漫画好きの有名人たちが影響を受けた漫画40選 - まとまった時間がある時に読破したいおすすめコミック

2022.12.30

仕事、友情、好きなもの……きっかけをくれたのはあの漫画だった！

人生において大切なことを教えてくれたり、癒されたり、背中を押されたり……。
漫画好きの有名人たちが影響を受けた40冊を大公開。読んでパワーチャージしてみれば、読後はモヤモヤが晴れて前向きになれているはず。

[目次]

俳優小芝風花さんの“仲間の大切さ”を教えてくれた３冊
アーティスト（THE RAMPAGE）川村壱馬さんの“カッコいい生きざま”を教えてくれた3冊
アイドル（モーニング娘。’22）牧野真莉愛さんの”まっすぐな心の美しさ”を教えてくれた3冊
モデル佐藤栞里さんの“ポジティブのもと”になった3冊
ミュージシャン・俳優藤原さくらさんの“生き方を振り返る機会“をくれた3冊
俳優・モデル中川大輔さんの“人間の奥深さ”を教えてくれた３冊
フリーアナウンサー・俳優宇垣美里さんの“人生を生きやすく“してくれた3冊
お笑い芸人（蛙亭）イワクラさんの“お笑いの理想“を学んだ3冊
MOREスタッフおすすめ恋愛漫画4冊
MOREスタッフおすすめ仕事漫画4冊
MOREスタッフおすすめ結婚漫画4冊
MOREスタッフおすすめ人間関係漫画4冊

俳優小芝風花さんの“仲間の大切さ”を教えてくれた３冊

『ONE PIECE』尾田栄一郎（集英社）

「小学6年生の時から読み続けている名作。海賊王を目指すルフィが始めた冒険に、新しい仲間が加わるたびに泣いてしまいます。60巻で自分を見失いかけているルフィが、魚人のジンベエにかけられた言葉とその返答は、自分軸が揺らいだ時に思い出します。見えない声に惑わされず、周りにいる身近な人を大切にしようと思い直すことができるんです」

『桜蘭高校ホスト部（クラブ）』葉鳥ビスコ（白泉社）

「小学生の時は、フィギュアスケート一筋。中学生の時に芸能活動を始めたので、学園祭に出たり、友達をつくったり、青春時代を思うように送れなくて。そんな当時の私にとってこの作品で描かれる、人間関係や恋模様は憧れでした。推しキャラは、双子の兄・光と弟・馨。双子ゆえの葛藤と、それに対してふたりが出した答え。随所に垣間見える兄弟愛には胸を打たれます」

『GALS!』藤井みほな（集英社）

「ギャル、ミニスカに厚底ブーツ、SHIBUYA109……。まだ地元にいる頃に『GALS!』を読んで、『いつか東京に行きたい！』と胸をふくらませていました。でも、私が上京した頃には、すでにギャルブームは終了していて（笑）。主人公の寿蘭は、明るくて、まっすぐな性格で、友達が多いのが魅力。私も最近、同じ趣味を持つ友達が増えたので、少しは寿蘭に近づけているかも⁉」

小芝風花さんとコミック

「姉が持っていた漫画をいつも読んでいて、その中には、『進撃の巨人』や『彼岸島』も。今は、漫画アプリで大量にフォローしている1日1話が無料の作品を読むのが毎朝の日課。最近ハマっているジャンルは、転生系です（笑）」（小芝さん、以下同）
カーディガン・Tシャツ・パンツ／マルニジャパンクライアントサービス（マルニ）　その他／スタイリスト私物

小芝風花さんプロフィール
こしば・ふうか●1997年4月16日生まれ、大阪府出身。「ガールズオーディション2011」でグランプリを受賞してデビュー。以降、俳優として活躍。映画『貞子DX』が公開中。また、現在放送中のドラマ『霊媒探偵・城塚翡翠』に出演中

