最近発売された話題の本から、3冊のおすすめBOOKをご紹介します。

『さいはての家』彩瀬まる

“自分らしい働き方”を見つけた33人の女の画像_1
老人ホームの隣にある、古い借家。そこには年の差カップル、ゲイではない男ふたり、親の決めた結婚から逃げたアラサーの女性とその妹など、何かから“逃げた”人たちが住みつく。庭の植物や残された持ち物、傷だらけの柱だけが知っている、それぞれの闇と光。居場所を見つけ、行き先を探し始める彼らに、いつの間にか心を奪われる連作短編集。(集英社 ¥1500)

『御社のチャラ男』絲山秋子

“自分らしい働き方”を見つけた33人の女の画像_2
どこにでもいる「チャラ男」。誰もが疎ましく思うのに、その存在は無視できなくて……。ある食品会社のチャラ男こと、三芳部長の周りの人々が語り出した胸の内の内の、そのまた内。あぶり出しのように浮かび上がるのは、男の滑稽な哀しさと、女の理不尽な生きづらさ。でも、読み終わる頃には弱さを許され、強さを得られる。働く人への新型応援小説。(講談社 ¥1800)

『彼女がたどり着いた愛すべき仕事たち これが私の生きる道!』

“自分らしい働き方”を見つけた33人の女の画像_3
かつおぶし伝道師、ケータリングシェフ、CEO、フリー素材アイドルなど、変化し続ける新時代で“自分らしい働き方”を見つけた33人の女性へのインタビュー集。タイミングや縁など、今の仕事を始めたきっかけはいろいろだけれど、共通しているのは“自分で決めた”ということ。彼女たちの経験談が、きっと今後働くうえでのヒントになるはず。(世界文化社 ¥1500)
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