青春をプレイバック! 大人こそ見るべき映画『ちはやふる-上の句-』

青春をプレイバック! 大人こそ見るべき映画『ちはやふる-上の句-』_1
青春映画は子供が見るものだと思っていませんか? もちろん、登場人物たちと同年代の中高生が自分を重ね合わせて共感するのも醍醐味のひとつですが、もう二度とは戻らない青春時代に思いを馳せて熱い気持ちを取り戻したり、自分が経験しなかったキラキラした友情や恋をちょっとだけうらやましく感じたり、若さ故の無鉄砲さや失敗を見て恥ずかしくなったり、かつて青春を経験した大人だからこそ深く楽しめるジャンルだと思うのです。今回紹介する『ちはやふる』も、人気コミックを映画化した青春映画。ただし恋愛がメインの青春映画とは違い、超マイナーな“競技かるた”をテーマにしたスポ根もの! 青春をすべてかるたに捧げる、若者のひたむきな情熱と熱い友情がまぶしいのなんのって……(泣)。

 ヒロインは、高校入学を機に幼なじみの太一(野村周平)を誘い、競技かるた部を創部した綾瀬千早(広瀬すず)。小学生の頃に初めてかるたの面白さを教えてくれた新(真剣佑)に再会するため、仲間と共に全国大会を目指す様子が描かれます。出演者たちは撮影の数ヶ月前から膝や腕に真っ青なアザや水ぶくれができるほど特訓を重ね、ダイナミックな競技シーンを再現。さらに新に憧れを抱く千早、そんな千早を秘かに思う太一など、百人一首の歌に乗せて描かれるピュアで切ない恋模様が物語を盛り上げます。

 キラッキラのビジュアルとかるたの才能を持ち合わせた、千早&太一&新のメイン3人にはもちろん注目ですが、サブキャラが丁寧に描かれているのもこの映画の魅力。ムードメーカーでここぞというときに頼りになる“肉まんくん(矢本悠馬)”や、百人一首をこよなく愛する呉服屋の娘の“かなちゃん(上白石萌音)”、勉強が得意な“机くん(森永悠希)”など、特別なかるたの才能がない凡人の彼らが葛藤し、挫折しながらもチームのために奮闘する姿は必見。大人の女性こそ、彼らの一生懸命さに胸をわしづかみにされるはずです! ちなみに競技かるたクイーン(松岡茉優)が登場する後編『ちはやふる-下の句-』は4月29日(金)公開。こちらもお見逃しなく。

(文/松山梢)

●3月19日(土)より全国ロードショー

©2016 映画「ちはやふる」製作委員会 ©末次由紀/講談社

Ranking

もっと見る

もっと見る

もっと見る

What's New

もっと見る