人生はいつだって書き直せる。映画『Re:LIFE~リライフ~』

人生はいつだって書き直せる。映画『Re:LIFE~リライフ~』_1
仕事でも恋愛でも、順調なときがあればそうじゃないときだってある。思うようにいかないなぁ、上手くいかないなぁ、まあ人生こんなものか……と投げやりになってしまうと、そこから抜け出せなくなってしまうこともあるものです。

『Re:LIFE~リライフ~』の主人公キース・マイケルズ(ヒュー・グラント)の場合は、かつてはアカデミー賞脚本賞に輝き名声を手に入れた脚本家であるにもかかわらず、その後15年間、まったくヒット作に恵まれない人生を送っていました。そんな彼のもとに大学のシナリオコースの講師をしてくれないか、という仕事が舞い込みます。最初は講師という仕事に何の思い入れもなく、適当に授業をするつもりだったキースですが、自分のいい加減さとは裏腹に生徒たちは本気で脚本を学びたいと思っている。彼らの真剣さや映画を愛する気持ちに触れることで、キース自身も変わっていく姿がユーモアたっぷりに描かれています。

ヒュー・グラントと言えば『ノッティングヒルの恋人』『ラブ・アクチュアリー』『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズなどラブコメディの帝王として第一線を走り続けてきた俳優ですが、今作で彼が伝えるのは、恋愛についてどうしたらいいのかではなく(でも、多少はラブ要素あります!)、人生について。やさぐれてばかりいても仕方ないこと、人生は自分次第でやり直せること、です。

やさぐれヒューがやる気ヒューに変わっていく様は、まるで自分のことのように応援したくなりますし、彼のスイッチを押してくれる生徒たち──特に、働きながら復学したホリー・カーペンター(マリサ・トメイ)の前向きさと明るさは、働く女性の心を揺さぶります。

(文/新谷里映)

●11/20〜TOHOシネマズ シャンテほか

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