小芝風花さんのおすすめ漫画！仲間の大切さを教えてくれた『ONE PIECE』『桜蘭高校ホスト部』『GALS!』

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アーティスト（THE RAMPAGE）川村壱馬さんの“カッコいい生きざま”を教えてくれた3冊

『ドラゴンボール』鳥山明（集英社）

「メンバーにおすすめされて、最近読破しました。今まで主人公を好きになることが、あまりなかったけど、この作品は違って。笑える言動をする時もあるけど、圧倒的に強い悟空に心つかまれました。敵対するピッコロが、悟空の息子・悟飯と結ぶ師弟関係も見どころ。人としてのあり方を教えてくれるこの作品を、いろんな世代の方に読んでほしいです」
©バード・スタジオ／集英社

『NARUTO-ナルト-』岸本斉史（集英社）

「初めて読んだ漫画で、人生のバイブル！　大人になって読み返すと、僕の価値観はこの作品の影響を受けている部分がけっこうあるなと。たとえば、27巻で師匠に、“諦めること”をすすめられた主人公が言い放つ『賢いってのがそういうことなら…オレは一生バカでいい…』というセリフ。周りにどう言われようと、自分の信念を貫くというこの考えは僕も大切にしています」

『真月譚月姫』〈作画〉佐々木少年　〈原作〉TYPE-MOON、『真月譚月姫』製作委員会（KADOKAWA）

「表現者である僕にとって、漫画はインスピレーションの宝庫。その中でも『真月譚月姫』はキャラクター、物語の設定、世界観……すべてが完璧で言葉にできない衝撃を受けました。以前、この作品好きであると発信したら、僕が読んでいるのが意外だったようで作品のファンの方に驚かれました。“川村壱馬”のイメージをいい意味で裏切れたような気がしてうれしかったです」
©TYPE-MOON ／「真月譚月姫」制作委員会
©sasakishonen 2004

川村壱馬さんとコミック

「自宅には、約3000冊の漫画を置いた部屋があって、休日はそこにこもりがち。自分の琴線に触れるものであれば、バトル、ホラー、ファンタジー、恋愛系まで、ジャンルレスに手に取るようにしています」（川村さん、以下同）
ニット￥33000／ネオンサイン（ネオンサイン）　パンツ￥59400／08ブック（08サーカス）

川村壱馬さんプロフィール
かわむら・かずま●1997年1月7日生まれ、大阪府出身。ダンスヴォーカルユニットTHE RAMPAGEで、ヴォーカルを務める。近年は、俳優業にも挑戦。2022年は、映画『HiGH&LOW THE WORST X』、『貞子DX』に出演

THE RAMPAGE川村壱馬さんのおすすめ漫画。人生のバイブルは『NARUTO-ナルト-』

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アイドル（モーニング娘。’22）牧野真莉愛さんの”まっすぐな心の美しさ”を教えてくれた3冊

『天使なんかじゃない』矢沢あい（集英社）

「高校の生徒会を舞台に、恋や青春の日々を描いたこの作品は、なんといっても誰からも愛される主人公の翠ちゃんが素敵すぎる！　まっすぐで、友達想いで、チャーミング。トイレにとじこもって泣いてる友達に、ドアをよじ登ってまで伝えた、愛にあふれる言葉はカッコよすぎて。『こんな女の子になたい』と思える、ロールモデルのようなキャラです」
©矢沢あい／集英社

『MAJOR』満田拓也（小学館）

「私の人生の一冊。主人公の吾郎が、父と同じプロ野球選手になるまでの半生が描かれています。1巻では幼稚園児だった吾郎が、立派な選手になるまで一緒に成長してきた感覚が強くて。彼は、私の幼なじみです（笑）。『MAJOR』は、名言のオンパレード。特にジョー・ギブソンのアツい言葉はやる気が出ます。ちなみに、吾郎の息子が主人公の『MAJOR 2nd』もおすすめです」
©満田拓也／小学館

