インド映画の新潮流! 映画『マルガリータで乾杯を!』

インド映画の新潮流! 映画『マルガリータで乾杯を!』_1
インドは言わずと知れた映画大国。ハリウッドと、映画生産地の中心ムンバイ(旧ボンベイ)を合わせた造語“ボリウッド”もすっかり定着し、日本で公開されるインド映画も増えています。そして、最近の新しい流れとして注目されているのが、ボリウッド映画ではお馴染みの情熱的な歌と踊りが“無い”、ドラマに寄った映画です。昨年は『マダム・イン・ニューヨーク』や『めぐり逢わせのお弁当』などがありました。本日ピックアップした『マルガリータで乾杯を!』も、それらに続く感動のドラマです。

ヒロインのライラ(カルキ・ケクラン)は、生まれつき障がいがあり身体は不自由ですが、美人で、明るくて、好奇心旺盛で、作家になる夢を持っている19歳の女の子。両親と暮らしながら大学生活を謳歌していましたが、ある出来事がきっかけで、ニューヨーク大学へ編入することになります。新しい街、新しい友だち、自分自身がバイセクシャルであるという発見、なんとも刺激的な日々が始まります。そんななか、ライラをずっと支えてきてくれた母が末期の癌にかかっていることを知り……。

この映画には、ものすごく特別なことは描かれていません。ですが、青春時代の思い出、家族と過ごした何気ない日々、恋のドキドキや失恋の悲しみ、特別ではない誰にでも当てはまることだからこそ、胸に響いてくる。特に、ライラと、彼女を支え続けてきた母の絆には、涙、涙、涙……。ライラの母を通して自分の母のことを思い出すはずです。親と子が一緒に過ごせる時間は永遠ではないけれど、愛情は永遠。大切なことを気づかせてくれるインド映画です。

(文/新谷里映)

●10/24〜シネスイッチ銀座ほか

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