ダニエル・ラドクリフが“おならをする死体”を熱演! バカげてるのに泣けるサバイバル・アドベンチャー『スイス・アーミー・マン』

ダニエル・ラドクリフが“おならをする死体”を熱演! バカげてるのに泣けるサバイバル・アドベンチャー『スイス・アーミー・マン』_1
ダニエル・ラドクリフといえば、『ハリー・ポッター』シリーズでおなじみのイギリス人俳優。とはいえ彼ももう28歳。シリーズを卒業してから6年経っているのに、『ハリポタ』俳優と言われることは不本意かもしれません。その証拠に、2007年に出演した舞台「エクウス」では全裸を披露し話題に。さらに『ホーンズ 容疑者と告白の角』では額に角を生やした青年、『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』ではワイルドなひげ面で初の悪役、『アンダーカバー』ではスキンヘッド姿でネオナチ組織に潜入するFBI捜査官を演じるなど、パンチのある役に意欲的に取り組んできました。

そんな彼が新作映画で演じたのは、なんと死体役! 物語の始まりは無人島。いくら待っても助けが来ず自殺をしようとしていたポール・ダノ演じる青年ハンクは、波打ち際にラドクリフ演じる男の死体を発見。その死体からはガスが出ており、浮力を持っていることに気づいたハンクは、死体にまたがり無人島を脱出することに成功します。この冒頭だけでも相当ぶっ飛んでいるのですが、さらにハンクはその死体をメニーと命名。体内に蓄えた雨水を吐き出してハンクののどの乾きを癒したり、意思をもって会話までしてしまう驚きの機能を次々と発揮します。携帯の通じない大自然の中で、ハンクとメニーは次第に心を通わせ、かけがえのない友情を築きながら、故郷を目指してサバイバルしていく様子が描かれます。

死体のおならで大海原を突き進む、前代未聞のアイデアを具現化させたのは若手クリエイターコンビのダニエルズ。ミュージックビデオ製作で注目を集めたふたりが脚本と監督を務めていることもあり、グロくて気味の悪い内容なのに、そこはかとなく漂うおしゃれさにグイグイ引き込まれてしまいます。特に注目は奇想天外な冒険をドラマティックに盛り上げるマンチェスター・オーケストラによる音楽。ハンクの頭や口から鳴り響いているという設定のもと作曲されていて、楽器を一切用いずに声や手拍子など体から発せられる音と自然環境に存在する音だけを使って、オーケストラ風の音楽を生み出しました。サンダンス映画祭最優秀監督賞をはじめ世界各国の映画賞で賞賛されたサバイバル・アドベンチャー。まずは予告編でその世界観と音楽を体感してみて。きっと本編を見ずにはいられないはずです!

●公開中

©2016 Ironworks Productions, LLC.

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