【美肌菌を増やす方法】美容と健康のための菌活特集
話題の“美肌菌”を深掘り! 医師がおすすめする菌活アイテムは?
キレイな肌やボディを目指すために効果的とされる「美肌菌」って一体……!? 菌活で美肌菌を増やすコツを、美肌菌に詳しい工藤清和先生に聞いてみました。おすすめの美肌菌コスメや菌活アイテムにも注目!
※記事発信時点での情報のため、価格や仕様の変更や限定商品、販売が終了している場合があります。
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【菌活Q&A】美肌菌って何? 菌活のメリットは?
教えてくれるのは、『わかばクリニック』院長 工藤清加先生
総合病院にて皮膚科、内科などの研究に従事。現在『わかばクリニック』を拠点に、健康美容をトータルにとらえた総合医療を提供。美肌菌にもどこよりも早く注目
Q. 最近よく耳にする美肌菌って?
A. 美肌に導く肌の司令塔的存在
「遺伝子解析技術の進化により皮膚常在菌の役割が解明された近年、注目が集まっている美肌菌。これは表皮ブドウ球菌という菌です。美肌菌は環境から肌を保護し、ダメージの回復にも関わるため、肌の司令塔的存在と言えます」(工藤先生、以下同)
「遺伝子解析技術の進化により皮膚常在菌の役割が解明された近年、注目が集まっている美肌菌。これは表皮ブドウ球菌という菌です。美肌菌は環境から肌を保護し、ダメージの回復にも関わるため、肌の司令塔的存在と言えます」(工藤先生、以下同)
Q. ニキビやゆらぎも菌のしわざ?
A. 菌バランスが崩れた結果です
「最近耳にすることも多い“美肌菌”。実はニキビも乾燥もゆらぎもエイジングサインですら、この美肌菌のバランスの崩れが原因のことも。美肌菌とは肌にすむ常在菌のひとつですが、常在菌叢とはニキビの原因にもなる黄色ブドウ球菌やアクネ菌も含めてのこと。つまりこの常在菌叢のバランスが崩れることこそ、さまざまな肌不調の原因と言えるのです」
「最近耳にすることも多い“美肌菌”。実はニキビも乾燥もゆらぎもエイジングサインですら、この美肌菌のバランスの崩れが原因のことも。美肌菌とは肌にすむ常在菌のひとつですが、常在菌叢とはニキビの原因にもなる黄色ブドウ球菌やアクネ菌も含めてのこと。つまりこの常在菌叢のバランスが崩れることこそ、さまざまな肌不調の原因と言えるのです」
Q. どうして菌活が肌や体に影響があるの?
A. 人間は菌と共存しているから
「人間の体には常在菌と言われる菌がいて、私たちはこれらの菌の代謝物質のおかげで美肌も免疫もメンタルもコントロールされていると言われています。常在菌叢(フローラ)は誰とも同じものはありません。また、ストレスや物理的な刺激でも大きく変わるので、菌の数や種類を意識することは大切です」
「人間の体には常在菌と言われる菌がいて、私たちはこれらの菌の代謝物質のおかげで美肌も免疫もメンタルもコントロールされていると言われています。常在菌叢(フローラ)は誰とも同じものはありません。また、ストレスや物理的な刺激でも大きく変わるので、菌の数や種類を意識することは大切です」
Q. 菌ってどこにいるの?
A. 皮膚や腸内、粘膜にもいます
「菌は防御機能があるため、皮膚をはじめ、食べ物が通過する消化器、膣や肛門など、外界と接するところに存在します。とはいえ、大半が腸にいるため、腸内の環境を整えると美肌菌も増えます。そもそも菌は世代交代が激しく、どんどん生まれ変わって新しくなっています」
「菌は防御機能があるため、皮膚をはじめ、食べ物が通過する消化器、膣や肛門など、外界と接するところに存在します。とはいえ、大半が腸にいるため、腸内の環境を整えると美肌菌も増えます。そもそも菌は世代交代が激しく、どんどん生まれ変わって新しくなっています」
