悩める200人の女性のアンケートを元に、生理の疑問を一挙解決!

女子の一生に深く関係する大切な「生理」。痛みやイライラなど、悩みを抱える人も多いですよね。そこで雑誌MOREでは、女性200人に緊急アンケートを実施。みんなが悩むお悩みについて、専門家の先生に詳しく教えていただきました。その結果を、全2回でお届けします。 【教えてくださったのは……網野幸子先生】 産婦人科医。「吉田医院」院長。女性の生活に関わるホルモンの専門家。思春期の悩みや月経異常から不妊、更年期障害まで幅広い治療にあたる。著書『女性ホルモンがわかる本』は必見。

Q.生理痛はあるのが普通ですよね?

A.「違います! 激しい痛みのある人は子宮内膜症のリスクも!」
激しい痛みは我慢しちゃだめ!?女子の『生の画像_1
痛みの原因はふたつ。ひとつは子宮の収縮。もうひとつは、子宮内膜から分泌される痛みの原因物質『プロスタグランディン』によるもの。「本来なら子宮収縮の重たい痛みがある程度。耐えられないほどの痛みなら根本治療を! 婦人科で処方される低用量ピルなら痛みも子宮内膜症のリスクも軽減できます」

Q.自分の経血の においが気になります……

A.「においの素は鉄分。けれど、他人は意外と気づかないから安心して」
「経血の鉄分のにおいが気になる人がいるかもしれないけれど、本人が思うほど周りは気にしていないので大丈夫」。それより注意すべきはナプキンの着用時間。長時間つけたままだと雑菌が繁殖して、においの原因に!

Q.婦人科に行くべき兆候ってありますか?

A.「痛みや周期、出血など、ささいなことでも不安に感じたら婦人科へ」

たとえば、生理以外の出血は排卵出血だけでなく子宮頸がんの可能性もあるので、不安を感じたら自己判断せずに婦人科へ。「ネットで調べすぎてよけいな不安を抱えるより、専門家に相談したほうが早いですし、早期発見にもつながります」

セルフメンテ術を知って、生理ともっとハッピーにつきあおう!

MORE2015年10月号では、生理とうまくつきあう「セルフメンテ術」を掲載中。リアルな口コミもたっぷり掲載しています。また、今回紹介した以外のQ&Aも公開しているので、ぜひチェックして!

【生理の疑問】関連記事をもっと見る>>
MORE2015年10月号・さらに詳しい情報は雑誌MOREをチェック! 取材&原文/国分美由紀 イラスト/佳矢之