『BUNGO -ブンゴ-』二宮裕次（集英社）

「ちょうど、私がモーニング娘。に加入したくらいの時に連載が始まった作品。主人公は、これと決めたことはとことん熱中するタイプで、とても心がきれい。いい投球をするために練習に打ち込む姿や、仲間にまっすぐ向きあう姿は、アイドルとして活動するうえでの刺激になっています。吉見先輩の引退試合での、主人公と先輩のやりとりは、胸にグッとくるものがあります」

牧野真莉愛さんとコミック

「漫画が置いてある喫茶店に父とよく行っていました。そこでは、少女漫画ばかりを読んでいて、初めて読んだ作品は、『シュガシュガルーン』。好きな漫画は、紙で集める派です！」（牧野さん、以下同）
ブラウス￥30800／ビリティス（ビリティス・ディセッタン）　ニット￥16500／ショールームロイト（エリザベス・ストレイ・ペダーセン）　イヤカフ￥27500／ドゥエドンネ　リング（人さし指）￥16500／アグ　リング（小指）￥13750／GiN

牧野真莉愛さんプロフィール
まきの・まりあ●2001年2月2日生まれ、愛知県出身。2014年に、モーニング娘。に加入。近著に写真集『モーニング娘。牧野真莉愛全集 2018 - 2022』。12月21日にシングル『Swing Swing Paradise ／ Happy birthday to Me!』を発売

モーニング娘。牧野真莉愛さんのおすすめ漫画！野球漫画が人生や仕事の刺激になる

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モデル佐藤栞里さんの“ポジティブのもと”になった3冊

『CRAZY FOR YOU』椎名軽穂（集英社）

「主人公のさっちゃんは、幸せ探しが上手！　雨が降っていてもネガティブにとらえるのではなくて、『新しい傘がさせる』と思える女の子。考え方次第でどんなことも楽しめると学びました。あと、さっちゃんは明るくてひたむき。片想いするユキちゃんがほかの人のことを想っていても諦めない。自分の気持ちに正直な姿には勇気をもらえます」
©椎名軽穂／集英社

『ドラえもん』藤子・F・不二雄（小学館）

「大人になり感じ方が激変！　読むたびに泣いてしまうのが、『のび太の結婚前夜』エピソードです。のび太くんとの結婚を迷うしずかちゃんに対して、彼女のお父さんがかける温かい言葉は、家族との有限な時間を大切にしようと思えます。そして、私も将来結婚するなら、のび太くんのような『人の幸せを願い、人の不幸を悲しめる人』がいいなと。理想の人が見つかりました」

『浦安鉄筋家族』浜岡賢次（秋田書店）

「ラーメン屋さんで出合った『浦安鉄筋家族』は、笑いが止まらなくなる！　春巻先生が高速道路の中央分離帯で遭難する話は、思い出しただけで（笑）。仕事終わりに読めば、緊張がほぐれて深呼吸できるようになるんです。ギャグ漫画の名作なので、お仕事でご一緒することの多い芸人さんは、ほぼ全員が読まれていて。皆さんと打ち解ける助けにもなってくれています」
©浜岡賢次（秋田書店）1993

佐藤栞里さんとコミック

「子どもの頃は、生粋のりぼんっ子で、少女漫画ばかり読んでいました。漫画は、ジャケ買いすることが多くて。物語もいいと、その先生の作品を全部集めていました」（佐藤さん、以下同）
ニット￥10010／アーバンリサーチオンラインストア（アーバンリサーチラボ）　シャツ￥18700・靴￥25300／ルーニィ　パンツ￥10780／ココディール　アームウォーマー￥4480／Katrin TOKYO

佐藤栞里さんプロフィール
さとう・しおり●1990年7月27日生まれ。『MORE』をはじめ、数々の雑誌でモデルとして活躍。また、『有吉の壁』、『1億人の大質問!?笑ってコラえて！』など、多数のテレビのレギュラー番組を持ち、『王様のブランチ』では、MCを務める

佐藤栞里のおすすめ漫画3選！「将来結婚するなら、のび太くんのような人がいいな」

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ミュージシャン・俳優藤原さくらさんの“生き方を振り返る機会“をくれた3冊

