコを降り、4回目のTalkタイムで、
JUNG KOOK「ライブを行う際、いつも客席の近くまで行きますが、ARMYのみなさんに囲まれている時、いつもこれが本当の幸せだなーと思います」
JIMIN「始まりがあれば終わりがあるんだって分かっているけど、いつもさみしい気持ちになっちゃいます」
(それを聞いて目頭を押さえるポーズを取るV)
V「メンバーのみんな、でも、この名残惜しさをまた違う形の幸せに変えればいいと思います」
SUGA「そうですそうですそうです! みんなで幸せになろうとライブをやっているわけですから、幸せでないと!」
コンサート終盤を迎え、メンバーの気持ちもファンの気持ちももはやひとつです。
 
『Stay』『So What』そして、最後の曲『IDOL』。フリースタイルで舞台を駆け回り歌い踊るメンバーのパワフルな姿に、ファンは大きな幸せと元気をもらったことと思います。
JIMIN
JIMIN
暗転した舞台。
暗闇の中に無数に輝くARMY BOMBの輝き。
そして、スクリーンに客席が映し出されると……。
さまざまな国の国旗。
メンバーの名前や、“BTS SAVED ME”と書かれたボードや、
ハングルで“あなたの愛が私の人生になりました”“ラスベガスへ来てくださってありがとう”と書かれたボードたち。
BTSのカラー・パープルのマスクをしたファンの姿。
そして、沸き起こった「BTS! BTS! BTS!」のアンコールの声。
 
すると、スクリーンに、国連でのスピーチとパフォーマンスが流れ……、続いてBTSが舞台に。『HOME』の歌声がふたたび時を動かし、『Anpanman』『GO GO』で会場を最後にもう一度温めます。
BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE - LAS VEGAS
一番最後のTalkタイムでは、
J-HOPEが「BTSのステージに1名欠けるのはとても大きなリスクです。でも、健康がなによりもまず優先です。(指をけがしても)練習の時もなんとかしてやろうと最善を尽くしたJINさんに、大きな拍手と応援をお願いできれば嬉しいです」と、JINの努力を称えました。
 
JINは自分の番が来ると、「チームには迷惑をたくさんかけてきました。僕たちは7人で1チームとして動いているのに、誤って怪我をしてしまったんです」とコメントをしましたが、J-HOPEが“そんなことない”というように腕でXを作ったり、Vが「迷惑じゃない!」と伝えに来るなど温かいチーム愛を見せ、JINは「いずれにしても、チームが協力してくれたので怪我をしていてもよいステージをすることができ、この場をかりてBTSのみんなにありがとうと感謝を伝えたいです。“I LOVE YOU, BRO!”(“愛してるよ、兄弟のみんな!”)」。すると、大きく両腕を広げJINさんの言葉を受け止めるメンバー。その温かいやり取りは本当に素敵でした。
 
また、JIMINSUGAが「ライブの時に声を生で聴けたのがとてもよかった」とコメントをし、長い間聞きたくても聞くことが叶わなかったARMYたちの声に感動している様子も印象的でした。
BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE - LAS VEGAS

RM「僕たちはBTS、みなさんはARMY。僕たちはお互いがすべてです!」

最後、リーダーのRMは「僕たちがこの応援を当たり前だと思ってはいけないと思います。すべてに感謝しています。皆さん愛しています」そう言ってメンバーを見るとJUNG KOOKがまっさきにRMに抱きつき、メンバー同士でハグをしあいながらRMは続けて「僕たちはBTS、みなさんはARMY。僕たちはお互いがすべてです!」と伝え「今日でこのコンサートは終わりますが、僕たちが分かち合った応援や慰め、力をすべて詰め込んで最後のステージで皆さんにお届けしたいと思います」という言葉を添えて、最後の曲『Permission to Dance』を届けてくれました。
 
ひたすらに楽しく美しくパワフルでハッピーなステージと、BTSが時代とともに送り出してきた楽曲と発信してきたメッセージ。
それらが一体となったこのコンサートで、コロナ禍で止まってしまったかに思えた世の中がまた動きだす、そんな前向きな気持ちをもらえたように思います。
BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE - LAS VEGAS
“ 2022.06.10 ”
最後。スクリーンに突然現れたこの数字がファンを驚かせ歓喜させました。NEWアルバムの告知という、新しい楽しみと希望をプレゼントしてくれ、コンサートは終了しました。

BTS profile

2013年デビュー。韓国国内の新⼈賞を総なめしたBTSは、名実ともに韓国を代表する最⾼のボーイグループに成⻑。現在は、アジアにとどまらず、北⽶、ヨーロッパ、南⽶、中東など、世界中でBTS旋⾵を巻き起こし、世界的アーティストとして名を馳せて
いる。これは、アメリカのBillboard、イギリスのオフィシャルチャート、⽇本のオリコン、iTunes、Spotify、Apple Musicなど、世界有数の⾳楽チャートで記録した成績が証明しており、CD販売数、MV再⽣回数、SNS指数などにおいても、記録的な数値を更新中。また、スタジアムツアーを開催し、世界のコンサート市場においても世界に通⽤するアーティストとしての地位を守り続けている。国連での演説やLOVE MYSELFキャンペーンなどを通じて、善良な影響⼒を発揮している。さらには、「第62回グラミー賞授賞式」で、韓国アーティスト史上初となるパフォーマンスを繰り広げ、「ビルボード・ミュージック・アワード」と「アメリカン・ミュージック・アワード」、そして「グラミー賞授賞式」と、アメリカの3⼤⾳楽授賞式を席巻する新記録を打ち⽴てた。⽇本では昨年6⽉、ベストアルバムをリリースし、史上初となるオリコン年間売上トータル1位を果たした。2022年4⽉3⽇に⾏われた「第64回グラミー賞」では単独パフォーマンスを⾏なった。
BIGHIT MUSIC 文/MORE編集部