髙橋海人 GO BEYOND “俺たちを超える”ための選択

髙橋海人さんインタビュー
自分たちで考え、話し合い、全員が納得する道を探して進む。ほかの誰でもなく「自分たちで選び決断すること」を大切にしてきた。5人が歩んだ“選択”の歴史、そして、ものごとを選ぶ時に大切にしていること、King & Princeが選んだ自分たちらしい歩み方と美学。

2022年MORE7月号掲載企画から、インタビュー記事をお届けします。

PROFILE

たかはし・かいと●1999年4月3日生まれ、神奈川県出身。ドラマ『未来への10カウント』(テレビ朝日系・木曜21:00〜)に出演中のほか、映画『アキラとあきら』が8月26日に公開予定。ぜひチェックしてみて!

答えが出ない時は悩むのを休んでいい。心が動くその日を待ち続けてもいいんです

この間、MOREを4冊並べたくらいの大きなキャンバスに絵を描いたんです。でも、その絵はまだ未完成。絵って不思議なもので、どこまでも手を加えることができるからこそ、描いても描いても終わりがない、満足することができないんですよね。だからこそ「いったん、ここで筆を止めよう」と、「また描ける時がきたら続きを描こう」と、部屋に飾った。“妥協”という作品名をつけてね(笑)。

人生には常に選択や決断がついてまわる。でも、どんなに考えても答えが出ない時もあると思うんです。そんな時は「今はちょっと休んでみよう」と悩みから離れてもいいと思う。ほかのことに気持ちを向けながら、自分の心が「これだ!!」と反応するタイミングを待ち続けてもいいと僕は思うんです。

20代の僕はそんな“待ち”の時期にいるのを感じています。僕はまだ、自分のことを、世の中のことをよく知らない。この仕事が自分の天職なのかもまだわからないし。もしかしたら、違う仕事のほうが向いているのかもしれないし、華やかなステージよりも田舎で犬と暮らす生活が僕には向いているかもしれない……。まだまだ未熟な僕には「どの道に進むべきなのか」、「何が自分にとって幸せなのか」を判断できるほどの知識も経験もない。だから、僕はとにかく目の前にある“やるべきこと”を積み重ねている。いつか訪れる「これだ!!」のためにね。

未来の僕が何を選ぶのか今の僕にはわからないけど「これからもきっと、たくさん悩むんだろうな」ってことだけはわかってる。でも、それは決して悪いことじゃないと思ってます。だって、考えないと答えは出ないから。悩みを途中で放り出したり、思い出したように向きあってみたり、そんなことを繰り返しながら。焦らず、自分の速度でいつか「これだ!!」を見つけることができたらいいな。

究極のメンバー選択Q&A

Q.無人島に連れていくなら?

紫耀ですね。選んだ理由は「サバイバル能力がすごく高いから」。YouTubeでサバイバル動画を観るのも好きだし、たしか、火おこし道具みたいなものも持っていた気がするんですよね。そんな紫耀に家造りや食材調達は頼んで、僕は料理でも担当しようかな。紫耀がおこした火を使ってね(笑)

Q.恋人にするなら?

ジンかなぁ。優しいし、落ち着いているから、穏やかな毎日を過ごせそう。

Q.生まれ変わるなら?

岸君ですね。やっぱり彼は“愛される力”が強いから。どれだけ、周りに愛されているのか、岸君になってそれを体感してみたい。

Q.透明人間になって誰かの私生活をのぞけるなら?

これも岸君ですね。たぶん、ほかのメンバーも答えていると思うんですけど。岸君って、プライベートが見えないんですよ。昔に比べたら、だいぶ見えるようになったけど。いまだに不確かな部分をじっくり観察してみたい!

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取材・原文/石井美輪 構成・企画/渡部遥奈(MORE)