『束の間の一花』タダノなつ（講談社）

「コロナ禍に出合った作品で、余命宣告を受けた者同士のラブストーリー。ふたりの姿を見ると、『どう生きるか』を考えさせられます。人生において当たり前のことはひとつもないし、やりたいことをやる勇気が出ます」

『鋼の錬金術師』荒川弘（スクウェア・エニックス）

「いちばん好きな漫画。主人公のエドワード・エルリックが、自分を犠牲にしてまでも誰かを守ろうとする姿勢や生きざまがカッコいい。1巻で最愛の人を亡くし、絶望する人にエドがかけた言葉は、自分を強く持つことを教えてくれます」
©Hiromu Arakawa／SQUARE ENIX

『大丈夫倶楽部』井上まい（レベルファイブ）

「生きているとメンタルが落ちることも。この漫画の主人公は、そこから大丈夫になるための方法を日々考え、実践していて素敵だなと。気持ちを切り替えるために、掃除をしたり、旅に出たり……行動を起こすきっかけをくれます」

藤原さくらさんとコミック

「小学生の時に読み始めて、自分でも描いていました。その漫画愛は、大人になるほどに加速。今、並行して読んでいる作品は数えきれない！　毎晩、寝る前に読むのがルーティンです」（藤原さん、以下同）
ニット￥44000・パンツ￥36300／ジョイスアディッド（グジャン）　その他／スタイリスト私物

藤原さくらさんプロフィール
ふじわら・さくら●1995年12月30日生まれ、福岡県出身。2015年にメジャーデビュー。役者としても活動し、ヒロインを務めるドラマ『束の間の一花』（日本テレビ系ほか）が放送中。11月9日にシングルEP『まばたき』をリリースした

藤原さくらさん、一番好きな漫画は『鋼の錬金術師』「自分を強く持つことを教えてくれる」

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俳優・モデル中川大輔さんの“人間の奥深さ”を教えてくれた３冊

『よつばと！』あずまきよひこ（KADOKAWA）

「休日に海辺できれいな石を見つけるとか、よつばととーちゃんの日常を通して、小さなことに幸せを見出せるようになりました。いつ読んでも癒されるので、枕もとやソファとか、手に取りやすい場所に置いてます」
©KIYOHIKO AZUMA／YOTUBASUTAZIO

『Sunny』松本大洋（小学館）

「児童養護施設で育つ登場人物たちのたくましさに生きる力をもらえます。主人公はどうしようもない悪ガキだけど、その根本には寂しさが。そこを見抜く園長の姿を見て、僕も想像力を持って相手に向きあえる人になりたいと思いました」
©松本大洋／小学館

『東京大学物語』江川達也（小学館）

「純朴な高校生の時に読んで、主人公のクズっぷりや衝撃のラストに、見てはいけない禁断の扉を開けてしまった感覚になりました。この常識を逸脱する漫画の世界を知ったことで、人に対する許容範囲が広がった気がしています」

中川大輔さんとコミック

「人生で最初に触れたエンタメ作品が漫画。中・高時代から自分でも描き始め、大学1年生の時に編集部に持ち込み。『メンズノンノ』では、連載をしていました」（中川さん、以下同）
カーディガン￥35200／スタジオファブワーク（インソニアプロジェクト）　スウェット￥9350／サンマリノ（FDLT）

中川大輔さんプロフィール
なかがわ・だいすけ●1998年1月5日生まれ、東京都出身。2016年にメンズノンノモデルとしてデビュー。俳優としても人気急上昇中で、話題作に多数出演。Amazon Original 連続ドラマ『モアザンワーズ／More Than Words』が配信中

漫画好き、中川大輔さんは編集部に持ち込んだことも！影響を受けた3冊を紹介

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フリーアナウンサー・俳優宇垣美里さんの“人生を生きやすく“してくれた3冊