Q. 人の体にはどのくらい菌がいるの?
A. その数、ざっと40兆個!
「数や種類、さらに腸内と皮膚で個人差はありますが、ざっくり40兆個と言われています。しかし、菌は数や種類が多ければいいというものではなくあくまでもバランスが重要。ちなみに、肌にいい菌を入れたからといっても定着しないことがほとんど。自分の菌環境を整えていきましょう」
「数や種類、さらに腸内と皮膚で個人差はありますが、ざっくり40兆個と言われています。しかし、菌は数や種類が多ければいいというものではなくあくまでもバランスが重要。ちなみに、肌にいい菌を入れたからといっても定着しないことがほとんど。自分の菌環境を整えていきましょう」
Q. いい菌がいれば、健康になれる?
A. 菌単体ではなく、菌バランスが大切
「人にとって有益な菌を善玉菌、便秘や下痢など害をもたらすものを悪玉菌、その時の状態でどちらにもなり得るものを日和見菌と区別します。しかし、ただ善玉菌を増やせばいいというものではありません。大切なのはこれら菌のバランス。便秘などで悪玉菌が増えないような生活を」
「人にとって有益な菌を善玉菌、便秘や下痢など害をもたらすものを悪玉菌、その時の状態でどちらにもなり得るものを日和見菌と区別します。しかし、ただ善玉菌を増やせばいいというものではありません。大切なのはこれら菌のバランス。便秘などで悪玉菌が増えないような生活を」
Q. 菌バランスって変えることができるの?
A. 自分のベストバランスに近づけることは可能
「無菌環境にいた赤ちゃんは、お母さんやその時の環境で常在菌が決まり、一度定着すると変わりません。しかし、自分が持っている菌バランスを整えることはできます。食事や睡眠など普段の生活を見直せば1週間ほどで腸内環境を整えることが可能。また、日本人は大豆との相性がいいため、大豆製品を積極的にとることもおすすめです」
「無菌環境にいた赤ちゃんは、お母さんやその時の環境で常在菌が決まり、一度定着すると変わりません。しかし、自分が持っている菌バランスを整えることはできます。食事や睡眠など普段の生活を見直せば1週間ほどで腸内環境を整えることが可能。また、日本人は大豆との相性がいいため、大豆製品を積極的にとることもおすすめです」
美肌菌を増やして活性化するコスメ8選
「実は皮膚表面だけでなく角層や毛穴などにいる美肌菌は、洗顔などで洗い流されても8〜24時間で元の状態に戻ります。しかし、洗いすぎは厳禁。近年は美肌菌に着目したコスメが続々と登場。美肌菌を増やしたり、すみやすい環境に整えてくれるので、いつものスキンケアに取り入れるのも手。また日本人は遺伝的に大豆で菌バランスを整えることがわかっており、食べることでも美肌菌が増えます」(工藤先生)
美肌菌を増やして活性化させるスキンケアのポイント
【Do!】
□ “育菌”コスメを使う
□ 菌を残す洗顔を
□ 湿潤環境をつくる
【Don’t!】
□ 殺菌コスメは控える
□ ゴシゴシ摩擦はダメ
□ 乾燥は厳禁
□ “育菌”コスメを使う
□ 菌を残す洗顔を
□ 湿潤環境をつくる
【Don’t!】
□ 殺菌コスメは控える
□ ゴシゴシ摩擦はダメ
□ 乾燥は厳禁
美肌菌を増やして活性化するコスメ1. ランコム「ジェニフィック アドバンスト N」
美肌菌を増やして活性化するコスメ2. フラセラ「ステムセル メディ セラム」
美肌菌を増やして活性化するコスメ3. ラフラ「トリートメントミルク」
美肌菌を増やして活性化するコスメ4. ヤクルト「ラクトデュウ S.E.ローション」
美肌菌を増やして活性化するコスメ5. モイストラボフローラ「フローラチャージミスト」
美肌菌を増やして活性化するコスメ6. HANA オーガニック「ムーンナイトコンセントレイトマスク」
美肌菌を増やして活性化するコスメ7. コレス「ヨーグルト フェイスマスク」
美肌菌を増やして活性化するコスメ8. UZU 38℃「99ºF リップトリートメント」
ピュアな血色を引き出す美容成分に加え、常在菌に働きかける乳酸菌「ラ・フローラEC-12®」を一本に190億個以上配合し、自らうるおい続ける唇に。
UZU 38℃/99ºF リップトリートメント ❶色のつかないクリアタイプ。±0・❷ぷるんとした唇を演出するシアーピンク。+1・❸その人だけの赤みをプラスするピンク。+3各¥1600/ウズ バイ フローフシ
UZU 38℃/99ºF リップトリートメント ❶色のつかないクリアタイプ。±0・❷ぷるんとした唇を演出するシアーピンク。+1・❸その人だけの赤みをプラスするピンク。+3各¥1600/ウズ バイ フローフシ
ボディや髪・頭皮も! 菌活におすすめのアイテム5選
「ボディの菌活」のコツは?
