【後編】念願の京セラドーム大阪直前! 独占インタビュー

夢の大舞台、京セラドーム大阪での『2023 JO1 2ND ARENA LIVE TOUR ʻBEYOND THE DARK:RISE in KYOCERA DOME OSAKAʻ』が目前に迫っているJO1にインタビュー。

佐藤景瑚さんと豆原一成さんによる、軽快なトークをお届けします! 

↓インタビュー前編はこちらから↓

【JO1】佐藤景瑚&豆原一成が語るJO1の現在地 | MORE
(左)豆原一成 (右)佐藤景瑚

(左)豆原一成 (右)佐藤景瑚

JO1プロフィール

サバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」を経て " 国民プロデューサー " の投票により選ばれた11 人によるグローバルボーイズグループ。2年連続で「NHK紅白歌合戦」に出場することが決定するなど、大活躍中!

次回演出のヒントは“体重チェック”⁉ 佐藤&豆原のライブ必勝作戦会議

(左)豆原一成 (右)佐藤景瑚

100%? 55%? 深すぎる体力論議

――全国アリーナツアー『2023 JO1 2ND ARENA LIVE TOUR ‘BEYOND THE DARK’』で一緒にステージに立って、メンバー同士で改めて発見したことは? 前回より周りを見る余裕はありましたか?
 
佐藤:それは増えましたね。ライブ中は、めっちゃ周りを見ています。特に、僕らのユニットパートの時。僕とまめ、あと(川西)拓実で組んだんですけど、2人の思っていることが、目だけで伝わってきました。

豆原:そのユニットパートは、メンバー全員で2曲を踊った後、ダンスパフォーマンスを3人で魅せるものなんです。休憩なしのまま続けて踊るので、僕ら3人にとってはハードな時間帯が公演後半にある形なんです。ユニットパート中、激しくダンスを踊りながら、お互い、めっちゃ悲壮な顔をしていて(笑)。言葉は一切交わさない……というか、力をダンスに全振りしているから、そんな余裕がない。ただただ「キツイ」「ヤバい」みたいな顔でお互いにコンタクトする、というのが今回の新しい発見ですね(笑)。

佐藤:というか、JO1は踊りすぎなんです(笑)! 前回にくらべて、ゴリゴリのダンス曲が増えたんですけど、実際やってみて、そういうのはもうちょい、減らしてもいいんじゃないかなって思ったのが僕の気づきですね。

豆原:気づきじゃなくて、弱音じゃないの?(笑)

佐藤:毎回体は引き締まるんですけど、体力が……。公演後半は体力がもう、全然なくなるので、毎公演、けっこうヤバかったです。

豆原:そういう時に目が合うと、めっちゃおもしろいんですけどね(笑)。本編は4つのパートに分かれていて、僕らのユニットの出番は一番最後のパート。なので、最終パートに入る時は、ステージの下で僕が「行くぞー!」と言うと、みんなが「うぃー!!」と返してくれて。なので、「ここからもう一段、ギア上げていこうぜ」みたいな気持ちになれました。

佐藤:その時、僕は拓実のとなりで「もうやるしかないんか……」という顔で待機してます。

豆原:いやいやなんかーい!(笑)

佐藤:もちろんいやいやではないけど、「ついに一番の頑張り時がきたね」と、拓実とずっと言っています。一番大きな山を前にした、武者震いみたいな感じ。

豆原:その気持ちはわかる。気合入れないと、みんなのテンションが低くなっちゃうから。

佐藤:だから、あのパートは、僕の中ではシャトルラン(注:20m間隔で引かれた2本の線の間を往復し続ける種目。持久力、根気が問われる)なんだよね。

豆原:(笑)。後半は体力勝負だもんね。

佐藤:体力つけていかないと……、と毎回思うのに、全然体力がないんですよ。ツアー中でも、ライブは月1、2回程度。毎日走ってるわけではないので、全然体力がつかない。それどころか、公演翌日には筋肉痛もくるし、体力もすっごい奪われるっていう。

豆原:ドーム公演までに体力問題を解決しないとだね。空調の変化で体力を奪われたりすることもあるし。

佐藤:だよね。無理してやみくもに踊ってもカッコよくないし、体力もただ奪われるだけなので、ちゃんといい感じにバランスとってドームに臨みたいな。前回の自分だったら、体力コントロールができずに倒れていたと思う。そういう意味では余裕ができたのかも。

豆原:体力はついてるんじゃない? 前回より、ステージの下にいる時間は少ないから。裏に戻るのって、他ユニットの時と、映像が流れる時くらいだし。

佐藤:バラードの時はダンスはしないけれど、歌うことって、意外と体力奪われるんですよね……。僕が全力を出し切るのは難しいかも。出せて全体の50%……いや、55%かな。

豆原:僕は各公演ごとに、(体力)マックスを出してる。

佐藤:いやいやいや、マックスは言い過ぎでしょ、100%出したら体が壊れちゃうよ!

豆原:それでも90%ぐらいじゃないかな。じゃ、景瑚くんはいつ55%出すの?