『カードキャプターさくら』CLAMP（講談社）

「繊細で美しい絵と、古びない物語が魅力の名作。性別、年齢、社会的立場などを超えた、さまざまな愛のあり方が描かれています。この作品のおかげで、多様な視点を持って、世の中を見られるようになりました」
©CLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD.／講談社

『MASTERキートン完全版』浦沢直樹、勝鹿北星、長崎尚志（小学館）

「学生の時に出合い、読み返すたびに響くシーンが変わります。『屋根の下の巴里』というエピソードで、主人公に恩師が、どんな状況下でも学び続けることの大切さを説くシーンは、世界が混乱している今読み返すと、より心に響きます」
©浦沢直樹・勝鹿北星・長崎尚志／小学館

『恋愛的瞬間』吉野朔実（小学館）

「人間関係で悩んでいる人におすすめしたい！　心理学博士がカウンセリングに来た人にかける言葉は金言ばかり。2巻に書かれた友情と恋愛の違いの定義は、環境や立場が変わっても仲がよい友人をずっと大切にしたい、と思えます」

宇垣美里さんとコミック

「学生時代は、妹や友達と漫画を貸しあってあらゆるジャンルの漫画を読んでいました。自分が言葉にできなかった感情を表現したセリフに出合うとメモしています」（宇垣さん、以下同）
ベスト￥29700／UTS PR（ヨンロクサン）　カットソー￥7700／ココディール

宇垣美里さんプロフィール
うがき・みさと●1991年4月16日生まれ、兵庫県出身。TBSを退社後、フリーアナウンサーに。俳優業や執筆活動も行うなど、幅広く活躍。『週刊プレイボーイ』での連載をまとめた、フォトエッセイ『風をたべる2』（集英社）が発売中

宇垣美里さんのお気に入り漫画！『カードキャプターさくら』は人生を生きやすくしてくれた

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お笑い芸人（蛙亭）イワクラさんの“お笑いの理想“を学んだ3冊

『世紀末リーダー伝たけし!』島袋光年（集英社）

「人生で大切なことは、すべて主人公のたけしから学びました。友達のピンチをユーモアを交えて救う姿はカッコいい。元気が欲しい時に読むと力がわくし、いつもたけしのような存在でいようと思い直せます」
©島袋光年／集英社

『アウターゾーン』光原伸（集英社）

「ギャグ漫画ばかり読んでいた私が、ダークファンタジーも読むようになったインパクトのある作品。人間の黒い部分が暴かれていくのですが、今のネタのテイストに大きな影響を与えています。私も人の裏側を面白く表現していきたい」
©光原伸／集英社

『COJI-COJI』さくらももこ（集英社）

「ときどき核心をつく発言をする、コジコジの『生きているだけですごい』というマインドは大切にしています。影響を受けた話は、1巻の『海水浴へ行こう』。悪口を言ってくるタコに対する、コジコジの言動はスマートで見習いたいです」
©さくらももこ

イワクラさんとコミック

「初めて読んだ漫画は、母が買ってくれた『あさりちゃん』。そこからギャグ漫画に魅せられて、お笑い愛がヒートアップ。人生も、笑いも、すべてをココから学びました」（イワクラさん、以下同）

イワクラさんプロフィール
いわくら●1990年4月10日生まれ、宮崎県出身。お笑いコンビ「蛙亭」を、中野周平とともに組んでおり、2021年には『キングオブコント2021』の決勝に進出。公式YouTubeチャンネルは、『蛙亭のケロケロッケンロール』

蛙亭イワクラさんのおすすめ漫画。ネタに大きな影響を与えた『アウターゾーン』

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MOREスタッフおすすめ恋愛漫画4冊

『ワンナイト・モーニング』奥山ケニチ（少年画報社）

エディトリアルデザイナー須永真由さん発
恋愛モードをオンにしてくれる
タマゴサンド、ハニートースト、梅干しおにぎり。一夜を過ごした男女が、朝ごはんをともにする時間を描いた恋愛漫画。「恋愛の楽しい部分が、ギュッと詰まっていてエモい。恋に対して前向きなエネルギーをもらえます。あと、登場するごはんが、どれもおいしそうでお腹がすきます（笑）」