「日本人は清潔志向で洗いすぎの傾向に。菌は湿潤環境の中で汗と皮脂を栄養にしているため、わきやデリケートゾーンなどニオイの原因になるところ以外は洗浄剤を使わなくてもいいぐらい。また、洗浄剤を使う場合は、肌の上で泡立てると肌が乾燥して菌がすみにくくなってしまうので、泡立ててから肌をなでるように洗ってください。汚れが気になるデリケートゾーンは洗浄剤を使ったほうがベター」(工藤先生)
ボディの菌活を成功させるポイント
【Do!】
□ 洗浄剤は状態で使い分けを
□ 保湿ケアに意識を
□ デリケートゾーンのケアもオススメ
【Don’t!】
□ 熱すぎるお湯での入浴
□ 除菌しすぎはNG
□ 洗浄剤は状態で使い分けを
□ 保湿ケアに意識を
□ デリケートゾーンのケアもオススメ
【Don’t!】
□ 熱すぎるお湯での入浴
□ 除菌しすぎはNG
菌活におすすめのアイテム1. ユニリーバ「ダヴ ボディウォッシュ プレミアムモイスチャーケア ポンプ」
菌活におすすめのアイテム2. ピュビケア オーガニック「フェミニン シフォン ソープ」
菌活におすすめのアイテム3. サマーズイブ「フェミニンクレンジングワイプ」
菌活におすすめのアイテム4. メイド オブ オーガニクス「マヌカハニー+カモミールスプレー」
オレンジ 25㎖¥1500/たかくら新産業
口内の菌は、口臭や歯周病の原因にも。
「口内もフローラがありますが、緊張状態が続くと菌のバランスが乱れて口内環境が悪化。また、虫歯も一部の菌が増えることが原因ですし、悪玉菌が増えると歯周病や口臭がきつくなることも。そういう意味では、リラックスを心がけ、口内は清潔に保つようにしてください」(工藤先生)
抗菌作用+抗炎症作用がパワーアップしたのどケアスプレーは、免疫力を高める成分も配合。飲んでも安心な処方で有機JAS認証取得ずみ。
口内の菌は、口臭や歯周病の原因にも。
「口内もフローラがありますが、緊張状態が続くと菌のバランスが乱れて口内環境が悪化。また、虫歯も一部の菌が増えることが原因ですし、悪玉菌が増えると歯周病や口臭がきつくなることも。そういう意味では、リラックスを心がけ、口内は清潔に保つようにしてください」(工藤先生)
抗菌作用+抗炎症作用がパワーアップしたのどケアスプレーは、免疫力を高める成分も配合。飲んでも安心な処方で有機JAS認証取得ずみ。
菌活におすすめのアイテム5. ライオン「Systema 歯科用オーラルヘルス タブレット」
(90粒)¥2000
口腔内で活発な働きをする生きた乳酸菌「TI2711」を凝縮配合。1日3粒を目安に、口内環境を整えてさわやかな息へ。気軽に続けられるクリーンミント味のタブレット。
口腔内で活発な働きをする生きた乳酸菌「TI2711」を凝縮配合。1日3粒を目安に、口内環境を整えてさわやかな息へ。気軽に続けられるクリーンミント味のタブレット。
「髪・頭皮の菌活」のコツは?
