話題のアーティストや音楽から、キーワードに沿った2つのイチ押しと、3つのおすすめ作品をご紹介します。

【今月のキーワード】柔軟に進化し続けるアーティスト

「逃げ恥」主題歌『恋』も収録! 星野 源の画像_1
枠にとらわれて、前へ進めていないと感じる人へ。キャリアを積んでも、変化に柔軟なふたりのアーティストの新譜をお届け。ステレオタイプを超えていけ!国民的アーティストへと上りつめた星野源が、大ヒット曲『恋』、『Family Song』などを収録したアルバムを3年ぶりにリリース。今作のタイトル『ポップ ウイルス』は、まさにここ数年の彼を表している。社会現象を巻き起こした“ポップ”ソング『恋』は、まるで“ウイルス”のように世間に広まり、大流行。一方で彼自身は、笑顔の星野源というパブリックイメージの“ウイルス”にむしばまれていた時期でもあったそう。誰にだって光があれば影がある。それはもちろん彼にだって。朝ドラの主題歌になった『アイデア』で、彼はそんな自身の光と影をありのままに表現。曲の最後には、影を制し、希望を持って前に進み始めていることがわかる。新曲を含んだ収録曲14曲には、まさに星野源の「これまで」と「これから」が詰まっている。真摯に自分の求める音楽に向きあった、彼のバラエティに富んだ楽曲から目が離せない。

【イチ押しミュージック1】星野 源『POP VIRUS』

「逃げ恥」主題歌『恋』も収録! 星野 源の画像_2
初回盤の特典映像には、バンドメンバーとの全11曲のパフォーマンス映像、星野の友人・ニセ明が出演する創作密着ドキュメンタリー『ニセ明と、仲間たち』を収録。●発売中 初回限定盤A(CD+Blu-ray+特製ブックレット)¥5000(スピードスターレコーズ)

【イチ押しミュージック 2】Chara『Baby Bump』

レーベルを移籍し、新たなフィールドで音楽活動に取り組むChara。今作では、LUCKY TAPESのKai TakahashiやTENDRE、mabanuaなど、これからの音楽シーンを担う若手アーティストとの世代を超えた、共同制作が実現。ルーツでもあるソウルやダンスミュージックを意識した楽曲が中心で、メロウな楽曲の印象が強い彼女のイメージがくつがえされる。次世代の感性をも柔軟に取り入れたパワフルでキュートな楽曲の数々に、元気をもらえるはず♪
「逃げ恥」主題歌『恋』も収録! 星野 源の画像_3
アートワークは、人気アートディレクターの吉田ユニが担当。ダンスする男女を連想させる手もとに注目。●発売中 通常盤¥3000(ユニバーサル ミュージック)

【おすすめミュージックはこの3つ☆】

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吉本坂46/『泣かせてくれよ』

秋元康プロデュースによる坂道シリーズ第3弾には、吉本興業所属の精鋭46人が集結。哀愁漂うリード曲『泣かせてくれよ』は、リピートしてしまうこと間違いなし。●発売中 鰻 和広(銀シャリ)盤¥1111(Sony Music Records)
「逃げ恥」主題歌『恋』も収録! 星野 源の画像_5
OKAMOTO’S/『BOY』

デビュー10周年を迎え、初の日本武道館での単独ライブが決定している彼ら。着実にキャリアを積んできた、4人の軌跡を感じる一枚。『Dreaming Man』は必聴。●1/9発売 初回生産限定盤(CD+DVD)¥3800(Ariola Japan)
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大塚 愛/『愛 am BEST, too』

デビュー15周年を迎えた彼女の集大成となるベストアルバムが到着。『さくらんぼ』、『プラネタリウム』、『PEACH』など、ヒット曲31曲を収録。青春時代の記憶が鮮やかに甦る。●1/1発売 2CD+DVD盤¥5463(avex trax)

MORE2019年2月号・さらに詳しい情報は雑誌MOREをチェック!  原文/海渡理恵