実家に帰った時に読みたいマンガ
マンガをこよなく愛しマンガと共に生きてきた内田理央が、テーマにそったお気に入り作品を紹介する連載「#ウチダマンガ店」。今回は、内田理央の人生に大きく影響を与えた『こち亀』と『GALS!』をお届けします!
  • 「今回は、小さい頃から大好きで、何度も読み返してる2作品。どっちも小学生の時から今までずっと好きなんです。『こち亀』は、主人公の両さんが大好きだった。優しくて、何かあったら絶対助けてくれて、生命力がすごい! 私の好みのタイプが詰まってるの。お母さんからは“イケメンじゃないしギャンブルもするし、やめときなさい”って言われたけど(笑)。『こち亀』って実は泣けるいい話がたくさんあるんです。『おばけ煙突が消えた日』のお話なんて、すごくおすすめ。全200巻もあるから一気に全話は読めないと思うけど(笑)、人気のお話だけでもぜひ。ちなみに私は、ほぼ全巻揃えました♡ 
    そして生まれて初めて買った単行本、『GALS!』。小学生内田理央のバイブル。『GALS!』は主人公の蘭がカッコよくて、発言すべてが名言。“あたしの人生 親の所有物じゃねーもん”とか、初めて読んだ時、衝撃を受けた! 蘭になりたくて、カッコいいと思ったセリフを真似して言ったりしてたなぁ。実家に帰ると、ちょいちょい読み返します。“生きてんのが大好きだからに決まってんじゃん!”みたいな、大人になると忘れがちな気持ちを、蘭たちのギャルパワーが思い出させてくれる。昔も今も、蘭ちゃんにずっと憧れて生きています!」(内田理央)
  • (左)『こちら葛飾区亀有公園前派出所』 (右)『GALS!』 (右)渋谷で暴れまわる無敵のコギャル・寿蘭。おバカで元気で、熱血な蘭は友達のギャルふたりとさまざまな問題を解決!? 『GALS!』藤井みほな(集英社 電子版・1巻¥371)

    (左)不真面目で怠けものの警察官・両さんこと両津勘吉が大暴れする国民的ギャグマンガ。『こちら葛飾区亀有公園前派出所』秋本 治(集英社 1巻¥440)