【鹿児島県奄美市にIターン】昼は日光浴。夜は月光浴。島の大自然と人の優しさに吸い寄せられて

安田ちひろさん(30歳・整骨院/エステサロン受付)
DATA

18歳・高校卒業後、都内のエステサロンにエステティシャンとして就職
25歳・退職。数カ月間、派遣で働いた後、鹿児島県奄美市にIターンし、整骨院兼エステサロンに就職
30歳・現在、自身のエステサロンオープンに向けて準備中
「Iターン」転職で奄美大島へ。仕事もプラの画像_1
5年間つきあっていた彼と別れ、仕事ではプレッシャーを感じる日々が続いていた。さらに、仲のよい友人からは「自分がないの?」と言われ、「私ってなんだろう?」と考えるようになり、一度、人間関係も仕事もすべてをリセットしたいと考えた安田さんは奄美へ旅に出た。
「サーフィンをやり始めたこと、両親が奄美出身だったこともあって、奄美旅行へ。ずっと東京のコンクリートジャングルで生きてきた私には、豊かな自然が新鮮に映り、島の人の優しさが温かくしみました。その半年後、約50万円の移住資金を貯めて、Iターンしたんです」
今は、友人に「明るくなった」、「楽しそうだね」と声をかけられるという。
「波や小鳥のさえずりを聞き、満天の星を眺める。毎日、自然に触れて、自分の気持ちに素直に生きられるようになりました。現在、海の見える場所に自身のサロンをオープンしようと計画中。来てくれたお客さんが、私のようにまた奄美に来たいと思ってくれるような空間と施術を提供したいと考えています」

[写真]「東京時代は、1時間半ほどかけて湘南までサーフィンをしに行っていましたが、今はすぐに波乗りできる環境で最高です♪」
「Iターン」転職で奄美大島へ。仕事もプラの画像_2
整骨院・エステサロンの受付として勤務中。「整骨院を併設しているので、骨格の仕組みなども勉強できます。将来、自分のサロンを開いたら、体の仕組みを理解したエステティシャンになりたいです」
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[上]節句文化を大切にする奄美大島。「お正月やお祝いごとの時に食べる『三献(さんごん)』という食事 [下]「東京にはない自然を感じながら友人と語らうのが至福の時間」
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取材・文/海渡理恵