世界中に愛と夢を届け続けているシルバニアファミリーがついに映画化!『劇場版 シルバニアファミリー フレアからのおくりもの』で主人公のショコラウサギの女の子・フレアの声を演じているのが、黒島結菜さんです。インタビュー後編では、子供の頃の思い出や今夢中になっていることから、お母様との微笑ましいエピソードまで、黒島さんの素顔に迫ります。

黒島結菜さん顔写真

ワンピース¥79200/ドール(フミエタナカ)

シルバニアファミリーは、ずっと憧れの存在でした

――子供の頃のシルバニアファミリーにまつわる思い出はありますか?

おもちゃ屋さんに行くと「可愛いなぁ」って思いながら見てはいたけど、買ってもらえなかったのかな(笑)? 友達のおうちで見つけた時は「あ、ある!」ってうれしくなって、でも遊び方がわからなくて見ているだけでした。憧れの存在という印象ですね。

――ほかに、どんな遊びに夢中になっていたのでしょうか?

わりと男の子っぽくて、“きかんしゃトーマス”のおもちゃや外で遊ぶことが大好きだったんですよね。逆に、おままごとをした記憶はあまりなくて(笑)。なので、今回声優という形でシルバニアファミリーと再会することができて、とてもうれしいです。

黒島結菜さん

――シルバニアファミリーは“大人の推し活”としても人気ですが、黒島さんが今推しているものはなんですか?

最近は、植物……の根っこをちゃんと生やすことです(笑)。人間も体の中からキレイにすることが大事だって聞くし、植物も見えない根っこが大事なんじゃないかと思って、家にあるものをいくつか掘り起こしてみたんです。そしたら、見た目は立派に育っていても、根の部分は意外と弱々しかったりして。それで、完全な独学ではあるけど、今は根っこを丈夫にするために水につけて様子を見ているところです。

ホテルに泊まって女子会をする母とは、友達みたいな関係です

黒島結菜さん

――『劇場版 シルバニアファミリー フレアからのおくりもの』は、フレアがお母さんへの誕生日プレゼントに悩むところから物語が始まります。

お母さんへのプレゼント選びで悩むなんて、可愛すぎますよね! 想いの込もったものを贈りたくなる関係性って、すごくピュアで素敵だなって思いました。私の場合は母に何が欲しいかを直接聞いて、家電とか、わりと現実的なプレゼントしかしたことがないので……(笑)。今年はまだ母に誕生日プレゼントを渡せていないんですけど、近々沖縄に帰省するので、一緒においしいごはんを食べられたらいいなと思っています。

――黒島さんとお母様は、親子以外でたとえるなら、どのような関係ですか?

最近は、もう友達みたいな感じですね。私が10代の時にお仕事を始めて上京したので、以前は母と一緒に過ごす時間があまり多くはなかったんです。でも、大人になるにつれて休みができると沖縄に帰ったり、逆に母が東京にしばらく滞在したりするようになって、「お母さんってこんな人だったんだ」っていうのが少しずつわかってきたというか。今は、「今度ふたりでいいホテルに泊まりに行こう」って約束して、女子会をするほど仲よしです。

黒島結菜さん

くろしま・ゆいな●1997年3月15日生まれ、沖縄県出身。2013年に『ひまわり~沖縄は忘れないあの日の空を~』で映画初出演。以降、ドラマ『時をかける少女』、映画『カツベン!』、『明け方の若者たち』ほか話題作に多数出演。2022年度前期放送のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』ではヒロインを務めた。

『劇場版 シルバニアファミリー フレアからのおくりもの』
今年もシルバニア村にやってくる、年に1度の星祭り。お母さんへの誕生日プレゼントをどうするか悩んでいたショコラウサギの女の子・フレア(黒島結菜)は、星祭りのメインイベントとなる“今年の木”を選ぶ重大な役に指名される。フレアが最後にたどり着いた、みんなを幸せにする最高の贈り物とは――? ●2023年11⽉23⽇(⽊・祝)全国ロードショー ©2023 EPOCH/劇場版シルバニアファミリー製作委員会 配給:イオンエンターテイメント 
https://sylvanianfamilies-movie.com/

シルバニアファミリーポスター

撮影/山本仁 ヘア&メイク/奥田新菜(Niina Okuda) スタイリスト/伊藤省吾(Shogo Ito)(7B) 取材・文/吉川由希子