『南瓜とマヨネーズ』魚喃キリコ（東京ニュース通信社）

ライター菊池美里さん発
ダメ男を忘れられずにいるなら
主人公・土田は、恋人・せいいちと同棲中。しかし、昔大好きだったハギオと再会し……。「ハギオばりにひどい男に引っかかり、3年ほど恋愛ができなくなったことが。その時にこの漫画を読んで、元彼を恨むのではなくて、私が次の恋をして少しずつ忘れられたらいいのだと思い直せました」

『ニュートーキョーカモフラージュアワー』松本千秋（少年画報社）

ライター野崎久実子さん発
恋する男女の心理を知る
東京に暮らす男女の人間模様を描いたショートオムニバスコミック。「ヒリヒリしたり、ドキッとしたり、ときにクスッとしたり……。あらゆるシチュエーションにおける、男女の深層心理が描かれていて、共感できる話が多い。『自分ならこういう時、どうしよう？』と考えるきっかけになります」

『子供はわかってあげない』田島列島（講談社）

編集F発
相手との関係にモヤモヤした時に
水泳部のサクタさんと書道部員のもじくんが、屋上で出会う。これをきっかけに、ふたりはサクタさんの父親探しの旅に出る。「恋愛要素以外も盛りだくさん。主人公ふたりのピュアな会話に心が洗われます。好きな人と喧嘩した時や、関係性に悩んだ時に、相手をリスペクトする気持ちを思い出させてくれる」

【おすすめ恋愛漫画4選】恋愛モードをオンにしたい時は『ワンナイト・モーニング』

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MOREスタッフおすすめ仕事漫画4冊

『ご近所物語』矢沢あい（集英社）

スタイリスト石田綾さん発
ときめく気持ちが甦る一冊
ファッションデザイナーを目指す主人公が夢を追いかけながら、同じ高校に通う幼なじみと恋をはぐくむ。「高校の時に読んで夢中に。その後、『服が好き』という一心で、スタイリストになりました。この作品を読むと、あの頃に感じた高揚感が甦ってきて、つらいことがあっても頑張れています」
©矢沢漫画制作所／集英社

『BLUE GIANT』石塚真一（小学館）

スタイリスト辻村真理さん発
限界突破するエネルギーをくれる
中学生の時に観た、ジャズの演奏に心打たれた主人公は、テナーサックスの練習を始める。世界一のジャズプレーヤーを志す少年の熱い成長物語。「主人公が、好きなことをただひたすらまっすぐにやり続ける姿がまぶしいし、羨ましくもある。私も限界を決めず、何ごとも頑張ろうと思えました」

『こちら葛飾区亀有公園前派出所』秋本治（集英社）

スタイリスト高橋美帆さん発
両さんに学ぶ成功の秘訣
派出所に勤める両さんこと両津勘吉が、超絶セレブや、超堅物上司など、個性豊かな登場人物たちと繰り広げるドタバタ人情ギャグ漫画。「まず、40年間も連載を続けた秋本先生のタフさに感服！　そして、両さんの金儲けに何度失敗しても、諦めないチャレンジ精神や行動力には刺激を受けます」

『とんがり帽子のアトリエ』白浜鴎（講談社）

編集W発
踏んばるエネルギーがわく物語
魔法使いに憧れを抱く女の子・ココを軸に、少女たちの成長を描く王道ファンタジー作品。「主人公が、いろいろなバックヤードやハンデを乗り越えて前向きに目の前の仕事に取り組む姿に、幼いココでもこんなにいろいろ工夫しているんだから、自分ももうちょっと頑張ってみよう、と思えます」