「頭皮の菌バランスが崩れると炎症からフケやかゆみの原因に。でも、洗いすぎても菌バランスが崩れますから必死に洗わなくて大丈夫です。髪はシャンプーの泡が流れるだけで汚れが落ちますので洗うのは頭皮だけと心がけて」(工藤清加先生)
「『ミルボン』が920種類以上いる頭皮のスカルプフローラを研究したところ、髪本来のツヤやハリ・コシの低下に“老化菌”が関係していることを発見。この増殖抑制をするアイテムを開発しました」(『ミルボン』ブランド戦略室 PR 中村佳子さん)
「『ミルボン』が920種類以上いる頭皮のスカルプフローラを研究したところ、髪本来のツヤやハリ・コシの低下に“老化菌”が関係していることを発見。この増殖抑制をするアイテムを開発しました」(『ミルボン』ブランド戦略室 PR 中村佳子さん)
髪・頭皮の菌活を成功させるポイント
【Do!】
□ 髪ではなく頭皮を洗う
□ 防腐剤が最小限のものを
【Don’t!】
□ トリートメントは頭皮につけない
□ 洗いすぎはNG
□ 髪ではなく頭皮を洗う
□ 防腐剤が最小限のものを
【Don’t!】
□ トリートメントは頭皮につけない
□ 洗いすぎはNG
菌活におすすめのアイテム6. ミルボン「オージュア フォルティス」
(右)シャンプー250㎖¥4200・(左)スカルプマスク250g¥5200(2点とも美容室専売品)
エイジング現象の根幹にある「老化菌」の増殖抑制と、地肌細胞の老化を抑制し、生命力のある髪へと導く。
エイジング現象の根幹にある「老化菌」の増殖抑制と、地肌細胞の老化を抑制し、生命力のある髪へと導く。
菌活におすすめのアイテム7. オサジ「スキャルプミスト」
60㎖¥2000/日東電化工業
乳酸、乳酸Naが頭皮を弱酸性に保ち、ニオイや菌バランスの乱れを防ぐ頭皮ケアミスト。ユーカリオイル配合で気になるニオイを抑える効果も。
乳酸、乳酸Naが頭皮を弱酸性に保ち、ニオイや菌バランスの乱れを防ぐ頭皮ケアミスト。ユーカリオイル配合で気になるニオイを抑える効果も。
腸内環境を整えて便秘を改善する菌活サプリ&飲み物7選
「腸の菌活」のコツは?
「菌の8割は腸にいるので腸活は菌活の要。腸の健康は食物繊維に依存しており、野菜や海藻など、水溶性のものをいろいろ食べて菌のコンディションを整え、便秘にならないようにすることが大切です。また、胃腸を冷やすと機能も免疫力も低下してしまうため、冷たい飲食物は避けてください。逆に入浴や腹巻など、体を温めるのは菌活におすすめです」(工藤先生)
髪・頭皮の菌活を成功させるポイント
【Do!】
□ 複数の菌を摂取する
□ 水溶性食物繊維を多めに
□ 体を温める
【Don’t!】
□ ストレスは厳禁
□ 冷たい飲み物は控える
□ 暴飲暴食は絶対にダメ
□ 複数の菌を摂取する
□ 水溶性食物繊維を多めに
□ 体を温める
【Don’t!】
□ ストレスは厳禁
□ 冷たい飲み物は控える
□ 暴飲暴食は絶対にダメ
腸の菌活におすすめのサプリメント&飲み物1. フローラプラス「発酵マメ子」
(30粒)¥2709
近年は菌の役割が解明されることで、目的に合わせた菌サプリが選べるように。腸内環境改善で目的を達成しよう。
ダイレクトに腸に働くよう有機大豆と乳酸菌を発酵。便秘解消に期待。タブレットタイプ。
近年は菌の役割が解明されることで、目的に合わせた菌サプリが選べるように。腸内環境改善で目的を達成しよう。
ダイレクトに腸に働くよう有機大豆と乳酸菌を発酵。便秘解消に期待。タブレットタイプ。