髪を洗っている女性

“キレイ”を印象づけるサラサラ髪。その基本は、きちんとステップを踏んだ毎日のホームケア。見た目だけでなく、手触りも、扱いやすさも劇的に変わる!? サラサラ髪への導き方をヘアケアのプロがレクチャー! この記事では、意外と見落としがちな「髪の洗い方の基本」をご紹介。

教えてくれたのは……

美容ライター/毛髪診断士®
靏田由香さん

雑誌やWeb、広告などでディレクションやライティングを行う。長くヘア専門誌の取材を担当して興味を持った“髪”を追求するため、毛髪診断士®の資格を取得。

その洗い方、本当に合ってる? 今さらでも知りたい「髪の洗い方」の基本

1日外で過ごした髪は、想像以上にホコリや汚れが付着しているもの。毎日、クレンジングでメイクを落として健やかな肌を保つように、帰宅後のシャンプーでその日のうちに汚れをオフして、コンディションのよい髪と頭皮をキープするのが大事。ヘアケアの基本中の基本「洗い方」について解説!

Point1 予洗いで頭皮と髪をしっかり濡らす

予洗いしている様子

「シャンプー前の予洗いは、髪や頭皮に付着した汚れを落とし泡立ちやすい環境にするのが目的。最低でも1分以上はシャワーのお湯を通し、髪と頭皮の隅々まで濡らしましょう。シャワーの温度は37~38℃くらいが理想的です」(靍田さん、以下同)

Point2 シャンプーはたっぷり泡立て、摩擦レスに洗う

泡立てたシャンプー

「シャンプーを髪に直接つけてこすりながら泡立てるのは、キューティクルがはがれ傷みやすくなるのでNG。摩擦を軽減するために、シャンプーをネットなどで出来る限り泡立ててから髪に塗布すると洗いやすさが格段にアップします!」

Point3 髪より頭皮を洗う感覚で。毛先は優しく

顔周りをほぐす

まずは顔周りの頭皮をマッサージするように

耳の後ろ

耳の後ろも忘れずに

【究極の洗い方】でサラサラ髪へ。ヘアケアの画像_6

毛先はもみ洗うように優しく

「シャンプーは頭皮全体を洗うイメージで、指の腹を使い左右対称に優しく円を描くようにマッサージしながら行いましょう。額の髪の生え際や衿あし、耳の後ろなども洗い残しなく。予洗い時点で毛先の汚れはかなり落ちているので、毛先などはこすらずやさしくもみ洗うイメージで」

Point4 すすぐ前に泡切りをしておく

手を使い泡を切る

「洗い終わったら、シャンプーをお湯ですすぐ前に一度髪についている泡をしぼるようにして落としましょう。こうすることで、頭皮をすすぎやすくなり、全体のすすぎ時間の短縮にもつながります」

Point5 すすぎは頭の全方向から

シャワーですすいでいる様子

すすぎは2分以上しっかりと。まず、シャワーヘッドを固定し両手である程度すすいだら、手に持ち替え頭全体をムラなくすすぎます。内側からもお湯を通すのがポイント」

 

Point6 トリートメントはタッピングが効果的

トリートメントをもみこむ

「水気をしぼった髪にもみ込むようにトリートメントを塗布(※頭皮周りは避けて毛先〜中間を中心に)。さらに、毛束を持ち根元から毛先方向に指を滑らせてトリートメントを浸透させます。最初はざらざらと感じていたのがとぅるとぅるになってきたら完了の合図です」

ベアトップ/スタイリスト私物

より美髪へ。オススメ名品シャンプー&コンディショナーもチェック!

せっかく洗い方を覚えたら、次はアイテム選びにもこだわりたい。サラサラ髪に導いてくれるオススメの名品シャンプー&コンディショナー(トリートメント)10選をご紹介。こちらの記事もお見逃しなく!

▷▷ 髪がサラサラになる、名品シャンプー&コンディショナー10選

撮影/英里 ヘア&メイク/久保フユミ(ROI) モデル/川口ゆりな(モア専属) スタイリスト/小林優奈 取材・文/靏田由香