仕事のモチベーションを上げてくれる漫画4選！限界突破するエネルギーをくれる『BLUE GIANT』

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MOREスタッフおすすめ結婚漫画4冊

『きのう何食べた？』よしながふみ（講談社）

編集M発
大切な人と一緒に暮らす楽しさ
同棲中の料理上手で倹約家のシロさんと、恋人のケンジ。ふたりの食生活を軸に、日常を優しく描き出す。「好きな人と食卓を囲むことの温かさが伝わってくる。形にこだわらず、誰かと共に暮らすことに興味がわきました。日々の小さな不安も、家に帰って誰かがいれば乗り越えていけそう」

『大邱の夜、ソウルの夜』〈著〉ソン・アラム　〈訳〉吉良佳奈江（ころから）

ライター海渡理恵さん発
“ままならない”現実とつきあう方法
家父長制が残る大邱からの脱出を試みるコンジュと、ソウル育ちでイラストレーターのホンヨン。ふたりの人生行路を描いた物語。「ふたりのままならない結婚生活。でも、それをときに友達同士で語り合うことで続けていく様子に力をもらう。読み終わった後、不思議な充足感に満たされる作品です」

『まんが親』吉田戦車（小学館）

編集F発
親になる不安を和らげてくれる実録
漫画家の吉田戦車と伊藤理佐の子育て奮闘漫画。妊娠から幼稚園生活まで、育児の難しさや、面白さを描く。「結婚後、親になることに漠然とした不安がありました。でも、3人の暮らしを見ていたら、子供がいる生活に期待がふくらんで。子育ての面白さを疑似体験できる漫画です」

『プラネテス』幸村誠（講談社）

ライター道端舞子さん発
人とつながることの意味を考える
宇宙開発が進んだ2070年代。主人公・ハチマキは、宇宙船の所有を夢見ている……。「夢に向かって、孤独に生きるハチマキが、タナベに出会って“愛”を知る過程はグッとくる。“ひとりでも生きていける”と思うことも多い世の中だけど、誰かと一緒に生きることの素晴らしさに気づかせてくれました」

【おすすめ結婚・子育て漫画4選】親になる不安を和らげてくれる実録『まんが親』

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MOREスタッフおすすめ人間関係漫画4冊

『メタモルフォーゼの縁側』鶴谷香央里（KADOKAWA）

編集N発
“好き”が運んでくる新しい出会い
17歳の女子高生と75歳の老婦人。ふたりは、BL漫画を通して交流を深める。「老婦人の『次の単行本が出るまで生きてられるか』という言葉に、趣味は元気があるうちに……と思いました。あと、好きなものがあれば、何歳になっても、人とつながれるし、友達になれるのだなとほっこりしました」
©Kaori Tsurutani

『アルティスト』さもえど太郎（新潮社）

ライター海渡理恵さん発
正反対の人との関係の築き方
レストランで働く気弱な青年が、個性豊かな仲間との交流を通して成長する姿を描く。「自分とは価値観や性格が異なる人に出会った時に、『わかりあえない』とすぐに諦めず、まずエンパシーを働かせてみる大切さを教えてくれた。コミュニケーションが苦手なリュカにフォーカスした回は必読」

『きょうの猫村さん』ほしよりこ（マガジンハウス）

編集I発
他人と比較して落ち込む人へ
猫の家政婦・猫村さんは、ある日、犬神家に奉公することに……。「穏やかに生きるためのヒントがいっぱい隠されています。たとえば、“人には向き不向きがあって、どこかに必ず自分に向いていることがある”という内容のセリフは、“適材適所”が対人関係を円滑にする秘訣だと教えてくれます」

『A子さんの恋人』近藤聡乃（KADOKAWA）

スタイリスト石田綾さん発
自分らしくいることを後押し
主人公は、大学時代の同級生とN.Y.留学で出会った男性から想いを寄せられるが、答えを出せずにいる。「大人になるにつれ、人の言葉の裏を読んでしまい人間関係って難しいと感じることも。そんな時に、“相手に合わせず、自分に合う人を大切にすればいい”というメッセージは胸に刺さった」
©近藤聡乃／KADOKAWA

【人間関係のモヤモヤを晴らす漫画4選】他人と比較して落ち込んだ時は『きょうの猫村さん』

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