佐藤:バラード終わりで。

豆原:(笑)。

佐藤:僕が好きなアニメ(『僕らのヒーローアカデミア』)に、「オールマイト」というキャラクターがいるんです。そのキャラは力を100%出し切ると体が壊れるので、自分の力を適切にコントロールして戦うんです。僕も同じ。JAM(JO1ファンの呼称)の前では、自分ができる一番カッコいい姿を見せたいから、力をコントロールしています。

豆原:それで55%なのか。

佐藤:70%以上出すと、コントロールできないんだ。実は、広島公演の時、一瞬、ほぼフルマックスで踊ってみたんですけど、「やっぱりやめとこう」という結論に至りました。スタッフさんに「今日のダンス、めっちゃ良かったね!」とすごくほめられたりもしたけれど、毎回だと体力的にキツイことに、気づいちゃいました。

豆原:今までやってないからね。

佐藤:うん、今までやってなかったから、壊れてもいい、一度やってやろうと思ってやってみたら、 本当に壊れちゃった(笑)。あと、僕の中では「踊りすぎ」も、ちょっと楽しくない。軽めに踊る曲、盛り上げる曲、バラード曲など、いい感じにバランスを取った方が僕的にはパワーが出るんです。今回はバチバチに踊る曲が多かったので、こう、体力的にね。それが次回ツアーへの課題かな。

豆原:景瑚くん個人の課題だけどね(笑)。

(左)豆原一成 (右)佐藤景瑚

JAMの前では“カッコいい男”でありたい

――JO1の皆さんは、ライブ前の「ゲン担ぎ」はするんですか?

豆原:ゲン担ぎではないかもですけど、公演の直前には、全員で円陣を組んで、「行くぞー!」と掛け声で気合を入れる、みたいなことはします。そして、個人的にアリーナツアーでハマっていたのはコールドシャワー。公演前に冷たい水でシャワーを浴びて、「フォー!」とか「ひょー!」と、奇声を上げていました(笑)。

佐藤:僕は叫ぶだけじゃなくて、曲を流して、それをめっちゃ大声で歌うっていうのもやってた。気持ち的にも、喉的にもいいウォーミングアップにもなったよね。

豆原:コールドシャワーすると、なんか気合いが入るんですよね。テストステロン(注:男性ホルモンのひとつ)が分泌されて、「いい男」になるという説もあるらしくて。

佐藤:でも、京セラドーム大阪ではやらないと思います。冬だから。

豆原:11月はガッツリ冬ってほどでもないから、僕は続ける……、JAMとのライブの前だし、ちょっとカッコいい男になりたいから。

佐藤:じゃ、やろうか。 

豆原:チョロイな(笑)。 

(左)豆原一成 (右)佐藤景瑚

何のための“体重チェック”かに注目を

――11月24日と25日は、デビューからの夢のひとつ、京セラドーム大阪でのライブですね。なにか準備をしていますか? 

豆原:ステージが広くなるので動きや導線のチェックを念入りにしている、と言う感じですね。あとはアリーナよりぐんとキャパが大きくなるので、JAMとの触れ合いの方法をすごく考えました。

佐藤:来ていただければ、絶対に損はさせません。

豆原:70%以上出してくれるの?(笑)

佐藤
:それは……リハーサルしてから考える(笑)。

豆原
:新しい試みのヒントとしては、僕ら全員、体重を測りました。メンバーが何のためにそうしたのかを考えながら、会場に来てくださいね。

(左)豆原一成 (右)佐藤景瑚

京セラドーム大阪への意気込み!

豆原:京セラドーム大阪のステージには、『2022 MAMA AWARDS』の時にメインステージに1度立ったことがあるだけ。ステージも客席も、天井も、なにもかもがめっちゃ大きかったという印象が残っています。あれから一年で単独ライブができることがうれしいし、なにより「ドームでライブ」がJO1の夢のひとつでもあったので、すごく楽しみです。11月末って、一年を締めくくる時期でもあるので、バチッと決められるように頑張りたいです。

佐藤:京セラドーム大阪かあー。全然想像がつかない。今までのライブとは、会場の大きさも、観客数も段違いすぎて。JO1JAMとの夢のドーム公演は一体どうなるんでしょうか。そして……僕が全力をそこで出すのか、どうなのか(笑)!

豆原:京セラドーム大阪で景瑚くんの全力が見れるのか、めっちゃ気になる(笑)。三日後、東京ドームで『2023 MAMA AWARDS』もあるけど!

――ドームをはしごするなら、やはり体力をつけた方がよさそうですね。

佐藤:定期的には筋トレしてはいるんです。でも、鍛えているのは上半身、見せる用の筋肉だけ。全身筋トレしちゃうと疲れるじゃないですか。疲れた状態でダンスしたくないんですよ。あと、ダンス練習が筋トレがわりになるとも考えているので、あえてやってないんです。でも、控えめにいっても僕の下半身の筋肉は、ダメですね……。

豆原:でも、景瑚くんの上半身はバッキバキですから、ご期待ください。

佐藤:まめは下半身の筋肉がすごいよね。安定感がすごい。

豆原:昔、相撲と野球をやってたからね。他のメンバーよりは足腰は強いかもしれないです。で、結局、何%出すつもり?

佐藤:それは……、京セラドーム大阪でぜひ直接確かめてください! 

JO1初のドーム公演の詳細はこちら

『2023 JO1 2ND ARENA LIVE TOUR ʻBEYOND THE DARK:RISE in KYOCERA DOME OSAKAʻ』
【大阪:京セラドーム大阪】
2023年11月24日(金)開場 16:00 開演 18:00
2023年11月25日(土)開場 11:00 開演 13:00

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取材・文/中川 薫 撮影/齊藤晴香