その魅力に、まだまだ追いつけなさすぎる。山田涼介「ウラハラナスガオ」

Hey! Say! JUMPのセンターとして、アイドルとして、圧倒的人気を誇り役者としてもその演技力が高く評価されている、山田涼介はいったいどんな人なのか。クールに見えて情熱的? 真面目に見えて自由人? 30歳という節目を控えた彼のON(仕事)とOFF(プライベート)、その魅力に迫ります!

山田涼介プロフィール

山田涼介

1993年5月9日生まれ。Hey! Say! JUMPのメンバーとしての活動はもちろんのこと、役者としても高く評価され、数々の話題作に出演。現在、ドラマ『王様に捧ぐ薬指』でまさに王様なイケメン御曹司、新田東郷を好演している

ウラハラな山田涼介「ONモード」

この世界に飛び込んでからずっと、足を止めず、前を向き走り続けてきた。山田涼介の仕事の流儀、仕事の美学。

白いパーカーを着てピースする山田涼介

衣装/スタイリスト私物

役者・山田涼介

TBS系火曜ドラマ『王様に捧ぐ薬指』で僕が演じる新田東郷(にった・とうご)は、大企業「新田ホールディングス」の後継者。周りから“王様”と呼ばれるような“オレ様”男子なんだけど、会社を守るために橋本環奈さん演じる羽田綾華(はねだ・あやか)と契約結婚。そこから打算だらけの新婚生活がスタートするんです。僕にとって、本格的なラブコメ作品は実は2作目。昨年のドラマ『俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?』が初で。30歳目前になって、ラブコメ作品のオファーが急に舞い込んでくるとは、なんだか不思議だなって思う。自分では、その理由はよくわからないんだけど、会社を立て直すためには手段も選ばない東郷が御曹司としてのさまざまなしがらみと戦いながらどんな未来にたどり着くのか……目の前のこの役柄を楽しみながら演じたいと思っています。

“目の前”に120%の全力を注ぐ

いつか必要になるかもしれないことを前もって備えたり、遠い未来に目標を掲げて逆算しながら進むような歩き方は苦手。だって、未来はいつだって不確定だから。「これをやっておけば大丈夫」、「あれを頑張っておけば安心」そんなものは存在しないし、それがわかったら誰も苦労しないわけで。“未来”は誰にもわからないからこそ、“目の前”に集中することが何より大事だと僕は思っている。

ネガティブは引きずらない

落ち込んだり、凹むこともあるけど、立ち直るのはわりと早いと思う。ネガティブな気持ちはあまり引きずったりはしないかな。毎日、現場が変わるから、自然と切り替わるし、正直、引きずっている余裕もないというか。たとえば、失敗してもさ、時間を巻き戻すことはできないでしょ。できることといったら反省くらいで、それが終わったら「じゃあ、次はどうする?」明日の自分を変えるしかないんだよね。

撮影/ISAC(SIGNO) ヘア&メイク/二宮紀代子 スタイリスト/野友健二(UM) 取材・原文/石井美輪 ※MORE2023年6月号掲載