同性婚について20代女子100人にアンケート

大切なパートナーと人生をともにしたいと思っても、法律的に「結婚」を認められない人たちがいる。自由に、そして平等に、結婚する・しないを「選べる」社会をつくるには……? LGBTQ+の権利を啓発する“プライド月間”の6月こそ、みんなで考えてみよう。

みんなの意見は? 今の現状は?

MOREインフルエンサーズのリアルな意見を知ることから始めてみよう!

Q.日本では現在、同性婚が法的に認められていません。法制化すべきだと思いますか?

同性婚アンケート結果の円グラフ 法制化すべき78.6%

結婚は「一緒にいたい人と幸せになるための手段」なので、相手が同性でも異性でもかまわないはず

結婚する・しないはふたりの意思で選べるべきだと思う

法制化に賛成する人が大多数。反対派は少数という結果に。「わからない」派は、法律の問題だけに慎重に考えたいよう。

Q.同性婚について議論が起きていることは知っていますか?

同性婚アンケート結果の円グラフ 議論が起きていることを知っている96.4%

ニュースで話題になっていて知りました

友人からカミングアウトされたことをきっかけに、考えるようになりました

ニュースでもたびたび取り上げられる同性婚の議論。同世代女子の関心も高まっていて、「知っている」人がほぼ100%。

Q.同性婚についての議論で、どんな点が論点になっているか知っていますか?

同性婚アンケート結果の円グラフ どんな論点で議論されているか知らない63.2%

なんとなくは知っているけど、ちゃんと理解できていないかも……

当事者の方たちにどんな障害や苦しみがあるのか、きちんと理解したい!

同性婚の法制化にYESと答えた人も、なぜ進まないのか、何が問題かまではイマイチ把握しきれていないのが現状。

Q.『パートナーシップ制度』を知っていますか?

同性婚アンケート結果の円グラフ パートナーシップ制度を知っている67.9%

自治体がLGBTQカップルに「結婚に相当する関係」の証明書を発行するこの制度。全国に普及が進み、認知度は7割弱も!

Q.『同性婚』と『パートナーシップ制度』に、どんな違いがあるか知っていますか?

同性婚アンケート結果の円グラフ 同性婚とパートナーシップ制度の違いを知っている42.9%

響きが似ているものの、このふたつには決定的な差が。知らない人もこの記事を読めばきっとその違いを学べるはず。

Q.あなたの職場は、『パートナーシップ制度』の利用者に、法律婚と同等の福利厚生を設けていますか?

同性婚アンケート結果の円グラフ 職場で法律婚と同等の福利厚生を設けていない61.1%

わが社では同性パートナーと内縁関係にあることを申請すれば福利厚生が適用されるように!

住宅補助や看護休暇など、結婚している人と同等の制度を受けられたらいいのに

6割以上は対応なし、「わからない」という人も約3割という結果に。LGBTフレンドリーな会社はまだまだ少なめ?

Q.同性婚をはじめとした“社会問題”に対して、何かアクションを起こしたことはありますか?

同性婚アンケート結果の円グラフ 自らアクションを起こしたことがない63.0%

SNSで運動を応援するハッシュタグを投稿するようにしています

意見を表明する人が少ないので、浮いてしまわないか不安。もう少し気軽にできるアクションがあれば知りたい!

実際にアクションを起こした人はまだまだ少数。応援していても「何をすべきかわからない」という声がちらほら。

お話をうかがったのは……

ライター
松岡宗嗣さん

LGBTQ+に関する情報を発信する一般社団法人『fair』の代表理事。当事者の立場から政策や法制度に関して執筆等を行う

弁護士
寺原真希子さん

公益社団法人『Marriage For All Japan - 結婚の自由をすべての人に』代表理事でもあり、全国の同性婚訴訟にも関わる

取材・原文/衛藤理絵 ※MORE2023年7月号掲載