ファイナンシャルプランナー& 持ち家女子に聞いてみた! 20代でも家、買っていいですか?

「そもそも家って買うべきなの?」という素朴な疑問から、新築と中古の違いなど、気になる話を専門家に質問! 持ち家女子にアドバイスももらいました♪

教えてくれたのは風呂内亜矢さん

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住宅事情に詳しいファイナンシャルプランナー。自身も26歳でマンションを購入。現在は夫婦で複数物件を所有し、運用している

Q:物件を買うのと借りるの、どっちが得?

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A:それぞれ別のメリットがあるんです!

「どちらもメリットがあるので一概にどちらがおすすめとは言えません。ただ、現在都心部の物件価格はどんどん上昇中。都心でコンパクトに住み続けるのであれば、早めに買ってしまったほうがお得かも」(風呂内さん、以下同)
買うメリット
☑︎ 維持費だけで住める
☑︎ 家が資産になる
☑︎ 人生設計がしやすい

「購入費を払い終われば、物件はあなたのもの。末永く住み続けることもできますし、物件は売ったり貸したりすることも可能です。また月々のローン返済額や借入期間のプランを自分で決めることで、先々の予定が立てやすくなります。購入を検討するだけでもいい勉強に!」
借りるメリット
☑︎ 自分でメンテしなくていい
☑︎ 気軽に引っ越せる
☑︎ 払うお金がわかりやすい

「賃貸物件なら気軽に引っ越しが可能。古くなったら新しい物件に住み替えることもできます。天災や経年劣化などで設備が壊れても、大家さんや管理会社が修理してくれますし、固定資産税もゼロ。税金やローンに縛られたくない、仕事で引っ越しの可能性がある人にはおすすめ」

持ち家女子アドバイス

家を買うなら若いうちのほうがいい! ローンの支払いが早く終わりますし、長期的に見てベストなお金の使い方も見えてくるはず」(文瑜さん)

「地方の物件は、思ったよりもリーズナブルセルフリノベーションして費用を抑えたので、ローンを組まなくても手が届きました!」(ちさとさん)

Q:新築と中古、買うならどっちがいい?

A:一長一短。どちらも見て探しましょう

「資産性を求めている人や都市部に購入したい人は、中古物件と新築物件どちらもチェックし、値下がりしなさそうな物件を選ぶといいでしょう。逆に、地方に居住目的で家を買うなら、中古のほうがグッと予算を抑えられて◎
新築のメリット
☑︎ 設備が最新
☑︎ 税制優遇を受けやすい

「住宅の性能は年々進化しており、最新物件は設備の利便性も向上。光熱費も安く抑えられます。また設備が新しいほうが修繕費もかかりにくい傾向が。新築は中古に比べ価格は高いですが、住宅ローン控除や固定資産税、不動産取得税などに関して手厚い税制優遇措置もあります」
中古のメリット
☑︎ 物件を実際に見られる
☑︎ 価格がリーズナブル

「すでに物件が建築ずみなので、実際に内装や外装を見ることができるのが最大のメリット。周辺環境なども確認できます。また、建物自体は築年数がたつほど安くなるものなので、中古は新築に比べてグッと価格が安くなります。かなり古い戸建物件の場合、土地価格だけのケースも」

持ち家女子アドバイス

「建売の新築住宅を買うのもいいですが、自分にぴったりの家が欲しいなら注文住宅がおすすめ。手間はかかりますが、理想を詰め込めます」(朱美さん)

中古の物件はリノベーション可能な物件が多く、内装にこだわりたい人やほかの人とかぶらない家に住みたい人には、うってつけです!」(菜々子さん)

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取材・原文/衛藤理絵 ※MORE2022年11月号掲載